少女隊

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少女隊
出身地 日本の旗 日本
ジャンル アイドル歌謡曲
活動期間 1984年 - 1989年、1999年
レーベル 日本フォノグラム
東芝EMI
事務所 ボンド企画
共同作業者 都倉俊一秋元康
メンバー ミホ
レイコ
トモ
旧メンバー チーコ

少女隊(しょうじょたい・Shohjo-tai)は、日本の女性アイドルグループ

来歴[編集]

1983年オーディションでミホ、レイコ、チーコの3人が選ばれ、結成された。翌年の1984年8月28日シングルFOREVER〜ギンガムチェックstory〜』、アルバム『少女隊Phoon』、12インチシングル『ESCAPE』、ビデオ『少女隊Phoon』を同時にリリースしてデビューする。キャッチコピーは「胸騒ぎ、ザワ、ザワ、ザワ」。

デビュー1周年の1985年8月、メンバーの一人であるチーコが椎間板ヘルニアにより脱退し、新メンバー・トモが加入した。

デビューアルバム『少女隊Phoon』は山口百恵ピンク・レディを手がけた都倉俊一プロデュースを担当、アメリカの一流ミュージシャンが参加してロサンゼルスのスタジオでレコーディングしたもので、オール・アメリカロケのビデオ、写真集を同時に発売するなど、既存のアイドルとは一線を画した企画だった。しかし、テレビに露出しないという戦略が時期尚早だったのか、ブレイクまでには至らなかった。少女隊が「一心同体、少女隊」というセリフで出演し、デビュー前に放映される予定だった江崎グリコCMが、グリコ・森永事件の影響で延期になるなどの不運もあった[1]。その後もチーコの脱退に加え、レイコも負傷し、出演予定だったテレビ番組が3本もキャンセルになるなど、デビュー後の1年間は徹底した不幸に見舞われていた[1][2]

1985年から秋元康と手を組んでプロモーションの方向を大幅に変更。3枚目のシングル『素直になってダーリン』で『ザ・トップテン』に初ランクイン、TBSドラマ夏・体験物語』の挿入曲「Bye-Byeガール」で『ザ・ベストテン』にランクインするなど徐々に人気が上昇。1986年には国立代々木競技場第一体育館大阪城ホールを含むツアーを開催。同年の写真集『少女隊の逆襲』は、「アーティスト路線で売れないなら開き直ろう」といった精神でリリースされたもので、デビュー当初は話題が先行するだけでヒットに至らなかったことを周囲に指摘されて悔しかったことなど、本人たちの本音が綴られている[1][2]

当時としては異例のアジア向けのマーケティングをデビュー初期から展開し、後期には日本よりアジア各国での人気が高かった。1985年に香港の映画にも出演、1986年と1987年には東南アジアツアーを成功させるなど、香港、タイシンガポールマレーシアなどのアジア各国で人気を誇った。1988年にはソウルオリンピックイメージソングKorea」を歌い、韓国でも大ブレイク。1988年8月18日には日本語の曲が禁止されていた韓国で、戦後初めて放送で日本語で歌った。

その影響を受けて韓国でも「セトレ」という3人組の女性アイドルグループがデビューし、台湾でも同じ少女隊というビビアン・スーが在籍していた女性アイドルグループがデビューした。

1989年に解散。メンバーはそれぞれソロで活動していくことになった。4人共女優声優等で活動したが、ミホとトモは引退している。

所属事務所は、岡田奈々大場久美子松本伊代本田美奈子新田恵利福永恵規高岡早紀らが所属する、女性アイドル中心の芸能プロダクションのボンド企画だったが、同社は少女隊への多額投資も一因となり後に倒産した。

1999年にレイコ、チーコ、トモの3人で1999少女隊として再結成し、デビュー曲「Forever」をセルフカバーした。当初はミホも参加して4人で歌うことが企画されたが、妊娠していたため不参加となったという。

2016年8月24日今まで未CD化だった全音源をCD化したベスト盤『少女隊 Complete Singles Forever 1984-1999』を発売。約25年振りに、オリコン週間チャート75位に初登場。トップ100位入りした。

2016年11月18日に渋谷duoで行われたSUEMITSU & THE SUEMITHのライブにゲストとして少女隊オリジナルメンバー4人が勢揃いし、「Forever」と「Shooting Star We Are(SUEMITSU & THE SUEMITHのアルバム『Bagatelles』にfeat.少女隊として収録された新曲)」を披露した。

