山下美夢有
Miyu YAMASHITA | |
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![]() 2022 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ (5月8日 茨城ゴルフ倶楽部 西コース) | |
基本情報 | |
名前 | 山下 美夢有 |
生年月日 | 2001年8月2日(20歳) |
身長 | 150 cm (4 ft 11 in) |
体重 | 52 kg (115 lb) |
国籍 |
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出身地 | 大阪府寝屋川市 |
経歴 | |
プロ転向 | 2019年=JLPGA92期 |
プロ勝利数 | 3 |
優勝数 | |
日本LPGA | 3 |
成績 | |
初優勝 | KKT杯バンテリンレディス(2021年) |
ベストスコア | 64 |
世界ランク最高位 | 49位(2022年6月20日付) |
賞金ランク最高位 | 12位(2020-21年) |
2022年6月14日現在 |
山下 美夢有(やました みゆう、2001年8月2日 - )は、大阪府寝屋川市出身の日本の女子プロゴルファーである。所属は加賀電子。中嶋常幸を師と仰ぐ。
5歳の頃にゴルフを始めた父の練習についていったことがきっかけ。新世紀世代の1人。
アマチュア時代 [編集]
アマチュア時代の主な成績として寝屋川七中3年時の2016年に「日本ジュニア女子12歳~14歳の部」4位。大阪桐蔭高校時は2018年に「全国高等学校ゴルフ選手権大会春季大会」2位、「日本ジュニア女子15歳~17歳の部」6位。また日本女子オープンにも出場し、59位タイだった。2019年、全国高等学校ゴルフ選手権優勝[1]。
2019年のトヨタジュニアゴルフワールドカップでは岩井明愛、梶谷翼とチームを組み団体優勝。
同年11月[注 1]にプロテスト合格。西郷真央、笹生優花とは同期である。翌年1月に日本女子プロゴルフ協会入会 (92期) 。
プロ戦績[編集]
新型コロナウィルスの影響により前年と同一シーズンとなった2020−21年統合シーズンでは、2020年のスタンレーレディスゴルフトーナメントで5位タイと初のトップ10入り。
2021年はヤマハレディースオープン葛城では優勝した稲見萌寧に競り負け、1打差の2位。しかし2週後のKKT杯バンテリンレディスオープンでは最終日に7バーディーという圧巻の内容で2位の小祝さくら、古江彩佳に5打差の14アンダー、大会記録を更新して初優勝を飾る[2]。翌週のフジサンケイレディスクラシックは最終日を単独首位でスタートし、2週連続優勝が期待されたものの、稲見に逆転され2位に終わった[3]。しかし2勝目は遠いままにシーズンを終えた。
2022年シーズンはアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIで2位に入った後、5月の国内メジャー大会初戦となったワールドレディスチャンピオンシップでは初日にコースレコードの64を記録して首位スタートすると、最終日まで一度もその座を譲らず、2位に3打差で逃げ切ってツアー2勝目を初メジャー制覇で飾った[4]。その後、6月の宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメントでは、最終日に4打差をひっくり返す大逆転でのツアー3勝目を挙げた[5]。
プロフィール[編集]
- 出身:大阪府寝屋川市。
- 家族:父・母・弟・妹の5人。
- 師匠:中嶋常幸
- 所属:加賀電子
- スポンサー:YKKGP
- サポート:______________
- 用具:スリクソンGolf
- ウェア:チャンピオン (スポーツ衣料)
- マネジメント:DSE
- 血液型A型。
- 2020年夏に300万円する弾道計測器「トラックマン」を購入。アマチュアゴルファーである弟が練習の際に計測をサポートした[6]。
トーナメント優勝[編集]
ツアー優勝[編集]
JLPGAツアー (3)[編集]
No. | Date | Tournament | スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
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1 | 2021年4月18日 | KKT杯バンテリンレディスオープン | −14(67-69-66=202) | 5打差 | ![]() ![]() |
2 | 2022年5月8日 | ワールドレディスチャンピオンシップ | −12(64-74-67-71=276) | 3打差 | ![]() |
3 | 2022年6月12日 | 宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント | −12(68-71-69-68=276) | 1打差 | ![]() |
JLPGA年間順位[編集]
年度 | 出場試合数 | メルセデス
ランキング |
獲得賞金 | 平均
ストローク数 |
優勝回数 | 備考 |
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2020-21 | 49試合 | 1,792.77pt (12位) | ¥104,563,214 (13位) | 71.2678 (12位) | 1回 | Top10回数16回(7位)
初シード権獲得 |
2022 |
記録 [編集]
- 連続ボギーなし - 2021年5月、前週からほけんの窓口レディースにかけて79ホール連続ボギーなしを記録。これはJLPGAにおいて宮里藍、鈴木愛の77ホールを抜き日本人最長だった。外国勢を含めれば4位。1位は申ジエの81ホール[7][8]。同年7月、若林舞衣子がGMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップで85ホールに更新されたが[9]、すぐに同7月のGMOサマンサレディス2ラウンドの1番から大東建託レディス3ラウンド14番まで「86ホール」連続ノーボギーのツアー記録を再更新した。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 2019年から規定が変更され、最終プロテストをそれまでの7月末から11月上旬に移し、受験年齢も最終プロテスト開催年度4月2日時点で満18歳以上から満17歳以上に引き下げられ、高校3年生の西郷らに受験資格が与えられる事になった。
出典[編集]
- ^ “令和元年度全国高等学校ゴルフ選手権大会”. 日本高等学校・中学校ゴルフ連盟. 2021年11月4日閲覧。
- ^ “大会レコードで圧勝 山下美夢有ツアー初V”. JLPGA. 2021年4月27日閲覧。
- ^ “山下美夢有「流れをつかめなかった」 パットに苦しんだ…2位で2週連続V逃す”. スポーツニッポン. 2021年4月27日閲覧。
- ^ "20歳・山下美夢有がメジャー初制覇 3打差逃げ切りで完全V". ALBA.net. グローバルゴルフメディアグループ株式会社. 8 May 2022. 2022年5月8日閲覧。
- ^ "山下美夢有が4打差逆転V、今季2勝目 4バーディー、ノーボギーで藤田さいきを1打抑える". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 12 June 2022. 2022年6月12日閲覧。
- ^ “19歳山下美夢有、300万円“先行投資”で初V 昨夏購入の弾道計測器「効果が出ている」”. THE ANSWER (2021年4月18日). 2022年6月12日閲覧。
- ^ “山下美夢有の連続ボギーなしは79ホールでストップ「記録を知っていたら…」/国内女子”. サンケイスポーツ. 2021年6月8日閲覧。
- ^ “山下、歴代4位のノーボギー ほけんの窓口女子ゴルフ”. 時事通信. 2021年6月8日閲覧。
- ^ "若林舞衣子20年ぶり6人目「ママさん初V」連続ノーボギー新記録も樹立". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 18 July 2021. 2021年7月18日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- MIYU YAMASHITA - 女子ゴルフロレックス世界ランキング (英語)
- 山下美夢有(日本女子プロゴルフ協会のプロフィール)
- 山下美夢有 – 日本ゴルフ協会
- 山下美夢有 - GDO