少女愛運動

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少女愛運動(しょうじょあいうんどう、girllove movement/childlove movement)は、少女愛を何らかの意味で肯定的にとらえようとする活動の総称。

少女愛という言葉自体、社会的にネガティヴな印象の「児童性愛」(あるいは「ロリコン」)に対し、美的でロマンティックな言葉による言いかえ、イメージの置換にあたる。これらは少年愛解放運動とあわせて、米国においてはチャイルドラブ・ムーブメントと言われる。

運動の目標はさまざまだが、共通のものとしては、少女愛の存在を社会に肯定的に受容させ、少女愛を性的虐待犯罪に密接にリンクさせる社会的偏見を除去することなど。

さらに運動によっては、性交合意年齢の引き下げ、児童の性的自己決定権の尊重による世代間恋愛の自由化、児童ポルノなどの表現規制緩和、少女愛のペドフィリア的・精神医学的病理概念からの解放などを主張する。

少女愛という言葉を使うのは新しく、歴史的にみると児童性愛としての括りになる。具体的な活動組織は、まずオランダにおいて1970年代に発祥、70年代後半に英米にもいくつか存在するようになったものの、積極的な主張や実践を行う団体はメディアや世論の反対圧力でほとんど解体している。欧米のゲイ運動のメンバーが主力になった少年愛運動(例:NAMBLA)の一時の盛り上がりに比較すると、小さな規模にとどまっている。

1977年に英国で「児童性愛情報交換センター」Paedophile Information Exchange が設立されたが1985年に解体。1985年設立の「デンマーク児童性愛者協会」Danish Pedophile Association は、2004年に解体。1982年オランダにできたMARTIJNと言う団体は2006年現在も活動しているが、他は研究主体の団体があるだけである。これらはすべて男性中心の団体であったが、女性だけの少女愛団体も存在する。女性少女愛運動国際女性少女愛協会(IFgLC)の項目を参照。

2006年5月には、オランダで新党「慈善・自由・多様党」が結成された。性交同意年齢、買春年齢、ポルノ出演年齢を12歳までに引き下げることを公約としている。

現在ではこれら特定の団体を意味するよりも、そういう志向を持った個人やグループの主張を漠然とさすことが多い。 ダブルハートのロゴ画像は、リンゼイ・アシュフォードという個人活動家が作成しネットで広めたもので、現代少女愛運動のシンボルとなっている。カラーバリエーションとして、「青-青」「ピンク-ピンク」「青-ピンク」が存在する。

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