家計簿
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家計簿(かけいぼ)とは、家計において一家の収入・支出などを記入する帳簿のことである。確固とした基準が無いため多種の様式が存在する。現金及び、現金同等物の収入支出の記録が主であるのでキャッシュ・フロー計算書に似ている。一般的な目的としては収入以上の買い物をしないようにし、家計を健全に保つために用いられる。
歴史
[編集]「会計史#家計簿の歴史」も参照
1904年に羽仁もと子が考案した。彼女の考案した家計簿は婦人之友社から毎年発行されている。
現在では様々なスマートフォンアプリやPCソフト、フリーソフト等が公開され、使用されている。集計をソフトが自動的に計算してくれるので、ノート式よりも手間が少ない。2023年には日頃から家計簿をつけている人のうちの約4割がアプリを使用しているという調査結果も出ている。[1]
家計簿の歴史については、西川[2]に詳しい。また、戦前・戦後のある一般家庭の家計簿が公開されている[3]。
家計簿と簿記の違い
[編集]期間
[編集]- 簿記では、厳密な経営状況を記録するためのものなので、定期的に期間を定めなければならない。
- 家計簿では、家計を健全に保つためのものなので、期間を定める必要はない。
記帳方法
[編集]出典・参考文献
[編集]- ^ 家計簿で出費が減った人は39.2%、最も意識している項目は「食費」、記録方法は「アプリ」が最多
- ^ 西川祐子『日記をつづるということ 国民教育装置とその逸脱』吉川弘文館、2009年。
- ^ 戦時下の若き主婦の家計簿