メンバー[編集]

ミホ
藍田美豊。 (1969-08-31) 1969年8月31日神奈川県逗子市出身、血液型はA型。
解散後は愛田実歩→愛田美歩→藍田美豊と芸名を変更。現在は結婚しており、3人の子供がいる。モデルの入夏は実娘。
レイコ
安原麗子 (1969-10-18) 1969年10月18日。神奈川県横浜市出身、血液型はA型。
チーコ
市川三恵子。 (1969-12-08) 1969年12月8日東京都立川市出身、血液型はA型。
椎間板ヘルニアを患い芸能活動が困難に陥ったことと治療に専念するため、活動途中でユニットを脱けて引退した。後に結婚し、夫婦で理容室を営む[3]。2015年5月3日放送の「明石家さんまの転職DE天職」で紹介され、45歳でテレビに出演した。
トモ
引田智子 (1972-11-03) 1972年11月3日。途中から加入。初代引田天功の娘。

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

# リリース日 レーベル 品番 タイトル 備考
01 1984年8月28日 日本フォノグラム 7PL-164 シングル、12インチシングル、アルバム(LP・CD)、ビデオを同時リリース
02 1985年1月10日 7PL-182
03 1985年4月3日 7PL-194 カゴメ炭酸飲料『[úfufu] (ウフフ]』CMソング(当人出演)
04 1985年6月21日 7PL-198
05 1985年8月21日 7PL-202 ドラマ『夏・体験物語』挿入歌。チーコが参加した最後の曲。
06 1985年11月27日 7PL-212 この曲からトモが参加
07 1986年3月5日 7PL-220
08 1986年10月1日 7DB-0002
09 1986年12月21日 7DB-0003
10 1987年4月27日 7DB-0004
11 1987年10月26日 東芝EMI RT07-****
12 1988年3月25日 RT07-2077 アニメ『ドミニオン』主題歌。
13 1988年5月11日 RT07-2085 元ジンギスカンのレスリー・マンドキとニュートン・ファミリーのエヴァ・サンが歌った楽曲をカバー。
14 1989年2月1日 RT07-2306  
15 1999年4月21日 ビクター
エンタテインメント
1999少女隊名義での再結成シングル。
テレビアニメ『十兵衛ちゃん』主題歌。同作品にはレイコが声で出演

12インチシングル[編集]

# タイトル リリース日 レーベル 品番
1 1984年8月28日 日本フォノグラム
2 1985年12月21日
3 1987年12月5日

アルバム[編集]

# タイトル リリース日 レーベル 品番 備考
01 1984年8月28日 日本フォノグラム デビューシングルと同時発売。LPレコード盤には10曲、CD盤には12曲が収録されている。
02 1985年4月21日 20PL-48 6曲入りミニアルバム。LPレコード盤のみの発売。
03 1985年7月31日 6曲入りミニアルバム。LPレコード盤のみの発売。
04 1985年8月10日 『少女隊フラミンゴIsland』と『少女隊アドベンチャーIsland』を1枚に収めたCD。シングルからの収録曲は、リミックス版からシングルバージョンに差し替えられている。
05 LP 1986年2月25日
CD 1986年3月5日
06 LP 1986年8月28日
CD 1986年10月25日
LPレコード盤は6曲入り、CD盤は9曲入りとなっているミニアルバム。そのためCDは他のCDアルバムと同じ価格でありミニアルバムにはならない。
07 1986年12月25日 BROADWAY 全曲洋楽カヴァーのアルバム。
08 1987年5月25日 28MB-0007 ドラマ『胸キュン刑事(デカ)』の主題歌と挿入歌を収録
09 1987年12月5日 東芝EMI
10 1989年3月1日

ライブアルバム[編集]

1986年3月30日の大阪城ホールと4月3日の国立代々木第一体育館で行われたコンサートの模様を収録。
LPレコード、CD、レーザーディスクで発売された。

ベストアルバム[編集]

  • 少女隊ごっこ シングルヒット&カラオケ集(1986年1月25日 日本フォノグラム)

  フォノグラム発売のシングル6曲とそのカラオケが収録されている。カセットデッキのみのカラオケ機器で使うことを考慮して
  ミュージックカセットテープのみのリリース。 ブロードウェイのマークを冠している。

  • ABCD・・ All Single Collection ・(1986年3月31日 日本フォノグラム)

  ジャケット写真はシングルの「もっとチャールストン」からの引用のため3人だが
  歌詞カードの中には実際には4人一緒に活動してはいないがメンバー全員の写真が並んでいる。

