尾田栄一郎

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尾田 栄一郎
生誕 (1975-01-01) 1975年1月1日(49歳)[1]
日本の旗 熊本県熊本市[1]
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1997年 -
ジャンル 少年漫画
代表作ONE PIECE
受賞 第44回手塚賞準入選
(『WANTED!』)
第104回ホップ☆ステップ賞入選
(『一鬼夜行』)
第41回日本漫画家協会賞大賞[2]
(『ONE PIECE』)
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尾田 栄一郎(おだ えいいちろう、本名同じ[1]1975年1月1日[1] - )は日本漫画家熊本県熊本市出身、九州東海大学中退[1]血液型はA型[1]。妻は元モデルの稲葉ちあき[3]。愛称はオダッチ

1997年より『週刊少年ジャンプ』で連載している『ONE PIECE』の累計発行部数は国内最高の2億8000万部を突破しており、67巻は国内出版史上最高記録となる初版405万部を発行している[4][5][注 1]

来歴

油絵が趣味だった父親の影響で幼い頃から絵を描き始め[6]、4歳の時に漫画家という職業の存在を知り「大人になっても働かなくていいんだ!」と思い漫画家を目指し始める[7]。初めて読んだ漫画は藤子不二雄Ⓐの『怪物くん[8]。小学五年生時には『キャプテン翼』の影響でサッカー部へと入部[9]。このサッカー経験が後に漫画内でチームの楽しさを描くきっかけとなっている[10]

本格的に描き始めたのは中学2年生の頃より[7]。『ONE PIECE』の題材とした海賊を好きになった原点は『小さなバイキングビッケ』であり[11]、中学時代には「ジャンプに海賊の漫画を描こう」と目標を定め[12]、アイディアを貯め始める[13]。高校一年生でサッカー部を辞め、漫画一本に集中することに決める[9]

1992年東海大学付属第二高等学校在学中に月火水木金土(つきひみずきこんどう)のペンネームで投稿した短編「WANTED!」が『週刊少年ジャンプ』の新人賞の手塚賞に準入選する[1]1993年には「一鬼夜行」が10月期第104回ホップ☆ステップ賞にて入選を受賞。

1994年九州東海大学[注 2]工学部建築学科を1年時で中退し、甲斐谷忍[14]徳弘正也[14]和月伸宏[15][10]アシスタントを務める[7]。アシスタント時代に描いた読切の海賊漫画「ROMANCE DAWN」が、後の『ONE PIECE』の原型となる。

1997年に『週刊少年ジャンプ』で海賊達の冒険と活躍を描く「ONE PIECE」の連載を開始。初連載ながら国民的人気作品となり、1999年(平成11年)にはアニメ化される。

2002年アニメ『ONE PIECE』の劇場版第3作『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』の同時上映作品『夢のサッカー王!』に愛称の「オダッチ」役で声優として出演。

2004年11月7日にミュージカル『ONE PIECE』でナミを演じた元モデルの稲葉ちあきと結婚した。

2007年、『週刊少年ジャンプ』2007年4・5合併号に、『ONE PIECE』と鳥山明の『ドラゴンボール』のコラボ作品「CROSS EPOCH」が掲載された。

2009年にはアニメ『ONE PIECE』の劇場版10作目を記念して『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の映画ストーリー・コスチューム&クリーチャーデザイン・製作総指揮を務める。この映画は様々な東映記録を塗り替え、漫画原作のアニメ映画としては歴代最高記録となる興行収入48億円の大ヒットとなり、2010年上半期邦画興行成績ランキング第1位、2010年年間邦画興行成績ランキング第4位、2010年年間映画興行成績ランキング第8位となった[16]。同年、鈴木敏夫のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』に出演した。

2010年、『週刊少年ジャンプ』2010年39号掲載の「ONE PIECE」第597話で物語に大きな区切りがついたことに伴い、連載を40号(9月6日発売)より43号(9月27日発売)まで4週にわたり長期休載、44号(10月4日発売)より連載を再開。甲斐谷忍ツイッターで尾田が実質休んだのは一週間のみで残りは仕事をしていたと語っている。尾田は休暇の間は家族でハワイに旅行に行っていた[17]

2011年、『週刊少年ジャンプ』2011年17号に島袋光年の『トリコ』のアニメ化に伴い、『ONE PIECE』と『トリコ』のコラボコミック「実食! 悪魔の実!!」が掲載された。尾田は島袋に指定されたところに絵を描いただけだが[18]、作中には尾田の考えたモンスター「トラノイヲカルキツネノイヲカルブタ」が登場している。

