小出稚子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

小出 稚子(こいで のりこ、1982年 - )は日本の現代音楽作曲家

略歴[編集]

千葉県市原市出身。千葉県立千葉高等学校東京音楽大学卒業。同大学院修士課程作曲研究領域修了後、アムステルダム音楽院に留学。2011年同院を最優秀名誉付きで修了。デンハーグ王立音楽院在学ののちインドネシア国立芸術大学スラカルタ校でジャワ・ガムランを正式に学び、2016年に帰国、現在は東京音楽大学の研究員である。作曲を池辺晋一郎伊左治直遠藤雅夫佐藤眞福田陽藤原豊に、2007年Musiikin AikaA(フィンランド)にてユッカ・ティエンスーに師事。ピアノ独奏作品は高松国際ピアノコンクールの課題曲に選ばれており、SCHOTTから発売が予定されている。

活動[編集]

神出鬼没系自作自演ユニット『鬼子母神不眠ガールズ』、一人掃除用具バンド『賞味期限BPR-Jr.』、アンサンブルチーム『雨風食堂』、comprehensive art unit based on Japanese eroticism『すけべ人間』各メンバー。

作風[編集]

奇抜な題名や小道具の使用は目立つが、全体的には師譲りの反復語法を用いている。「ケサランパセラン」では4オクターブのヴァイブラフォンを要求したことでいくらか話題になった。オランダを離れる前に作曲された「Drie Vensters」も反復フラグメントを沈黙に配置する、思いのほか正攻法の作曲である。しかし「KOHAKU」では楽器数の少なさとは裏腹に閃光のような鋭い音響を立ち上がらせたことで、MUZIEKWEEKの聴衆を圧倒したこともある。その様子はYoutubeで確認できる。

受賞歴[編集]

  • 第3回東京音楽大学学長賞
  • 第5回東京音楽大学学長賞
  • CCMC2007入選
  • 第17回芥川作曲賞
  • 第76回日本音楽コンクール作曲部門2位、岩谷賞
  • 第18回出光音楽賞
  • 第1回アウディーレ・ムジカ・デレ・スフェーレ文化協会主催国際作曲コンクール(イタリア)第二位
  • ECCE Ensemble(アメリカ)公募入選
  • 2012年アリオン賞
  • 2016年アジア作曲家ショーケース・ゲーテ賞ならびに聴衆賞

主要作品[編集]

  • ケセランパサラン」(第17回芥川作曲賞受賞)
  • 「南国の魚、極彩色の夜」(第76回日本音楽コンクール作曲部門第2位)

参考文献[編集]

外部リンク[編集]