対比列伝

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1470年に出版された対比列伝

対比列伝』(たいひれつでん、ラテン語: Vitae Parallelaeギリシア語: Βίοι Παράλληλοι)は、ローマ帝国の著述家プルタルコスが著した古代ギリシアローマの著名な人物の伝記である。日本語訳名は『英雄伝』、『プルターク英雄伝』(プルタークはプルタルコスの英語名)で多く呼ばれる。

著作[編集]

『対比列伝』は、古代ギリシア・ローマの著名人たちを、人となりや言動の似た者で二人一組のセットで対比させてゆく伝記22編と、セットだが対比でない単独伝記4編からなる。

一例で、ペロピダスマルケッルスはともに激しい気性でかっとなりやすい性格の猛将という点が、[要出典]アギスクレオメネスと、ティベリウス・グラックスガイウス・グラックスはともに志半ばで倒れた悲劇の改革者という共通点・類似点がある。[1]

著作は文学・文化的価値のみならず史料としても評価が高く、古代ギリシア・ローマ史研究の第一級の史料として扱われている[要出典](ただし、プルタルコス自身は歴史書として書いたのではなく、伝記として書いたと明記している)。だが完全な形で残っているというわけではなく、最初に書かれたと言われるエパメイノンダススキピオ・アフリカヌスの伝記は全て散佚している。[1]

イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアは、主に本書に基づきローマ史劇たる『ジュリアス・シーザー』、『アントニーとクレオパトラ』、『コリオレイナス』などを執筆した。

日本語訳は複数あるが(村川堅太郎編、ちくま学芸文庫 全3巻ほか)、入手し易い訳本はいずれも部分訳である。全訳版は1950年代に出された岩波文庫河野与一訳)のものだけで、古書以外では入手困難である。[要出典]

『プルタルコス英雄伝』(全6巻予定)が2007年より、<西洋古典叢書京都大学学術出版会で、刊行中(柳沼重剛ほか訳、2015年に第4巻刊)。

収録人物[編集]

この並び順で各ギリシア人とローマ人は対応し、それにしたがって対比が付されている。なお、名前の後ろに※が付いている人物は対比がない。なお、人物名の音韻古代ギリシア語および古代ラテン語に沿って、河野与一翻訳の「プルターク英雄伝」のタイトルに準じたものとしている。

脚注欄[編集]

  1. ^ a b プルタルコス『プルタルコス英雄伝 (上)』 の巻末解説。村川堅太郎編、ちくま学芸文庫、1996年