2012年、「ONE PIECE」初の展覧会『ONE PIECE展』の監修を務めた。テーマ曲にはかねてより親交があった中田ヤスタカ書き下ろしの「パノラミック・エクスペリエンス」が起用された[19]

受賞歴

  • 1992年下期 - 「WANTED!」で第44回手塚賞準入選(「月火水木金土」名義)
  • 1993年 - 「一鬼夜行」で第104回ホップ☆ステップ賞入選
  • 2000年 - 『ONE PIECE』で第4回手塚治虫文化賞最終選考6位
  • 2001年 - 『ONE PIECE』で第5回手塚治虫文化賞最終選考6位
  • 2002年 - 『ONE PIECE』で第6回手塚治虫文化賞最終選考6位
  • 2006年 - 『ONE PIECE』で日本のメディア芸術100選マンガ部門選出
  • 2012年 - 『ONE PIECE』で第41回日本漫画家協会賞大賞受賞[2]

人物

一番好きな『ジャンプ』作品は『キン肉マン』とジャンプ30周年の際のコメントで答えている。『ONE PIECE』内の隠れキャラクターパンダマンは、元々は尾田が『キン肉マン』の超人募集に応募した際に生まれたキャラクターである[20]

最も尊敬する漫画家は鳥山明[20]。「神様」とまで表現しており[21]、仕事机から仰ぎ見る位置に鳥山のサインを飾ってある(このサインを手に入れる為、徳弘正也に頼んで鳥山のところに連れていってもらい、握手している写真も撮った)[20][22]

趣味

趣味は映画鑑賞で、好きなジャンルは任侠映画と西部劇[20]。任侠映画の『次郎長三国志』を偏愛しており、2011年に発売されるDVDボックスのイラストも手掛けている[23]加藤泰山中貞雄の映画も好み、任侠映画全般を愛好している[24]

またMr.Childrenのファンであり、映画主題歌をMr.Childrenとすることを条件として『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』での仕事を引き受けた[25]

執筆姿勢

ONE PIECE関連

  • 『ONE PIECE』は少年のものであるべきと考え、「作中で恋愛を描かない」、「殺人や死亡シーンをなるべく描かない」、「戦いの後には仲間たちとの楽しいが始まる」といった制約を設けて執筆している[26]。また、毎週15歳の頃の自分が楽しめるか確認している[9]
  • 『ONE PIECE』というファンタジーの世界で、どこかにリアリティを求めるとすれば、それは人間の感情だと思っている。そこはしっかり守っていかないと、全部嘘っぱちになると語る[27]
  • 『ONE PIECE』のラストは連載前から決めてある[28]。最終章が一番盛り上がる漫画にする[29]。担当編集者の引継ぎの際には毎回、尾田から担当に直接、ラストまでの大まかなストーリーラインを提示する。2010年7月の時点で物語の半分くらい[30]
  • 今後『ONE PIECE』以外の長編はもう描かないと決めている。理由は、体力的に次の長期連載をやるのは無理だから[26]
  • 『ONE PIECE』は当初5年で完結させる予定だった。新しい島に行けば新しい仲間がいてすぐに仲間になってくれるから、1年半で仲間は全員集まるだろうとゲーム感覚で考えていたからである。ところが、キャラクターたちはゲームではなく、人間だった。麦わら帽子をかぶった手足が伸びる人間が現れて「海賊になろう」と言われても、仲間になってはくれない。相当なエピソードがなければ、仲間になろうとは思えない。そこが大きな誤算だったという[31]
  • 『ONE PIECE』はラストが決まっている以上、早く最後の画に行き着きたいという気持ちがどこかにある。しかし、キャラクターの気持ちは一人一人丁寧に考えて描きたいし、それを捨て駒のように扱いたくもないから、いざ描くとなるとどうしても長くなってしまうと語る[28]
  • 『ONE PIECE』が予想以上の長寿漫画となったことで、新たに、「読者が卒業することなくずっと読み続けて、それぞれ家庭を持ち子供が出来たら親子で一緒に読んで欲しい」という野望ができた[27]
  • 『ONE PIECE』の新しいシリーズを始めるときは、毎回新しく漫画を描くつもりでやっている。一休みして別の漫画を始めても、この漫画で全部やってしまっても、作家としてのやりたいものの消化という意味では同じだと考えている[9]
  • 『ONE PIECE』の主人公とは長い付き合いになると思ったので、尾田の中で一番作りこまずに、自然に描けたキャラクターがルフィとなった。しかし、作りこまなかった分、本当の姿も模索していた。尾田が初めてルフィの本当の姿に気付いたのは、ウソップ編になってから。ウソップがクラハドールを殴った後、第25話でルフィが子供たちと一緒になって「ばーか!!」と言ったとき、「あ、ルフィって子供なんだ」と気付いた。それまでは17歳の冒険好きの少年という設定が頭の中にあり、理屈でゴチャゴチャとキャラクターを考えていたのだが、ルフィは自分の理想の子供を描けばいいんだと気付いてからは、ルフィは勝手に動き、喋り、笑い、怒るようになっていったという[29]

