尾道城

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尾道城
尾道駅より見る尾道城
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尾道城(1968年頃)

尾道城(おのみちじょう)は、1964年昭和39年)に博物館として建てられた、広島県尾道市にある千光寺公園の天守閣風の建築物である。

付近には戦国時代末期に築城途中で放棄された杉原氏の千光寺山城があった[1]が関連性はなく、歴史上存在しなかった城である。

概要[編集]

近世天守を模した建築物であり、歴史的な価値は無いが、外観は城であるためにその呼び名がある。

市内には戦国期の城跡はあるが、隣りの福山市福山城天守(戦災で焼失、1966年に復元)の影響を受け、1964年(昭和39年)に尾道商工会が観光事業の一環として外観の一部を弘前城天守に模した施設「全国城の博物館尾道城」として建設した。建築は鉄筋コンクリートの三層三階、望楼型の体裁を取っている。尾道駅の北側の丘陵上に立地し、目立つこともあり尾道市のシンボル的な存在になったが、歴史的な背景が全くないためにむしろ景観を汚すものであるという意見もあり、建築当初から厳しい論争にさらされた。

1992年平成4年)に閉鎖された後は廃墟化している。尾道市ではこの建築物の今後の利用法に関して議論をしているが、結論は出ていない。

2018年(平成30年)2月16日現在、尾道市は所有者から尾道城の土地と建物の寄付を受けた上で解体して眺めを生かした観光施設を整備するなどの方策を検討中である[2]

所在地[編集]

〒722-0031 広島県尾道市三軒家町

周辺[編集]

脚注[編集]

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座標: 北緯34度24分26.5秒 東経133度11分37秒