小野二郎 (寿司職人)

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おの じろう
小野 二郎
生誕 (1925-10-27) 1925年10月27日(93歳)
静岡県天竜市(現浜松市天竜区
職業 鮨職人

小野 二郎(おの じろう、1925年10月27日 - )は、日本の鮨職人。

静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)生まれ。2019年現在、ミシュラン史上最高齢の三ツ星シェフでもある。

経歴・人物[編集]

7歳で地元静岡県の料理店に奉公に出る。その後東京で修業。1951年に鮨職人となる。1965年に独立して、銀座の現在地にすきやばし次郎を開店。

70歳で心筋梗塞を患って以降、禁煙している。手の保護のため、外出時は必ず手袋をはめている。

すきやばし次郎[編集]

安倍首相、オバマ大統領との会食。安倍とオバマに向かってお辞儀をしている人物が小野。

銀座の数寄屋橋塚本素山ビル地下に店舗を構えている。客席は10席ほどしかなく、トイレは他店と共同である。クレジットカードは2013年ダイナースカードが使えるようになるまで使用不可だったが、現在[いつ?]JCBなども使用できる。現在、小野二郎は、ミシュラン2018年版の掲載文通り、夜のみ握っている。

予約でのみ来店可能。メニューはおまかせの握り寿司のみである。鮨店としては、珍しく、つけ台に、紙のメニューが置かれている(英語併記)

1994年にヘラルド・トリビューン・インターナショナル誌で世界のレストラン第6位に選出。2005年厚生労働省現代の名工として表彰される。2007年に日本で初めて出版されたミシュランガイド東京で三つ星を獲得し、以後毎年三つ星を獲得し続けている。2018年1月、同学年のポール・ボキューズの逝去により、単独で世界最高年長の3つ星料理人となった。

2014年、アメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領訪日の際、安倍晋三首相がすきやばし次郎でオバマ大統領と会食を行った。同年、秋の叙勲で黄綬褒章を受章。 2019年3月「ミシュラン三ツ星レストランの最高齢料理長(Oldest head chef of a three Michelin star restaurant)」(93歳128日)としてギネス世界記録に認定された[1]。 同月、「第1回 Men's Beautyアワード/Beautyライフスタイル部門」を受賞した[注 1]

家族[編集]

二人の息子も鮨職人である。長男の小野禎一はすきやばし次郎本店の店主として、父をサポートしながら店を切り盛りしている。次男の小野隆士は2003年に独立し、すきやばし次郎六本木店を開いてミシュラン二つ星を獲得している。

師匠・弟子[編集]

映画[編集]

DVD[編集]

  • プロフェッショナル 仕事の流儀 修行は、一生終わらない 鮨(すし)職人 小野二郎の仕事

著書[編集]

  • 『すきやばし次郎―生涯一鮨職人 』(プレジデント社 2003年)
  • 鮨に生きる男たち (新潮文庫) 文庫 – 2007/4 早瀬圭一(著)
  • 寿司 Sushi (鮨―美・職・技 小野二郎 (著), 山本益博 (監修), 管洋志)2015
  • 巨匠の技と心 江戸前の流儀2015/10/31

TV[編集]

  • 全国寿司屋が行ってみたい!寿司の名店 2005年12月3日放送
  • NHKスペシャル「和食 ふたりの神様 最後の約束」2017年5月14日放送

参考文献[編集]

  • 里見真三『すきやばし次郎 旬を握る』文藝春秋文春文庫〉、2001年。ISBN 978-4167656164
  • 山本益博『至福のすし−「すきやばし次郎」の職人芸術』新潮社新潮新書〉、2003年。ISBN 978-4106100468
  • 宇佐美伸『すきやばし次郎 鮨を語る』文藝春秋〈文春新書〉、2009年。ISBN 978-4166607228

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「Men's Beautyアワード」とは、JAPANドラッグストア協会が主催するアワードで、「Beauty ライフスタイル部門」は、健康長寿という言葉がふさわしい、日本を代表する高齢で元気に活躍中の著名な長寿の方に贈られる賞である。

出典[編集]

  1. ^ Oldest head chef of a three Michelin star restaurant” (英語). Guinness World Records. 2019年5月19日閲覧。
  2. ^ 鮨に生きる男たち (新潮文庫) 文庫 – 2007/4 早瀬 圭一(著)

外部リンク[編集]