漫画関連

  • 世の中に対してどうこうと言う難しいメッセージは作品に込めない。テーマは、物語をまとめるための道具であって、受け手に何かを考えさせようという意識はない。あくまで娯楽作品として描いている[9][28]
  • 話作りの方法としては、まず、見せ場を思い浮かべて、次に、そこを読者にとってグッとくるものにするために必要なストーリーを考える[32]
  • 話作りは執念だと考え、どんな話をやろうとも面白くなる術があると信じている。キャラクターは勝手に動き出すが、その行動の中で一番面白い行動、違和感のない行動が絶対に存在する。その面白い行動を、誰かと掛け合わせることで、さらに面白くなる。それを執念で見つけ出す[31]
  • 漫画もアニメも、基本的に、ストーリーよりも演出の方が重要だと考えている[32]
  • 感動的なエピソードについて、キャラクターが動き始めたときに、自分で少し手を貸して演出を加えることで、それを一つの感動的な話に仕上げることはあるが、初めから感動話にしようと狙って書いたことは一度もない[9]。感動話はキャラクターの感情の盛り上がりから生まれるもので、作家が感動させることを目的に話しを作ってしまったら、キャラクターを押しつぶしてしまうと語る[33]
  • キャラクターが泣くシーンは、自分自身が泣けないと涙を流させない[27]
  • 「10のことを伝えるため100を描く」[34]、「普通の漫画の3倍のエピソードを盛り込むのが自分のテーマ」[35]と語っている。
  • 普通、話を作って進めるにはメインの人達だけ描けばいい。しかし自分は、それに対して町の人たちがどう思っているのかというような、その画面に収まっている全ての感情を描きたい。カメラである場所を写したときに、一番ものすごいリアクションをとるのが主役で、それに対する反対意見もあるだろうし、同調もある。それらを全部まとめて描いていかないと、そのシチュエーションや時代背景は表現しきれないと語る[32]
  • セリフでの説明は本当はしたくない。絵と動きで表現して分からせたい。しかし、伝わらなければ意味がない。作家的なこだわりを捨てて説明してでも、伝えなければならないシーンは沢山あると語る[27]
  • 担当編集者にはアイディアを出さない様にしてもらっている。理由は人に頼ってしまったり、人のせいにしてしまわないようにするため[36]
  • 見たこともないキャラクターのシルエットが出来た瞬間が一番嬉しい。漫画で一番やりたいのは、ストーリーではなくキャラクターの造形。こんなスタイルの人間は可能かな、と、あれこれデザインしている時間が楽しいと語る[37]
  • キャラクターの性格は描いているうちに分かることもあれば、ノリで出た口癖がそのキャラクターの根幹になることもある。何はともあれ「絵」。面白い顔ができれば、その顔が変なことをしゃべり始める。そうなればしめたものだという[31]
  • 時代は感じさせないようにしている。流行りもののネタは絶対に扱わないし、すたれていくと分かっているものは扱わない。昔から残っている古典的なものや、自分から発信されていくもので構成すれば、古さは出ないと思っている[38]
  • 週刊連載で、毎週何か一つは読者をビックリさせるものを入れようと思っている。読者が次の号を待っている間にこうなるんじゃないかと想像するものよりも凄いものを見せたいと語る[39]
  • 群集シーン、動物、煙、雲、海など、「生きて動く物」は全て自分自身で描いている[40]
  • 回想シーンは過去に描いたものは使わず、全て新規描き下ろしにしている[41]
  • スクリーントーンは貼り始めるときりがなく時間がかかるため、ほとんど使わない[42]
  • 1週間のうち、ネームに3日、作画に3日、残りの1日を単行本作りなど連載以外の作業に使うのが基本のペース[30]
  • カラー原稿には2日かける。何を描くかを決めるのに一番時間がかかり、それに丸一日は費やす。色づけは基本的にコピックで行う。江戸絵を描くときにはホルベインの色鉛筆を使う[35]。WJ表紙イラストだけは編集部から「秋なので運動会をテーマにして欲しい」などの注文があり、その枠の中で描くが、見開きの扉絵やコミックスのカバーなどに関しては自由に描いている[38]
  • 新学期に友達を作るのに役立つなど、人と人とをつなぐことが、自分が漫画を描くことの役割の一つではないかと考えている[28]

