富山地方鉄道9000形電車

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富山地方鉄道 デ9000形電車
CENTRAM(セントラム)
デ9002
デ9002
基本情報
製造所 新潟トランシス
主要諸元
編成 1両編成(2車体連接車)
軌間 1,067 mm
電気方式 直流600 V架空電車線方式
設計最高速度 70 km/h
最高速度 40 km/h
編成定員 80人
最大乗車人員(乗車率200%):160人
編成重量 25.0t
全長 18,400 mm
全幅 2,400mm
車外カメラ込み:2,470 mm
全高 3,407mm
パンタ折り畳み高さ:3,745 mm
制御装置 IGBT素子VVVFインバータ制御
備考 出典:『鉄道ファン』2010年3月号
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富山地方鉄道9000形電車(とやまちほうてつどう9000がたでんしゃ)は、富山地方鉄道富山都心線(環状線)の路面電車車両(LRV:Light Rail Vehicle)。

同線開業の2009年(平成21年)12月23日より営業運転を開始した。

概要[編集]

新潟トランシスで製造された2車体連節低床式路面電車(LRV)で、開業に合わせて3編成が導入された。もともとドイツの車両製造メーカーアドトランツ(後にボンバルディア・トランスポーテーションに吸収)のブレーメン形超低床電車をライセンス導入したもので、同様の車両に熊本市交通局9700形、同0800形岡山電気軌道9200形(愛称MOMO)、万葉線MLRV1000形(愛称アイトラム)、富山ライトレールTLR0600形(愛称ポートラム)がある。

当形式は同じ富山市を走るTLR0600形とは塗装以外はほぼ同じ設計である。これは富山駅高架化後に直通運転が計画されており、それを考慮したものである。ただし前面および側面の行先表示にはフルカラーLEDが採用され、これは道路を走る路面電車車両としては日本初の導入となる。

車体の色は、虹の7色を採用した富山ライトレールTLR0600形とは対照的に、デ9001が白、デ9002が銀、デ9003が黒とモノトーンになっている。内装は壁面はホワイトを基調としているものの、シートモケットはブラックとオレンジ、タイヤハウス部はライトブラウンとし、温かみを持たせている[1]。運転台背面には液晶ビジョンが設けられ、停留所案内などが放映されるほか、富山市内線車両共通仕様として「見えるラジオ」も設けられた。

運転台部分に設けられた運賃箱は、2010年3月14日から導入されたICカード「ecomyca(えこまいか)」にも対応している。

2009年11月12日に白と銀の車両が、11月18日に黒の車両が南富山車両基地に納入されて、予定されていた3編成が揃い[2][3]、12月2日に試運転を開始[4]した。

愛称は一般公募によって募集され、選考の結果「CENTRAM(セントラム)」という名称に決定した。

富山地方鉄道はこの9000形とは別に2010年4月よりデ7000形の代替となる富山市内線向けの新形式・T100形(愛称サントラム[注釈 1])を導入しているが、富山ライトレールへの乗り入れには現在対応していないものの、富山都心線区間での入線は現状のまま可能であるので、代走をT100形が行うこともある[5]

一方、9000形は初電・終電など、南富山での出入庫を兼ねて1系統の運用に就くことがある。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ TLR0600形・本形式に続く富山市内で3番目のトラムの意味も込められている。

出典[編集]

外部リンク[編集]