ドールズフロントライン

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ドールズフロントライン
少女前线 / Girls' Frontline
ジャンル ストラテジーゲーム
対応機種 iOS/Android
開発元 サンボーン中国語版
発売元 (中国大陸)数字天空
(台港澳)天下網遊
(韓国)X.D.Global
(英語圏)Sunborn Games
(日本)サンボーンジャパン
発売日 (中国大陸)2016年5月20日
(台港澳)2017年1月18日
(韓国)2017年6月30日
(英語圏)2018年5月8日
(日本)2018年8月1日[1]
対象年齢 App Store: 12+
Google Play: 12歳以上
その他 日本版はリリース前の2018年7月に「少女前線」から改題。
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ドールズフロントライン
各種表記
繁体字 少女前線
簡体字 少女前线
拼音 shǎonǚqiánxiàn
発音: シャオニュチィェンシェン
英文 Girls' Frontline
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ドールズフロントライン』(Dolls' Frontline)は、中華人民共和国のサンボーン(上海散爆网络科技有限公司)が開発しているスマートフォン用のゲームアプリ。日本版はサンボーンジャパンの運営により、2018年8月1日にリリースされた[1]

原題は『少女前線』(しょうじょぜんせん、簡体字: 少女前线英語Girls' Frontline)だが、後述のように日本版はリリース直前に改題された[2]

概要[編集]

散爆網絡が同人サークル時代の2011年に発表した同人誌『軍武機械娘』が原型で、同じく2013年に発表したゲーム『パン屋の少女』(簡体字:面包房少女、英語:CODE NAME:BAKERY GIRL)と世界観を共有している[3]第一次世界大戦から現代までの銃器萌え擬人化をテーマにしている。中国大陸(以下、特に断りのない限り「中国」とする)では、Android版が2016年5月20日にリリースされた[4]

中国の簡体字版以外では、これまでに繁体字台湾香港マカオ)版、韓国版、英語版がリリースされている。

日本版[編集]

日本ではリリース開始準備としてTwitterの公式アカウントが開設され、日本語版の開発状況を報告していた。

2015年9月、Wave-Gamesは『少女前線』の中国・日本での配信権を獲得し、中国では2016年3月に、日本では2016年夏以降の配信を計画していた[3]

2016年3月、本作の日本向け公式Twitterは、中国向けのAndroid版の公開テストを5月20日に実施することを明らかにしたと同時に、当初の運営会社とのコラボレーションを取り消すと明らかにした[3]

Wave-Gamesの金傑はインサイドの取材に対し、2016年10月26日に中国で実施した第二回βテストおよび2017年1月25日の第三回βテストで再びサーバがダウンしたことが原因で旧運営側と開発側で対立が続き、一時は和解に持ち込めたものの、2017年4月に入って開発側がWave-Gamesからの連絡を拒絶したことを明らかにした[3]

その後、サンボーンの日本法人として新規に設立されたサンボーンジャパンが日本版を運営することが発表され[5]、2018年6月29日から事前登録の受付を開始した[6]。2018年7月17日、サンボーンジャパンは原題『少女前線』の商標が第三者によって2016年に登録されており、調停により一旦は権利譲渡を受けることで合意したもののその取り決めが反故にされたとして、日本版のタイトルを『ドールズフロントライン』(Dolls' Frontline)へ変更することを発表した[2]

あらすじ[編集]

2045年4月15日に勃発した第三次世界大戦の終結後、各国政府の統治能力は低下し民間軍事企業(PMC)が安全保障を担うようになっていた。プレーヤーは民間軍事企業『グリフィン』の戦術指揮官の一人として戦闘用に開発されたガイノイドの一種である“戦術人形”を率いて平和の維持に奔走する。

用語集[編集]