評価

  • 井上雄彦は『井上雄彦ぴあ』(2009年)での対談で、「連載の第一話を読んだ時点で『すごい漫画が始まった』『間違いなく大丈夫だと確信した』と思った」「作者が伝えたい意思が満ち溢れている」「『ONE PIECE』のすごいところはルフィの目が点なところ。“面白いものはあれこれ足さなくても面白い!”という意思表現の象徴」と賞賛している。
  • 鳥山明は尾田の画集『COLOR WALK 1』(2001年)での対談で、「『ONE PIECE』を子供に勧められて読んでみたら、どうして皆がワンピースワンピースって騒ぐのかよく分かった」「このまま王道を描き続けてほしい」と語っている。
  • 藤子不二雄Ⓐは『COLOR WALK 2』(2003年)での対談で、「自分の好きなことを描いてそれが読者にウケているという理想的な流れを感じる」と評している。
  • 天野喜孝は『COLOR WALK 3』(2006年)での対談で、「絵の中に視点が入り込んでる」「キャラクターがこちらに飛び出してくる」として賞讃している。
  • やなせたかしは『COLOR WALK 4』(2010年)での対談で、「何よりも自分が楽しんで描いているのがよく分かる」「手塚治虫白土三平浦沢直樹三浦建太郎の作品を読んだときと同様にショックを受けた」と語っている。
  • 松本大洋は『COLOR WALK 5』(2010年)での対談で、「尾田さんの絵はこれぞ漫画!って感じがする」と評している。
  • 稲垣理一郎は「この人は本当にナチュラルボーン少年漫画家」と絶賛している[43]
  • 和月伸宏は「漫画の申し子のような人」と評している[44]
  • 尾田のデビュー前の担当編集だった久島は、初対面の時点で他の新人漫画家とは違う雰囲気と感じ成功を確信、アシスタント修行へ行かせたり、喧嘩のように激しい打ち合わせをしながら読み切りを作成させるなど尾田の地力を養わせた。また、「根性が凄く、読み切りを全てボツにしても一週間後には別のネームを仕上げてきた」「日本人の根底にある浪花節的なものを自分の柱にもっており、それを作品内でしっかり描けている」とも評している[13]
  • 6代目担当編集の服部は「面白い作品を届けるために超人的なパワーを発揮する」と語っている[13]
  • 富野由悠季は「誰にもない自分だけに固有の価値なんてものを持ってるのは、それこそ尾田栄一郎ぐらいだよ」と語っている[45]

作品リスト

漫画作品

タイトル 形式 掲載誌 備考
WANTED! 読切 未掲載(1992年) 1992年下期手塚賞準入選受賞作。
神から未来のプレゼント 読切 月刊少年ジャンプオリジナル』1993年10月号
一鬼夜行 読切 週刊少年ジャンプ増刊』1994年Spring Special 第104回ホップ☆ステップ賞入選作。
MONSTERS 読切 『週刊少年ジャンプ増刊』1994年Autumn Special
ROMANCE DAWN【増刊版】 読切 『週刊少年ジャンプ増刊』1996年Summer Special
ROMANCE DAWN【WJ版】 読切 週刊少年ジャンプ』1996年41号
ONE PIECE 連載 『週刊少年ジャンプ』1997年34号 - 連載中[注 1]
CROSS EPOCH 読切 『週刊少年ジャンプ』2007年4・5合併号 鳥山明との合作。
実食! 悪魔の実!! 読切 『週刊少年ジャンプ』2011年17号 島袋光年との合作。

書籍

いずれも、集英社より発行。

漫画単行本

いずれも、〈ジャンプ・コミックス〉より新書判で発行。

画集

その他

関連人物

漫画家

師匠

甲斐谷忍
『翠山ポリスギャング』の製作に参加[7]
徳弘正也
甲斐谷の元でアシスタントを務めた後[14]、『ジャングルの王者ターちゃん♡』『水のともだちカッパーマン』の製作に参加[7]。尾田は徳弘の元でアシスタントをしていた際、人物の輪郭の描き方や表現手法などを学ばせてもらった。また描き込みは伝わるんだぞと教えられた[46]
和月伸宏
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の製作に参加[15][10][7]。和月、武井と共に、安西信行のサークル発刊の『機動戦士ガンダム』の同人誌『DRILL GUNDAM』にイラスト(ザクII)を寄稿している[47]

