安彦統賀

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安彦 統賀
Muneyoshi Abiko
個人情報
本名 安彦 統賀
あびこ むねよし
生年月日 (1999-01-16) 1999年1月16日(25歳)
国籍 日本の旗 日本
身長 176.0㎝
体重 80.0kg
チーム情報
所属 日本競輪選手養成所
期別 121期
分野 トラックレース
役割 選手
プロ所属チーム
2022年 -
日本競輪選手会埼玉支部
グランツール最高成績
最終更新日
2022年7月2日

安彦 統賀(あびこ むねよし、1999年1月16日 - )は、日本競輪選手、元俳優子役)。埼玉県出身。

競輪選手としては、日本競輪選手会埼玉支部所属、ホームバンクは大宮競輪場日本競輪選手養成所(以下、養成所)第121期生。師匠は太田真一(75期)。

来歴[編集]

俳優時代[編集]

あびこ むねよし
安彦 統賀
本名 安彦 統賀
生年月日 (1999-01-16) 1999年1月16日(25歳)
出生地 日本の旗 日本埼玉県
血液型 A型
職業子役
ジャンル 映画、cm、など
活動期間 幼少期
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俳優時代はNEWSエンターテインメントに所属していた。

本人によると、元々役者業は友人に誘われてやっていただけであって長く続ける意思はなく、競輪選手となってからのインタビューでも「当時のことはあまり覚えていない」と語っている[1][2]。また、「小学生高学年まで続けた」とのこと[1]だが、実際は以下の出演歴にもある通り、中学生に入ってからも少しは続けていた。それ以降は学業に専念するため、芸能界から引退。

芸能界引退後[編集]

中学生となってからはロードバイクを親にねだって買ってもらい、そこから自転車に目覚める。競輪選手を多く輩出した埼玉県立川越工業高等学校に進学後は本格的に自転車競技に打ち込み、日本体育大学へ進学後も自転車競技は中距離をメインとして活躍[1]。大学在学中の主な実績としては、2018年全日本学生選手権トラックオムニアム2019年の全日本学生選手権トラックスクラッチで優勝経験がある。のち、小林泰正橋本英也といった自転車競技中距離のスペシャリストが競輪選手としても活躍している姿を見て、自身も競輪選手になることを決意[1]

2021年1月14日、受験した養成所第121回選手候補生入所試験に合格[3]。在所中の競走訓練成績は10位(16勝)[4]

競輪選手時代[編集]

競輪選手資格検定に合格したことで養成所を卒業、2022年3月18日付けで競輪選手としてJKAより登録される[5]4月5日、異例の卒業後に行われた卒業記念レース[6]では1着・7着で予選敗退[7]

2022年4月30日松戸競輪場での競輪ルーキーシリーズ2022(新人戦)でデビュー、3着。初勝利は同開催最終日である5月2日7月3日からの伊東FII(モーニング)で本格デビュー、初日予選1着、2日目準決勝2着として最終日は決勝に進んだが、決勝では同期の日高裕太に交わされ2着で終えた。

デビュー年である2022年はその後、7月15日大宮FIIにて初優勝(3日間とも1着の完全優勝)。続く岐阜FII、青森FII(ミッドナイト)と合わせて3場所連続完全優勝(9連勝)したことで、8月31日付けでA級2班へ特別昇班を果たした[8]。最終的に、新人としては9位となる753万2000円を獲得した[9]

2023年3月12日松山競輪場で行われたルーキーチャンピオンレースで優勝[10]。翌4月には第1子となる長女が誕生している[11]

出演[編集]

以下はいずれも俳優時代のもの

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

CM[編集]

舞台[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 【大宮競輪・ルーキーシリーズ】芸能界から輪界へ 異色のキャリアを持つ安彦統賀「競輪は奥深い」”. netkeirin (2022年6月10日). 2022年7月2日閲覧。
  2. ^ “元子役の安彦統賀デビュー戦「長い距離を踏めるように。先行で勝ちたい」/伊東”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年7月2日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202207020000640.html 2022年7月2日閲覧。 
  3. ^ 日本競輪選手養成所第121回(男子)選手候補生入所試験合格者名簿 (PDF)
  4. ^ 競走成績戦法別一覧表(第121回生)総合 (PDF) ※一覧表では12位だが、1位の中野慎詞と2位の太田海也は養成所を早期卒業したため繰り上がり、10位となっている。
  5. ^ 広報KEIRIN168号(2ページ) (PDF)
  6. ^ 通常、養成所の卒業記念レースは養成所の卒業式前々日と前日にかけて行われるが、2022年1月に養成所内で新型コロナウイルス感染者が大量発生した影響で、同年の卒業記念レースは養成所卒業式後に「プロの競輪選手により」行われた。
  7. ^ 第121回選手候補生全着順 (PDF)
  8. ^ 安彦統賀選手A級2班特別昇班!”. KEIRIN.JP(JKA) (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
  9. ^ 1. 新人選手賞金取得上位 10 名一覧表[121 期:デビュー2022 年 5 月~2022 年 12 月]” (PDF). KEIRIN.JP(JKA) (2023年1月6日). 2023年1月7日閲覧。
  10. ^ “俊敏に中割り!安彦統賀がルーキーチャンピオン制す「直線で突っ込む準備だけはしていた」/松山”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年3月12日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202303120001482.html 2023年3月12日閲覧。 
  11. ^ “新米パパの安彦統賀は夜泣きもかわいく感じるが今回はゆっくり睡眠でリフレッシュ/名古屋ミッド”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年5月16日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/mid_cal/news/202305160000805.html 2024年3月25日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]