自律人形
人間に似た自律機能のあるロボットの総称。
戦術人形
戦闘に特化した自律人形の一種。第三次世界大戦による人口減や環境汚染により自律人形が軍事転用されたもの。初期の戦術人形は自律人形に銃を持たせただけの代物だった。二世代型は「烙印システム」と「ダミーネットワーク・システム」を搭載し、能率性の向上とデータリンクによる集団行動が可能になった。
傀儡人形(ダミー人形)
ダミーネットワーク・システムを搭載した二世代型の戦術人形は拡張することで「主機(ホスト)」として複数のダミー人形を持つことができるようになった。ダミー人形の戦闘能力はホストと同等だが、演算能力は劣っており、主機の命令を受けてそれを実行する程度の性能しか備わっていない。
齊納協議
広域通信プロトコル。特徴としてはホストコンピュータや通信衛星の補助を必要としない。これを用いることで一定地域内で直接通信網を形成したり、情報の送受信が可能となる。
蝕刻理論(エッチング理論)
物質にある特殊なエッチング処理を施すと物質同士が「場」によって特殊な繋がりを持つことができるという理論。この理論を発展させて烙印系統(烙印システム)が開発された。
烙印系統(烙印システム)
正式名称は「Advance Statistic Session Tool(ASST)」。IOP製造会社が蝕刻理論を戦術人形に応用して開発された。戦術人形と銃火器などの武器をエッチングして繋げることにより人間や従来の戦術人形を遥かに超える戦闘力が付与された。戦術人形は出荷時に烙印システムを通して、特定の武器(銃など)とペアになって独立した特殊な関係を構築する。このシステムの最も顕著な特徴は、ペアとなるそれぞれの武器の特色によって戦術人形の素体が自動で決定される点にある。その武器に関する文献及びカタログデータの数値を元に、戦術人形はその武器に最適と思われる造形や性格が決定づけられる。
グリフィン&クルーガー
2053年に設立された民間軍事会社。単にグリフィンとも。当初は人間の傭兵が主力だったが現在は戦術人形が主力。
戦術指揮官
グリフィンが雇う人間の指揮官。主たる業務は戦術人形の管理、指揮。
IOP製造会社
第三次世界大戦中に成立した工業メーカーで戦術人形や民生用の自律人形の製造などを手広く手掛ける。グリフィンの戦術人形は主にこのIOPから提供されている。
鉄血工造とは自動人形の開発で共同研究や委託生産をする良好な関係を築いていたが、大戦中に戦術人形開発で失敗し鉄血の戦術人形にシェアを奪われてから関係は断絶している。
グリフィンとIOPはグリフィンが人形を過剰発注したり、現場で使用可能な人形を回収した際にそれをIOPに返品できる契約を交わしている。
鉄血工造
正式名称は鉄血工業製造会社。東欧を拠点とする老舗の軍事工業メーカー。戦術人形に関しても軍事運用に求められる頑強さと整備性を重視した設計を採用し、軍のシェアをIOPと二分するに至った。
第三次世界大戦終了後に人工知能を搭載した全く新しい戦術人形の開発を進めていたが、蝶事件(後述)により統括管理用人工知能が暴走。制御を奪われた戦術人形と自動兵器により従業員の殆どが虐殺され壊滅した。
崩壊・逆崩壊技術
1905年に未知の古代文明遺跡で発見された技術。
物質の分解、再構築、エネルギー変換等を行える夢の様な技術だが、触媒となる崩壊液(後述)は重大な事故を引き起こす危険を孕んでいる。
時間軸的に本作の続編となる『パン屋の少女』では、制御の鍵となる古代文明種族の遺伝子が物語の中心となる。
崩壊液
崩壊・逆崩壊技術の触媒となる放射性物質。
接触した物質を分子結合レベルで分解する特性を有し、ELIDの病原となる。
ELID(広域性低放射感染症)
低濃度の崩壊液に被爆する事で発症する疾病。
高濃度被爆では即死或いは崩壊現象で消滅するが、低濃度被爆では制御不能の逆崩壊現象により肉体が異形化し、凶暴なミュータントと化す。
大戦後の疲弊した軍は重要な人口密集地域や産業地域をミュータントから防衛する為地方防衛をPMCに委託し、PMCの勢力拡大に繋がった。
ベイラン島事件(北蘭島事件)
中国・北蘭島において発生した、崩壊液の大規模流出事故。
北蘭島では1970年代に古代文明遺跡が発見・封鎖されていたが、都市開発で崩壊液が流出。2020年代末にはELIDのバイオハザードで島全体が封鎖されていた。
2030年、度胸試しで島に上陸した学生グループが遺跡に侵入。救助に投入された警察特殊部隊が遺跡を住処としていたミュータント群に襲撃され、交戦や遺跡の封印を目的とした爆破により大量の崩壊液が流出。構造材を変換したエネルギーの暴発で遺跡全体が崩壊し、巻き上げられた崩壊液はジェット気流で地球全土に拡散した。
この汚染により地球上の土地の大部分が居住不可能となり、ELIDのパンデミックで人口の多くが失われた。
第三次世界大戦
北蘭島事件後、残された居住可能な土地を巡って行われた戦争。2045年4月15日から2051年6月29日まで続いた。
崩壊液汚染で発生した電波障害で開戦時の全面核攻撃は失敗し、長距離兵器が封じられた状態での戦いで海空軍は戦力を消耗し尽くし、有視界戦闘による泥沼の地上戦が繰り広げられた。
蝶事件
鉄血人形の暴走事件の原因とされる、鉄血工造施設への襲撃事件。
2061年、自社の自動人形を統括管理する新型人工知能「エルザ」のハードウェアが置かれていた研究施設が武装集団に襲撃され、防衛システムを補助する為調整中のエルザを再起動するも暴走。開発主任が武装集団に殺害された事で対応が遅れ、鉄血製自動・戦術人形の全てが制御を奪われる事となった。

主要声優[編集]

声優名 配訳
青木瑠璃子 M500
雨宮天 56式自動歩槍ブレン92式手槍アストラ
五十嵐裕美 KS-23
板谷彩香 モーゼルC96
今井麻美 PSG-1WELROD MARK2
伊藤あすか M60PPKIDWFG42
上坂すみれ モシンナガンM1891マカロフPMPPS-43AS VALPPSh-41
上田那央 ステンMK2
大坪由佳 SPP-1
大西沙織 マイクロUZI
小倉結衣 MAC-10
影山灯 MP5
加藤英美里 59式手槍
茅野愛衣 モーゼルKar98KNTW-20
叶江透 P38
苅谷瑠衣 RMB-93
川澄綾子 P99
喜多村英梨 スチェッキン
釘宮理恵 G41
黒沢ともよ P7スピットファイア
小泉喬生 ルガーP08
古賀葵 FNP-9
佐久間比呂美 トカレフ
佐藤利奈 AK-47
洲崎綾 ベレッタM9
鈴木愛奈 ルガーP08
田中あいみ コルトM1873
種田梨沙 トンプソン
戸松遥 リー・エンフィールド NO.4 MK I
福原綾香 G11
悠木碧 ブローニングM1918

プロモーション[編集]

2017年5月20日、サンボーンはリリース1周年を記念して上海軌道交通2号線ラッピング車両を走行させた[7]

主題歌[編集]

テーマソング[編集]

※2018年冬期イベントテーマソング

What am I Fighting for

作詞:KANASA / 作曲:Haloweak / 編曲 : B@kamin
歌:AKINO with bless4

出典[編集]

外部リンク[編集]