アシスタント仲間

武井宏之[15]
和月、武井と共に『機動戦士ガンダム』の同人誌『DRILL GUNDAM』にイラストを寄稿している[47]
しんがぎん[15]
いとうみきお[15]
鈴木信也[15]

アシスタント

その他

島袋光年
同世代の漫画家で、仲のいい友人。デビューが決まった際はお互いに電話で報告し合った[27]

担当編集者

  1. ダッチー(本名不明)(『ONE PIECE』連載前、月刊少年ジャンプ時代)[20]
  2. 久島(『ONE PIECE』連載前、週刊少年ジャンプ時代)[13][20]
  3. 浅田貴典(1997年 - 2001年4月頃)[13]
  4. 土生田高裕(2001年4月頃 - 2005年2月頃)[13][49]
  5. 渡辺(2005年2月頃 - 2006年10月頃)[13][49][50]
  6. 川島直樹(2006年10月頃 - 2007年11月頃)[13][50][51]
  7. 大西恒平(2007年11月頃 - 2008年6月)[13][51][52][53]
  8. 服部ジャン=バティスト哲(2008年6月 - 2010年12月)[13][52][54][53]
  9. 井坂尊(2010年12月 - )[53][54]

声優

アニメ『ONE PIECE』のメイン声優陣とは深い親交があり、「プロのエンターテイナーとの交流はいい刺激になる」と語っている[27]

田中真弓
モンキー・D・ルフィの担当声優。
尾田は読み切りの時からルフィの声優には田中がいいと考えていたがその意向を伝えておらず、オーディションに田中が参加して驚いたという[27]
中井和哉
ロロノア・ゾロの担当声優。
岡村明美
ナミの担当声優。
山口勝平
ウソップの担当声優。
平田広明
サンジの担当声優。
大谷育江
トニートニー・チョッパーの担当声優。
尾田は「客にこび、甘ったれた『マスコットキャラ』という奴らが嫌い」らしく、当初チョッパーの口元を本物のトナカイと同じく隆起させていたが、アニメで小泉昇の描く可愛らしいチョッパーと大谷の「反則もの」の声に感化され、考えを変えてマスコット・チョッパーを徹底的に解禁した[55]
山口由里子
ニコ・ロビンの担当声優。
矢尾一樹
フランキーの担当声優。
フランキー以前に矢尾がジャンゴ役で出演してからの友人関係。フランキーは、アニメの初代プロデューサーから「アニメは長寿番組になるから、声優陣に違う風を吹かせるためにも矢尾一樹が麦わらの一味に入れるようにしてくれ」とオーダーがあり、矢尾をイメージして作られている[56]
チョー
ブルックの担当声優。

