富士スカウト章

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富士スカウト章(ふじスカウトしょう)とは、 ボーイスカウト日本連盟ベンチャースカウト年代(高校生年代)において最高位のスカウトに与えられる章である。 単に富士章と称されることもある。

概要[編集]

富士スカウト章は心技体全てにおいて最高のレベルに達したスカウトに与えられる章である。受章後は富士スカウトと呼ばれ、それは『スカウトの最高位である富士スカウトは、社会の一員としての自律と責任、公共心を備えた、より良き公民となれるスカウトである[1]』と規定される。

本章は隼スカウト章と同様にベンチャースカウト年代において授与される章であるが、ベンチャースカウト年代だけでなく全年代における『スカウトとしての、進歩課程としての到達点[2]』である。 また、スカウトが受章するあらゆる進級章・進歩章のなかで唯一日本ボーイスカウト連盟理事長より授与される章である。

また年に一度、富士スカウトの代表により 東宮御所及び首相官邸の表敬訪問が行われる[3][4]

富士スカウト章は従来の富士章に置き換わる形で2011年(平成23年)9月1日に施行され(富士スカウト章 (2011年版))、さらに2017年(平成29年)9月1日に後述する取得の条件が変更された。なお、2017年(平成29年)の変更ではボーイスカウト年代からベンチャースカウト年代まで一貫した進級課程が導入され、それに伴い従来存在していたベンチャー章が廃止された。

富士スカウト章取得の条件[編集]

富士スカウト章を取得するためには下記の条件を満たす必要がある[1]

  1. 基本
    • 隼スカウトとして最低6か月間、「ちかい」と「おきて」の実践に最善をつくす。
    • 現在の自分の考えと将来の進路についてまとめ、その内容について隊長と話し合う。
  2. スカウト技能
    • 技能章から「野営管理章」「公民章」を取得し、技能章を合計15個以上取得する。
    • 自ら設定する課題により、2泊3日の単独キャンプ(固定または移動)を計画し、隊長の承認を得て実施後、評価を報告書にまとめ隊長へ提出する。
  3. スカウト精神
  4. 奉仕
    • 地域社会や学校などでの奉仕活動を企画し、隊長の承認を得て実施、報告する。
    • 地区、県連盟、日本連盟の行事等に奉仕し、その実績を報告する。
    • 奉仕の意義について理解し、自身が今後の人生においてどのように社会に対して奉仕貢献できるかを文章にまとめ隊長と話し合う。
  5. 信仰
    • 宗教章を取得するか、取得に対して努力したことを隊長に認めてもらう。
  6. 成長と貢献
    • 隼スカウトとして自己の成長と社会に役立つための課題を設定し、個人プロジェクト( 研究、製作、実験など) を自ら企画して隊長の承認を得たうえで、少なくとも1か月以上にわたって実施、完結させ、隊長に企画書、計画書、および報告書を提出する。。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 教育規程、令和元年版、ボーイスカウト日本連盟
  2. ^ ベンチャー部門進歩プログラム改定にかかるQ&A、平成23年7月5日、日本連盟プログラム委員会
  3. ^ “ボーイスカウト「富士章」受賞代表スカウトの表敬” (プレスリリース), 首相官邸, (2013年3月27日), http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201303/27scout.html 2013年12月5日閲覧。 
  4. ^ “ご接見(平成24年度富士章受章代表スカウト)(東宮御所)” (プレスリリース), 宮内庁, (2013年4月4日), http://www.kunaicho.go.jp/activity/gonittei/02/photo2/photo-20130404-3199.html 2013年12月5日閲覧。 

関連項目[編集]