山下清海
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山下 清海(やました きよみ,YAMASHITA Kiyomi,1951年 - )は,日本の地理学者。筑波大学名誉教授。日本華僑華人学会元会長。理学博士。専門は人文地理学,エスニック地理学,華僑・華人研究,東南アジア・中国研究。特にフィールドワークによる世界各地のチャイナタウンの研究を手がけている。福岡市出身[1]。
略歴
[編集]- 1970年 福岡県立修猷館高等学校卒業
- 1975年 東京教育大学理学部地学科地理学専攻卒業
- 1978-1980年 南洋大学地理系留学(シンガポール)文部省アジア諸国等派遣留学生
- 1982年 筑波大学大学院博士課程地球科学研究科地理学・水文学専攻修了,(1986年)理学博士
- 1992年 - 1997年 秋田大学教育学部 講師・助教授・教授
- 1997年 - 2004年 東洋大学国際地域学部 教授
- 2004年 - 2017年 筑波大学生命環境系 地球環境科学専攻 教授(旧,大学院生命環境科学研究科地球環境科学専攻)
- 2017年 - 2022年 立正大学地球環境科学部地理学科 教授
- 2017年 - 現在 筑波大学名誉教授
著書
[編集]※新しい順。
単著
[編集]- 『日本人が知らない戦争の話-アジアが語る戦場の記憶』筑摩書房(ちくま新書) 2023年7月
- 『華僑・華人を知るための52章』明石書店(エリア・スタディーズ196) 2023年4月
- 『横浜中華街 ― 世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史―』筑摩書房(筑摩選書224) 2021年
- 『世界のチャイナタウンの形成と変容 ―フィールドワークから華人社会を探究する』明石書店 2019年
- 『新・中華街 - 世界各地で〈華人社会〉は変貌する』 講談社(選書メチエ632) 2016年
- 『池袋チャイナタウン - 都内最大の新華僑街の実像に迫る』 洋泉社 2010年
- 『東南アジア華人社会と中国僑郷 - 華人・チャイナタウンの人文地理学的考察』 古今書院 2002年
- 『チャイナタウン - 世界に広がる華人ネットワーク』 丸善 2000年
- 『米づくりのむら - 低地の農村に生きる人びと』 小峰書店 1997年
- 『シンガポールの華人社会』 大明堂 1988年
- 『東南アジアのチャイナタウン』 古今書院 1987年
共著・編著
[編集]- 『世界と日本の移民エスニック集団とホスト社会――日本社会の多文化化に向けたエスニック・コンフリクト研究』 明石書店 2016年
- 『改革開放後の中国僑郷-在日老華僑・新華僑の出身地の変容-』 明石書店 2014年
- 『現代のエスニック社会を探る - 理論からフィールドへ』 学文社 2011年
- 『エスニック・ワールド - 世界と日本のエスニック社会』 明石書店 2008年
- 『華人社会がわかる本 - 中国から世界へ広がる華人ネットワークの歴史、社会、文化』 明石書店 2005年
- 『華僑・華人事典』 弘文堂 2002年
- 『朝日ジュニアブック 世界の地理』 朝日新聞社 2000年
- 『人文地理学辞典』 朝倉書店 1997年
- 『世界地図を読む - 図説世界地理』 大明堂 1993年
- 『ふるさと日本 カラー版全国市町村大事典 秋田県』 ぎょうせい 1992年
- 『もっと知りたい華僑』 弘文堂1991年
論文
[編集]受賞歴
[編集]- 人文地理学会賞(一般図書部門)2017年
- 日本地理学会賞(著作発信部門)2013年
- 地理空間学会賞(学術賞)2012年
- 日本地理学会賞(優秀賞)2006年
脚注
[編集]- ^ 山下清海 『池袋チャイナタウン - 都内最大の新華僑街の実像に迫る』 洋泉社 2010年