脚注

注釈

  1. ^ a b c 2012年11月現在。
  2. ^ 2008年に東海大学に統合。

出典

  1. ^ a b c d e f g まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 978-4-8169-1760-8、89頁
  2. ^ a b 2012年度 第41回日本漫画家協会賞 決定”. 社団法人 日本漫画協会 (2012年5月11日). 2012年5月11日閲覧。
  3. ^ 週刊文春』2010年12月30日・2011年1月6日号
  4. ^ ONE PIECE : 最新68巻は400万部発行 累計2億8000万部以上に”. まんたんウェブ (2012年11月2日). 2012年11月2日閲覧。
  5. ^ ONE PIECE : 初版発行部数405万部で3巻ぶり日本記録更新に”. まんたんウェブ (2012年8月3日). 2012年8月3日閲覧。
  6. ^ ピューと吹く!ジャガー公式ファンブック ふえ科自由研究 ~君とつないだ手のぬくもりは何度かな?~』(2008)うすた京介との対談。
  7. ^ a b c d e f 尾田栄一郎「SBS」『ONE PIECE』4巻 集英社ジャンプ・コミックス〉1998年8月9日第1刷発行、ISBN 4-08-872594-8、150頁
  8. ^ 集英社 『ONEPIECE尾田栄一郎画集COLOR WALK 2』(2003) P102の藤子不二雄Aとの対談より。
  9. ^ a b c d e f SWITCH』(2009)vol.27 No.12 尾田と桜井和寿の対談
  10. ^ a b c 「ROMANCE DAWN 解説」『WANTED! 尾田栄一郎短編集』(1998)202頁
  11. ^ 「バイキング Part3」『ONE PIECE』2巻、4、1998年4月8日第1刷発行、ISBN 4-08-872544-1、134頁
  12. ^ 『WANTED! 尾田栄一郎短編集』(1998)202頁
  13. ^ a b c d e f g h i j 週刊少年ジャンプ2010年41号「ONE PIECE グランドカウントダウン」
  14. ^ a b c 「MONSTERS 解説」『WANTED! 尾田栄一郎短編集』集英社ジャンプ・コミックス〉1998年11月9日初版発行、ISBN 978-4-08-872631-1、156頁
  15. ^ a b c d e f 週刊少年ジャンプ特別編集『全史『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 剣心華伝』集英社、1999年12月22日初版発行、ISBN 978-4-08-782037-9、54頁
  16. ^ 東映アニメーション2011年3月期第1四半期決算
  17. ^ 『ONE PIECE』単行本61巻
  18. ^ 『週刊少年ジャンプ』2011年19号目次の尾田の作者コメント
  19. ^ 中田ヤスタカ、「ONE PIECE展」テーマ曲制作ORIKON、2012年1月23日
  20. ^ a b c d e f 『ONE PIECE BLUE GRAND DATA FILE』(2002)
  21. ^ 集英社 『ONEPIECE尾田栄一郎画集COLOR WALK 1』(2001) P102の鳥山明との対談より。
  22. ^ 徳弘正也『水のともだちカッパーマン』1巻おまけ4コマ漫画
  23. ^ 『ONE PIECE』64巻「『次郎長三国志』のコーナー!!!」、216頁
  24. ^ ラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(2009年12月15日)
  25. ^ ONE PIECE FILM STRONG WORLD』パンフレット(2009)
  26. ^ a b AERA 2009年12月21日号
  27. ^ a b c d e f g 『ONE PIECE 10th Treasures』(2007)
  28. ^ a b c d 『MEN'S NON-NO』2010年1月号
  29. ^ a b 『mangaオモ!』2003年winter001号
  30. ^ a b 『日経エンタテインメント』2010年8月号
  31. ^ a b c 『ONE PIECE ぴあ』(2010)
  32. ^ a b c 『ONE PIECE ANIMATION LOGBOOK』(2002)
  33. ^ 『ONE PIECE FILM STRONG WORLD EIICHIRO ODA ARTBOOK』(2009)
  34. ^ 週刊プレイボーイ』2007年31号
  35. ^ a b 『マンガ脳の鍛えかた』(2010)
  36. ^ 『ONE PIECE』56巻SBS、66頁
  37. ^ 『井上雄彦ぴあ』(2009)
  38. ^ a b 集英社 『ONEPIECE尾田栄一郎画集COLOR WALK 3』(2006)天野喜孝との対談より。
  39. ^ 集英社 『ONEPIECE尾田栄一郎画集COLOR WALK 4』(2010)やなせたかしとの対談より。
  40. ^ 『ONE PIECE』52巻SBS、108頁
  41. ^ 『ONE PIECE』60巻SBS、146頁
  42. ^ 『ONE PIECE』5巻SBS、168頁
  43. ^ 稲垣理一郎公式サイト「米スタジオ」2006年4月24日、26日。
  44. ^ ジャンプスクエア5・6月合併号 和月へのインタビュー
  45. ^ ロングインタビュー 富野由悠季(3)”. web R25 (2012年4月5日). 2012年4月8日閲覧。
  46. ^ 『ONE PIECE BLUE DEEP』(2012)
  47. ^ a b まんだらけ 渋谷店
  48. ^ 『ONE PIECE 10th Treasures』(2007)138頁
  49. ^ a b 週刊少年ジャンプ2005年8号、9号巻末コメント
  50. ^ a b 週刊少年ジャンプ2006年49号巻末コメント
  51. ^ a b 週刊少年ジャンプ2007年49号巻末コメント
  52. ^ a b 週刊少年ジャンプ2008年32号巻末コメント
  53. ^ a b c 日刊スポーツ新聞社 (2012年11月22日). “編集者対談”. 週刊ONE PIECE新聞 
  54. ^ a b 週刊少年ジャンプ2011年3・4号巻末コメント
  55. ^ 「ワンパラ」vol.3
  56. ^ コスコスプレプレ」矢尾一樹出演時の発言より