宮崎競馬場

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宮崎競馬場
Miyazaki Racecourse1974.jpg
空から見た宮崎競馬場(1974年撮影)国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
施設情報
所在地 宮崎県宮崎市花ヶ島町大原2347
座標 北緯31度56分14.5秒
東経131度25分54.6秒
座標: 北緯31度56分14.5秒 東経131度25分54.6秒
開場 1907年
閉場 1991年
所有者 日本競馬会国営競馬日本中央競馬会
コース
馬場 1周1600メートル
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宮崎競馬場(みやざきけいばじょう Miyazaki Racecourse)は、宮崎県宮崎市にかつて存在した競馬場である。現在はJRA宮崎育成牧場(ジェイアールエーみやざきいくせいぼくじょう)として利用されている。

本項ではJRA宮崎育成牧場および施設内に併設された会員制場外勝馬投票券発売所ウインズ宮崎(宮崎育成牧場内)(ウインズみやざき みやざきいくせいぼくじょうない)についても記述する。

概要[編集]

宮崎競馬場

創設は1907年で同年11月16日に初めての競馬が宮崎競馬会(1898年設立)によって開催された。1周1600mマイル相当)のコースを保有し、日本で当時最南端(1927年鹿屋競馬場開場まで)の競馬場として知られた。日本競馬会1937年に設立されてからは、1943年12月19日まで毎年春秋の2回に分けて競馬が開催された。しかし太平洋戦争により休止となり、戦後は小倉競馬場の復旧・再開が優先され、その間に日本競馬会は国営競馬日本中央競馬会(JRA)と移行したものの、それらによる競馬の開催は実施されなかった。

その後は、1956年から始まった抽籤馬育成事業を主とするようになり、法改正により1991年に「JRA宮崎育成牧場」と改称して、JRAが購入した「JRA育成馬」の調教・訓練の場として使用されている。JRA育成牧場は宮崎の他に北海道浦河郡浦河町にJRA日高育成牧場が存在する。

中央競馬では、同様に戦時中に開催が休止された横浜競馬場とともに、長年「休止中の競馬場」として扱われていたが、1991年競馬法改正[1]により、宮崎と横浜が中央競馬場から削除(廃止)された。

2007年7月28日には、創設100年を記念して「宮崎競馬100年記念競走」が小倉競馬場で行われた。

地方競馬[編集]

宮崎市には前述した宮崎市花ヶ島町大原の他にも競馬場が存在していた。

地方競馬の宮崎競馬場は、戦前は日本競馬会(公認競馬)とは別の宮崎市にあった競馬場で、戦後は中央競馬の競馬場を借用して開催された。

大正時代末期に宮崎県畜産組合が大淀湖畔の和知河原に競馬場を建設し、主に育成馬の競走を行っていた。競馬場はその後檍ヶ原を経て市内下北方町に移転し、1929年4月から宮崎県畜産組合連合会の主催による地方競馬として生まれ変わった。

しかし地方競馬も1939年軍馬資源保護法により廃止され、1940年から1944年にかけては鍛錬馬競走が行われた。

戦後は日本競馬会(後のJRA)の競馬場を借用することとなり、1946年地方競馬法により同年から1948年まで、また1948年の新競馬法により同年から公営競馬となり宮崎県などの主催で行われたが、馬資源の枯渇(出走馬不足)のため1963年に廃止されている。

アクセス[編集]

場内の施設[編集]

  • 育成馬厩舎:20馬房厩舎が2棟あり。ビッグ・ドリーム・ステイブル(Big Dream Stables)という名が付いている。
  • 調教馬場 : 500mダートトラック馬場、1600mダートトラック馬場。発馬機による馴致が行われている。
  • 放牧・採草地:7面の放牧地や採草地を所有。そのほか21面の小パドックおよび3面の小放牧地を所有。
  • ウォーキングマシン :1基
  • ラウンドペン:ブレーキング(初期馴致)用のラウンドペン4基
  • 競走馬診療所

馬のいる公園[編集]

育成牧場内にはミニチュアホースハーフリンガーが展示されており、馬のいる公園として、一般開放されている。園内には、1931年に建設された一等馬見所(スタンド)が保存されており、そこから調教風景を見学することができる。一般人が立ち入りできる戦前の競馬場の施設遺構としては、全国唯一(横浜競馬場一等馬見所遺構は立入禁止)のものとなっている。 その他、芝生広場、多目的広場が有り、馬車試乗会や体験乗馬も行われている。

  • 開場時間9:00 - 17:00(年中無休)

角馬場[編集]

馬術競技場として、角馬場、芝角馬場が有る。 1979年国体では、馬術競技の会場となった。

ウインズ宮崎[編集]

ウインズ宮崎
基本情報
開設日 2010年2月27日
施設設置者 日本中央競馬会
管理施行者 日本中央競馬会
発売窓口 自動発売6窓・自動発払2窓
払戻窓口 自動発払2窓
発売単位 100円
開催日営業時間 発売時
非開催日営業時間 なし
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場内のJRAインフォメーションコーナーを改修し、場外勝馬投票券発売所が設置され、当初は「宮崎場外発売所」として2010年2月27日にオープンした。施設の規模が小さいこともあり、全国唯一の無料会員制場外馬券売り場(利用者登録制)となっている。[2]。基本的に当日登録、当日より利用可能ではあるが重賞が開催される日には多数の利用者が訪れ、登録に時間がかかったり入場制限が発生する恐れがある。

  • 正式名称:ウインズ宮崎(宮崎育成牧場内) - 2012年1月より
  • 窓口数:自動発売機6窓、自動発払兼用機2窓、 受付窓口1窓
  • 払戻:原則として、競馬開催日のみ。
  • 発売単位:全賭式100円単位

主な育成馬[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 平成3年法律第70号 競馬法及び日本中央競馬会法の一部を改正する法律
  2. ^ 宮崎場外発売所(利用者登録制)がオープンしました[1]平成22年2月27日、JRAニュース

外部リンク[編集]