小泉保

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

小泉 保(こいずみ たもつ、1926年2月20日 - 2009年12月18日)は、日本言語学者文学者ウラル語圏が専門。関西外国語大学名誉教授静岡県出身。

人物[編集]

東京大学文学部を卒業後、1971年静岡女子大学教授1980年大阪外国語大学教授、1987-90年日本言語学会会長、1990年関西外国語大学国際言語学部教授、のち学部長・理事(-2004年)、2005年に関西外国語大学退職、1995-98年に日本音声学会会長を務めた。

フィンランド語を研究し、神話叙事詩カレワラ』を完訳した。1985年フィンランド政府よりカレワラ・メダルを、リョンロート・メダルを授与、2004年瑞宝中綬章を受章、2005年フィンランド政府より第1級白バラ勲章を授与する。2009年に没した。

著書[編集]

単著[編集]

  • 日本語の正書法 大修館書店 (日本語叢書) 1978.5
  • フィンランド語文法読本 大学書林 1983.10
  • 教養のための言語学コース 大修館書店 1984.4
  • 言外の言語学 日本語語用論 三省堂 1990.3
  • ウラル語のはなし 大学書林 1991.3
  • ラップ語入門 大学書林 1993.1
  • 日本語教師のための言語学入門 大修館書店 1993.7
  • ウラル語統語論 大学書林 1994.8
  • 言語学とコミュニケーション 大学書林 1995.6
  • 音声学入門 大学書林 1996.9
  • ジョークとレトリックの語用論 大修館書店 1997.5
  • 縄文語の発見 青土社 1998.6
  • カレワラ神話と日本神話 NHKブックス:日本放送出版協会 1999.3
  • 日本語の格と文型 結合価理論にもとづく新提案 大修館書店 2007.2
  • 現代日本語文典 21世紀の文法 大学書林 2008.8
  • 日英対照 すべての英文構造が分かる本 開拓社 2009.11.24

共編著[編集]

  • 英語学大系第1巻 音韻論 1 牧野勤共著 大修館書店 1971
  • 言語学の潮流 林栄一共編 勁草書房 1988.4
  • 日本語基本動詞用法辞典 大修館書店 1989
  • 入門語用論研究 理論と応用(編)研究社 2001.10

翻訳[編集]

  • フィン=ウゴル祖語の音韻と形態の構造 イトゥコネン 北欧出版社 1962
  • 音声学入門 M.シュービゲル 大修館書店 1973
  • 英語文型論 G.H.ヴァリンズ 小野達共訳 北星堂書店 1975
  • カレワラ フィンランド叙事詩 リョンロット編 岩波文庫上下 1976-1977、改訂版2000
  • カレワラの歌 対訳 大学書林 第1巻 1985(第2版2002)、第2巻 1999
  • 図説 フィンランドの文学-叙事詩『カレワラ』から現代文学まで カイ・ライティネン 大修館書店 1993
  • 構造統語論要説 ルシアン・テニエール 監訳 研究社 2007.3
  • カレワラ物語 フィンランドの神々 岩波少年文庫 2008.11

記念論集[編集]

  • 言語学の視界 小泉保教授還暦記念論文集編集委員会 大学書林 1987.3
  • 言語探究の領域 小泉保博士古稀記念論文集 大学書林 1996.2
  • 言外と言内の交流分野 小泉保博士傘寿記念論文集 上田功・野田尚史編 大学書林 2006.4