宮永孝
宮永 孝(みやなが たかし、1943年9月13日[1]- )は、日本の歴史学者。博士(文学)(法政大学・論文博士・1993年)(学位論文「幕末オランダ留学生の研究」)。元法政大学教授。専攻は異文化交渉・交流史、日本洋学史、比較文学。
来歴[編集]
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富山県高岡市に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科満期退学。法政大学教養部講師、助教授、社会学部教授。2014年定年退任。1993年「幕末オランダ留学生の研究」で博士(文学)(法政大学)の学位を取得。2002年ゲスナー賞銀賞受賞。
著書[編集]
- 『文壇の異端者 エドガー・アラン・ポーの生涯』新門社、1979年
- 『ペリー提督 日本遠征とその生涯』有隣堂〈有隣新書〉、1981年
- 『幕府オランダ留学生』東京書籍〈東書選書〉、1982年
- 『異常な物語の系譜 フランスにおけるポー』三修社、1983年
- 『ポンペ 日本近代医学の父』筑摩書房、1985年
- 『阿蘭陀商館物語』筑摩書房 1986年
- 『開国の使者 ハリスとヒュースケン』雄松堂出版〈東西交流叢書〉、1986年、新版2007年
- 『文久二年のヨーロッパ報告』新潮選書、1989年
- 『幕末オランダ留学生の研究』日本経済評論社、1990年
- 『万延元年のアメリカ報告』新潮選書、1990年
- 『幕末おろしや留学生』筑摩書房〈ちくまライブラリー〉、1991年
- 『幕末維新オランダ異聞』日本経済評論社、1992年
- 『アメリカの岩倉使節団』筑摩書房〈ちくまライブラリー〉、1992年
- 『日独文化人物交流史 ドイツ語事始め』三修社、1993年
- 『慶応二年幕府イギリス留学生』新人物往来社、1994年
- 『ジョン・マンと呼ばれた男 漂流民中浜万次郎の生涯』集英社、1994年
- 『高杉晋作の上海報告(レポート)』新人物往来社、1995年
- 『幕末異人殺傷録』角川書店、1996年
- 『白い崖の国をたずねて 岩倉使節団の旅 木戸孝允のみたイギリス アルビヨン』集英社、1997年
- 『日本史のなかのフランス語 幕末明治の日仏文化交流』白水社、1998年
- 『海を渡った幕末の曲芸団 高野広八の米欧漫遊記』中公新書、1999年
- 『日本とイギリス 日英交流の400年』山川出版社、2000年
- 『プリンス昭武の欧州紀行 慶応3年パリ万博使節』山川出版社、2000年
- 『ポーと日本 その受容の歴史』彩流社、2000年
- 『日本洋学史 葡・羅・蘭・英・独・仏・露語の受容』三修社、2004年
- 『社会学伝来考 明治・大正・昭和の日本社会学史』角川学芸出版、2011年
翻訳[編集]
- ジョン・ラッセル・ヤング『グラント将軍日本訪問記』「新異国叢書」雄松堂書店、1983年
- 桂川甫周『北槎聞略』「海外渡航記叢書」雄松堂出版、1988年
- エミリー・V・ウォリナー『ジョン万次郎漂流記 運命へ向けて船出する人』「海外渡航記叢書」雄松堂出版、1991年
- メアリー・N・スタナード編『ポー若き日の手紙 未発表書簡集』彩流社、2002年
- ジョージ・スミス『スミス日本における十週間』「新異国叢書」雄松堂出版、2003年
- E.B.ド・フォンブランク『馬を買いに来た男 イギリス陸軍将校の幕末日本日記』「東西交流叢書」雄松堂書店、2010年
論文[編集]
脚注[編集]
- ^ 『著作権台帳』