小金宿

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小金宿の現代地図に旧水戸街道の道筋を重ねた地図。

小金宿(こがねしゅく)は、水戸街道千住宿から3つ目の宿場町。今でも利用されている。

概要[編集]

現在の千葉県松戸市小金にあたる。中世において小金城の近くまで迫っていた太日河河岸からの城下に向かって形成された小金宿(こがねしゅく)を原点として、水戸街道の整備とともに宿場町を形成していったと考えられている。宿場は南北に約1キロ程度の範囲に広がっており、北端で屈曲して東に向きを変えている。屈曲点からは更に北に本土寺への参道が伸びており、追分の石がある。この屈曲点には八坂神社がある。

家並みは1万軒余りで宿場町としての規模はとても大きかった。幕府の軍馬牧場である小金牧の近くに位置しており、重要性も高かった。一般大名用の本陣が置かれていたほか、水戸藩は独自に本陣(日暮家)を指定していた。

江戸時代末期に建てられた旅籠「玉屋」が残っており、外観を見ることが可能(100年以上を経過して2007年現在も民家として使われている現役建築物であり、内部は公開されていないが、小学生の町見学などで見ることが出来る)。

周辺[編集]

  • 一月寺
  • 旅籠「玉屋」 - 江戸時代末期に建てられた旅籠で、当時の建築様式を良く伝えている。2007年現在、民家として使われている現役建築物でもある。
  • 東漸寺
  • 八坂神社 - 八坂神社系列の神社。
  • 本土寺 - あじさいで有名な寺院。日蓮宗本山のひとつ。
  • 根木内城 - 小金城の前に築城された周辺の拠点城のひとつ。東半分が根木内歴史公園として保存されている。

隣の宿[編集]

松戸宿 - 小金宿 - 我孫子宿

  • 松戸宿 - 小金宿は一里二十八町(約7キロ)。
  • 小金宿 - 我孫子宿は二里二十一町(約10キロ)。
この区間の千葉県柏市新木戸付近に日光街道東往還が分岐する追分があった。また、我孫子宿の江戸側約1キロ程度のところに布施弁天東海寺に至る参道との追分がある(その追分にひっぱられるように、水戸街道筋は大きく北に屈曲している)。
小金宿と我孫子宿の間には幕府の軍馬放牧場の小金牧があったために宿場は置かれておらず、間の宿として栄えた町も存在しなかったが、鉄道開通後、柏駅を中心とする都市が形成された。