少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ

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少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ』(しょうじょせいふ ベルガモット・ドミニオンズ)は、高田慎一郎による日本漫画。無料ウェブコミック誌COMIC メテオ』(アプリックス)にて2012年11月28日から2014年8月6日まで連載。単行本は全4巻。

2015年5月23日からは、作者のブログにて小説として続きが掲載されている(出版社が関わっていない個人的活動)。

あらすじ[編集]

日本に住む島津ななこは、ある日突然妖精たちによってベルガモットに拉致され、独裁者への就任を要請される。ななこはそこで、妖精たちがかつて住んでいた妖精の島アヴァロンのカビ臭い生活やしきたりに我慢できなくなって島を飛び出しベルガモットに移り住んだこと、見よう見まねで人間の暮らしを始めたはいいがうまくいかず直接人間に統治してもらおうとしていることを聞かされる。当初は帰りたがっていたななこだったが、ベルガモットに侵攻してきたアヴァロンの軍隊を撃退したことで、妖精たちから喝采を浴び、支持を得る。この出来事をきっかけとしてベルガモットを発展させるべく統治することを決意したななこは、やがて独裁者(プレジデンテ)に就任し、10人の閣僚と共にアヴァロン軍侵攻の撃退とベルガモットの発展に尽力していく。

登場人物[編集]

島津 ななこ(しまづ ななこ)
大統領。15歳。日本出身。
自然を愛する心と責任感・敬老精神を持ち合わせていると妖精たちにみなされたため、ベルガモットに拉致され、ベルガモットを発展させるべく独裁者(プレジデンテ)への就任を要請された。
活発な性格で、時に悩みながらも少女政府をまとめ上げていく。
ソフィア・ウォレス
官房長官。15歳。スコットランド出身。青い目にふわふわの髪が特徴。
ベルガモットに拉致されたななこが、初めて出会った人間。出会って以来、ななこに対してある隠しごとをしている。
メルセデス・ウェーゲナー
法務大臣国家公安委員長。19歳。ドイツ出身。ツリ目が特徴。年長でしっかりしているという理由で選ばれた。
ドイツ人らしく規律に厳格で、プレジデンテななこの決定を絶対とし、反対意見を許さない。
ターニャ・ヤナーチェク
財務大臣経済産業大臣。16歳。チェコ出身。眼鏡に巻き髪のツインテールが特徴。チェコ人が経済が強そうという理由で選ばれた。
全閣僚の中で一番忙しく、ベルガモットの財政を管理するべく深夜まで職務を遂行している。
プリシラ・マッカーシー
外務大臣宣伝大臣大統領報道官。17歳。アメリカ出身。ロングのブロンドが特徴。アメリカが建国以来のごり押し外交をしているため選ばれた。
職務に対してやる気はあるが、肝心の仕事がサトウキビ収穫の手伝い以外になく、やや物足りなさを感じている。落ち込んでからの立ち直りが早い。
郭台鈴(かくたいりん)
農林水産大臣。12歳。台湾出身。おさげのツインテールが特徴。台湾料理がおいしいため選ばれた。
閣僚中最年少で、お菓子が大好き。温泉で足をばたつかせるなど活発な性格の一方で、早期の帰国を願っており、寂しさを紛らわすためサトウキビをかじったり家族を思い出して涙ぐんだりするなど、言動に幼さが残る。
目黒 圭夏(めぐろ けいか)
防衛大臣。20歳。日本出身。ロングの黒髪が特徴で、道着を身に着けている。剣道に秀でているため選ばれた。
実は拉致されてきたわけではなく、進んでベルガモットにやってきた。
アレット・デュマ
文部科学大臣。18歳。フランス出身。ツインテールが特徴。フランスが教育先進国のため選ばれた。
時折偉人の名言を口にする。
クリスティナ・フサベル
厚生労働大臣。15歳。スウェーデン出身。ロングのブロンドで、前髪に髪飾りを付けているのが特徴。北欧が福祉がしっかりしてそうという理由で選ばれた。
ソフィアの隠し事にいち早く気づき、ななこに告白するよう叱咤する。
マリア・ユーリエヴナセミョーノヴァ
国土交通大臣。14歳。ロシア出身。おさげのポニーテールが特徴。ロシアの国土が広いという理由で選ばれた。
閣僚たちの中では大人し目の性格だが、メインストリートの形状に関して閣僚たちがもめていた際に1人で深夜に黙々と設計図を描き、結果環状線になった。アヴァロンの軍勢との戦いで、大怪我を負う。
ジーナ・ガリバルディ
警察庁長官。16歳。イタリア出身。メルセデス1人では治安に不安があるため選ばれた。
悪人を捕まえるも、警察署が無く逮捕できなかったため、ターニャに予算を要請した。

キーワード[編集]

ベルガモット
アヴァロンを飛び出してきた妖精たちによって作られた島国。国名の由来は、アヴァロンにあてつけて黄金のリンゴの名を冠しているため。国全体に見えない壁が張り巡らされており、ななこ達が出られないようになっている。拉致された時に食した物によって呪いがかけられているためで、国が発展すれば呪いが解けて、ななこ達はそれぞれの国に帰れるという。ちなみにドミニオンズは、「天使たち」の意。
アヴァロン
妖精王オベロンが統治する、妖精の島。アヴァロンを飛び出した妖精によって建国されたベルガモットの発展を妨害するべく、巨像を中心とした様々な軍勢をベルガモットに送り込んでくる。
少女政府
大統領と10人の官僚によって構成されている。当初は大統領ななこと官房長官ソフィアだけだったが、ななこが仕事を分けるために公民の教科書を参考に省庁とそれらを統括する大臣の話を妖精にしたため、妖精によって新たに9人の少女が世界各国から拉致され、各大臣ポストに充てられることになった。ちなみに少女ばかりだったのは、爺を集めるよりも華やかだったためである。
プリズムガン
妖精が発明した、魔力のこもった「妖精の粉」を結晶にした弾丸のこと。これを人間に打ち込むと妖精の力を手に入れられ超人的な力を発揮するが、実験段階のため副作用の危険も大きい。だが、拉致されてから初めてのアヴァロンとの戦いで、ななことウォレスが使用し軍勢を撃退したことから、以後アヴァロンの侵攻のたびに大統領含め閣僚たちは、プリズムガンを使用し戦いを挑むことになる。

書誌情報[編集]

外部リンク[編集]