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安永 (元号)

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安永あんえい旧仮名遣: あんゑい)は、日本元号の一つ。明和の後、天明の前。1772年から1781年までの期間を指す。この時代の天皇後桃園天皇光格天皇江戸幕府将軍は徳川家治

改元

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  • 明和9年11月16日グレゴリオ暦1772年12月10日) 改元。後桃園天皇即位のためと、続いて起こった火事風水害が「明和九年(めいわくねん)」すなわち「迷惑年」によるとされたため。ただし、前者については後桃園天皇と同様に中継ぎを挟んで即位した霊元天皇の先例に倣って代始改元を行わなかった(安永改元と新帝即位は無関係)とする記録もある[1][2]
  • 安永10年4月2日(グレゴリオ暦1781年4月25日) 天明に改元

出典

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文選』巻一、東京賦の「寿安永寧、天禄宣明、温飾迎春」などから。勘申者は侍従菅原在熙

安永年間の出来事

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誕生

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死去

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西暦との対照表

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※は小の月を示す。

安永元年(壬辰 一月※ 二月 三月 四月※ 五月 六月※ 七月 八月※ 九月※ 十月 十一月※ 十二月
グレゴリオ暦 1772/2/4 3/4 4/3 5/3 6/1 7/1 7/30 8/29 9/27 10/26 11/25 12/24
ユリウス暦 1772/1/24 2/22 3/23 4/22 5/21 6/20 7/19 8/18 9/16 10/15 11/14 12/13
安永二年(癸巳 一月※ 二月 三月 閏三月※ 四月 五月 六月※ 七月 八月※ 九月※ 十月 十一月※ 十二月
グレゴリオ暦 1773/1/23 2/21 3/23 4/22 5/21 6/20 7/20 8/18 9/17 10/16 11/14 12/14 1774/1/12
ユリウス暦 1773/1/12 2/10 3/12 4/11 5/10 6/9 7/9 8/7 9/6 10/5 11/3 12/3 1774/1/1
安永三年(甲午 一月※ 二月 三月 四月※ 五月 六月※ 七月 八月※ 九月 十月※ 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1774/2/11 3/12 4/11 5/11 6/9 7/9 8/7 9/6 10/5 11/4 12/3 1775/1/2
ユリウス暦 1774/1/31 3/1 3/31 4/30 5/29 6/28 7/27 8/26 9/24 10/24 11/22 12/22
安永四年(乙未 一月 二月※ 三月 四月※ 五月 六月※ 七月 八月 九月※ 十月 十一月 十二月※ 閏十二月※
グレゴリオ暦 1775/1/31 3/2 3/31 4/30 5/29 6/28 7/27 8/26 9/25 10/24 11/23 12/23 1776/1/21
ユリウス暦 1775/1/20 2/19 3/20 4/19 5/18 6/17 7/16 8/15 9/14 10/13 11/12 12/12 1776/1/10
安永五年(丙申 一月 二月※ 三月 四月※ 五月 六月※ 七月 八月※ 九月 十月 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1776/2/19 3/20 4/18 5/18 6/16 7/16 8/14 9/13 10/12 11/11 12/11 1777/1/10
ユリウス暦 1776/2/8 3/9 4/7 5/7 6/5 7/5 8/3 9/2 10/1 10/31 11/30 12/30
安永六年(丁酉 一月 二月※ 三月※ 四月 五月※ 六月※ 七月 八月※ 九月 十月 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1777/2/8 3/10 4/8 5/7 6/6 7/5 8/3 9/2 10/1 10/31 11/30 12/30
ユリウス暦 1777/1/28 2/27 3/28 4/26 5/26 6/24 7/23 8/22 9/20 10/20 11/19 12/19
安永七年(戊戌 一月 二月 三月※ 四月※ 五月 六月※ 七月※ 閏七月 八月※ 九月 十月 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1778/1/28 2/27 3/29 4/27 5/26 6/25 7/24 8/22 9/21 10/20 11/19 12/19 1779/1/18
ユリウス暦 1778/1/17 2/16 3/18 4/16 5/15 6/14 7/13 8/11 9/10 10/9 11/8 12/8 1779/1/7
安永八年(己亥 一月 二月 三月※ 四月※ 五月 六月※ 七月※ 八月 九月※ 十月 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1779/2/16 3/18 4/17 5/16 6/14 7/14 8/12 9/10 10/10 11/8 12/8 1780/1/7
ユリウス暦 1779/2/5 3/7 4/6 5/5 6/3 7/3 8/1 8/30 9/29 10/28 11/27 12/27
安永九年(庚子 一月 二月 三月※ 四月 五月※ 六月 七月※ 八月※ 九月 十月※ 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1780/2/5 3/6 4/5 5/4 6/3 7/2 8/1 8/30 9/28 10/28 11/26 12/26
ユリウス暦 1780/1/25 2/24 3/25 4/23 5/23 6/21 7/21 8/19 9/17 10/17 11/15 12/15
安永十年(辛丑 一月 二月 三月 四月※ 五月 閏五月※ 六月 七月※ 八月※ 九月 十月※ 十一月 十二月※
グレゴリオ暦 1781/1/24 2/23 3/25 4/24 5/23 6/22 7/21 8/20 9/18 10/17 11/16 12/15 1782/1/14
ユリウス暦 1781/1/13 2/12 3/14 4/13 5/12 6/11 7/10 8/9 9/7 10/6 11/5 12/4 1782/1/3

その他

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  • 平成31年の新元号改元予想を埼玉県の年代物ワインのネット販売などを手掛ける和泉屋が行ったところ、過去の元号使用実績があるにもかかわらず、「安永」が1位を獲得した[3]

脚注

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  1. ^ 久保貴子「上皇・天皇の早世と朝廷運営」『近世の朝廷運営-朝幕関係の展開-』(岩田書院、1998年) ISBN 4-87294-115-2 P221
  2. ^ 久保貴子「改元にみる朝幕関係」『近世の朝廷運営-朝幕関係の展開-』(岩田書院、1998年) ISBN 4-87294-115-2 P257-259
  3. ^ 新元号、予想白熱=人気の漢字は「安」時事通信社 2019年3月31日