  • SHOHJO-TAI THE BEST (1986年12月5日 日本フォノグラム)
  • DO OUR BEST! (1989年6月9日 東芝EMI)
  • TWIN BEST (1997年3月19日 東芝EMI)
  • ゴールデン☆ベスト(2004年11月17日 東芝EMI)
  • GOLDEN☆BEST 少女隊 フォノグラム・シングル・コレクション(2006年3月1日 ユニバーサルミュージックジャパン

  タイトルどおりレッドバスエンタープライズ(当時の販売元は日本フォノグラム)発売のシングル曲などが収録されている。
  ブロードウェイ(当時の販売元はポリドール)発売のシングル4曲は現在では同じユニバーサル系であっても権利の問題もあり収録されていない。

  “少女隊ファン”を公言する“末光 篤” 氏(SUEMITSU & THE SUEMITH)が企画・監修。 ファン待望の「バランスシート」など13曲が初CD化。
  ブックレットには新旧メンバー4人が初めて顔を揃え、全シングルについて語る座談会の模様が掲載されている。

タイアップ[編集]

曲名 収録 タイアップ
FOREVER〜ギンガムチェックstory〜 01stシングル 江崎グリコプリッツ」CMソング
お元気ですか?マイフレンド 02ndシングル 映画『クララ白書・少女隊PHOON』主題歌
素直になってダーリン 03rdシングル カゴメ「ufufu」CMソング
渚のダンスパーティー 04thシングル カゴメ「ufufu」CMソング
Bye-Bye ガール 05thシングル TBS系ドラマ『夏・体験物語』挿入歌
ナポレオンのくしゃみ 10thシングル テレビ朝日系ドラマ『胸キュン刑事(デカ)』主題歌
チェリームーンで踊らせて 12thシングル OVAドミニオン』オープニングテーマ
星のオルゴール 12thシングル OVA『ドミニオン』エンディングテーマ
Korea 13thシングル フジテレビ『SEOUL SOUL』エンディングテーマ
BE A POP! 14thシングル 平安閣グループ『ハニーハネムーン』CMソング
Forever(1999少女隊名義) 15thシングル テレビ東京系アニメ『十兵衛ちゃん』主題歌

ビデオ[編集]

  • 少女隊共和国 パラダイス
  • 少女隊PHOON (1984年8月28日、日本フォノグラム
  • 少女隊アドベンチャー(1985年7月26日、日本フォノグラム)
  • Are You Ready !? (1986年6月25日、日本フォノグラム) - レーザーディスクでの発売。
  • 美・少女隊伝説(1987年10月26日、東芝EMI)

写真集[編集]

  • ESCAPE 少女隊USA漂流記1984(1984年10月 学研)
  • 少女隊夏景色(1985年7月 ワニブックス)
  • あなたにloving you...(1985年12月 近代映画社)
  • 少女隊の逆襲(1986年5月 学研)

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

バラエティ[編集]

CM[編集]

ラジオ[編集]

  • 進め少女隊

関連項目[編集]

  • セイントフォー
    同時期に同じくプロモーションに多額の費用をかけてデビューしたアイドルグループ。
  • オレたちひょうきん族
    「ひょうきんベストテン」のコーナーにて、出演回数は最多。
  • SUEMITSU & THE SUEMITH
    幼少期に少女隊の楽曲に聴き入っており、少女隊のファンだったことを公言している。シングル「Sunday'z Sun e.p.」では「Forever」をカバーしている。
  • 福山雅治
    当初は少女隊のバックバンドのギタリストを目指し上京した。特にメンバーの藍田美豊の大ファンで、自身のレギュラーラジオ、出演TVなどでよくコメントしている。[4]
  • いいとも少女隊
  • ばってん少女隊

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 吉田豪『元アイドル!』新潮社新潮文庫〉、2008年、66頁。ISBN 978-4-10-134871-1
  2. ^ a b 少女隊『少女隊の逆襲』安威誠編、学研BOMB!特別編集〉、1986年、160-162頁。
  3. ^ “元「少女隊」チーコ 27年ぶりにテレビ出演「手がブルブル震えて」”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2013年9月11日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/09/11/kiji/K20130911006598820.html 2014年11月15日閲覧。 
  4. ^ “福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル魂のラジオ”. ニッポン放送. http://www.allnightnippon.com/fukuyama/blog/index.php?YMD=2011-07-12 

外部リンク[編集]