安原和見

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安原 和見(やすはら かずみ、1960年 - )は、日本の翻訳家鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。

ノンフィクション、ミステリ、テレビ・映画関連本を中心に翻訳をしている。ダグラス・アダムズの『銀河ヒッチハイク・ガイド』(シリーズの新訳版も担当している。

翻訳[編集]

  • 『世界の七不思議 現代に生きる幻想の起源』(ジョン・ローマー,エリザベス・ローマー、河出書房新社) 1997.8
  • 『遠い女』(ブライアン・フォーブス、二見書房二見文庫) 1997.7
  • 『チップに賭けた男たち』(ボブ・ジョンストン、講談社) 1998.12
  • 『「人殺し」の心理学』(デーヴ・グロスマン、原書房) 1998.7、のち改題『戦争における「人殺し」の心理学』(ちくま学芸文庫
  • 『石器時代文明の驚異 人類史の謎を解く』(リチャード・ラジリー、河出書房新社) 1999.9
  • 『アメリカの刺客』(ジェイムズ・セイヤー、新潮社新潮文庫) 2000.7
  • 『ファッションデザイナー 食うか食われるか』(テリー・エイギンス、文藝春秋文春文庫) 2000.8
  • 『良い父親、悪い父親 動物行動学から見た父性』(ジェフリー・M・マッソン、河出書房新社) 2000.10
  • 『リナックスの革命 ハッカー倫理とネット社会の精神』(ペッカ・ヒマネン、山形浩生共訳、河出書房新社) 2001.5
  • オーシャンズ11』(デュウィ・グラム、新潮社、新潮文庫) 2002.1
  • 『見ないふりして』(メアリ・H・クラーク、深町眞理子共訳、新潮社、新潮文庫) 2002.3
  • 『エーテル・デイ 麻酔法発明の日』(ジュリー・M・フェンスター、文藝春秋、文春文庫) 2002.6
  • 『公認売春宿』(アレクサ・アルバート、講談社) 2002.9
  • 『殺したのは私』(メアリ・H・クラーク深町眞理子共訳、新潮社、新潮文庫) 2002.10
  • 『火事を知らせる猫 贈り物をする犬 心をうつ動物たちのほんとうの話』(クリスティン・フォン・クライスラー、光文社) 2003.1
  • 宇宙船レッド・ドワーフ号1』(グラント・ネイラー、河出書房新社) 2003.1
  • 『宇宙船レッド・ドワーフ号2』(グラント・ネイラー、河出書房新社) 2003.2
  • 『宇宙船レッド・ドワーフ号完全ガイド』(クリス・ハウアス,スティーヴ・ライアンズ監訳、河出書房新社) 2003.5
  • 『外科医』(テス・ジェリッツェン、文藝春秋、文春文庫) 2003.8
  • 『ザ・メイン・エネミー CIA対KGB 最後の死闘』上・下(ミルト・ベアデン,ジェームズ・ライゼン、花田知恵共訳、ランダムハウス講談社) 2003.12
  • 『犯罪現場は語る 完全科学捜査マニュアル』(N・E・ゲンジ、河出書房新社) 2003.12
  • セックス・アンド・ザ・シティのキュートな欲望 性とファッションの秘密を探る』(キム・アカス,ジャネット・マッケイブ編、柿沼瑛子,古屋美登里共訳、朝日出版社) 2004.11
  • 『魔が解き放たれる夜に』(メアリ・H・クラーク、新潮社、新潮文庫) 2004.5
  • 『ブラッドタイド』(メルヴィン・バージェス、東京創元社創元推理文庫) 2005.3
  • 『悪夢の帆走』(ジェイムズ・セイヤー、新潮社、新潮文庫) 2005.7
  • 『元気なぼくらの元気なおもちゃ』(ウィル・セルフ、河出書房新社、奇想コレクション) 2006.5
  • 『モンスター:「ドクター・フー」オフィシャル・ガイド1』(ジャスティン・リチャーズ、花田知恵共訳 キネマ旬報社) 2006.10
  • 『エイリアン:「ドクター・フー」オフィシャル・ガイド2』(ジャスティン・リチャーズ、花田知恵共訳、キネマ旬報社) 2006.12
  • 『インサイド・ストーリー:「ドクター・フー」オフィシャル・ガイド3』(ジャスティン・リチャーズ、花田知恵共訳、キネマ旬報社) 2007.3
  • 『白い首の誘惑』(テス・ジェリッツェン、文藝春秋、文春文庫) 2007.3
  • 『聖なる罪びと』(テス・ジェリッツェン、文藝春秋、文春文庫) 2007.9
  • 『数学の楽しみ 身のまわりの数学を見つけよう』(テオニ・パパス、筑摩書房、ちくま学芸文庫) 2007.10
  • 『2012 ザ・ウォー・フォー・ソウルズ』(ホイットリー・ストリーバー、エンターブレイン) 2008.1
  • 『「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム』(デーヴ・グロスマン,ローレン・W・クリステンセン、二見書房) 2008.3
  • 『ゆかいな理科年表』(スレンドラ・ヴァーマ、筑摩書房、ちくま学芸文庫) 2008.11
  • 『世界の奇妙な博物館』(ミッシェル・ロヴリック、筑摩書房、ちくま学芸文庫) 2009.1
  • かいじゅうたちのいるところメイキングブック 頭をかぶって撮影だ マクスウィニーズ社編集版より』(マクスウィニーズ社編、ミシェル・カン監修、河出書房新社) 2010.6
  • 『高慢と偏見とゾンビ』(ジェイン・オースティン, セス・グレアム=スミス、二見書房、二見文庫) 2010.2
  • 『とりあえず分かる! 世界の紛争地図』(ボブ・ハリス、筑摩書房、ちくま学芸文庫) 2010.7
  • アダムス・ファミリー全集』(チャールズ・アダムス、H・ケヴィン・ミゼロッキ編、河出書房新社) 2011.10
  • 『新銀河ヒッチハイク・ガイド』上・下(E・コルファー、河出書房新社、河出文庫) 2011.5
  • 『スナイパー 現代戦争の鍵を握る者たち』(ハンス・ハルバーシュタット、河出書房新社) 2011.6
  • 『世界鉄道史 血と鉄と金の世界変革』(クリスティアン・ウォルマー、須川綾子共訳、河出書房新社) 2012.2
  • 『ロングウォーク : 爆発物処理班のイラク戦争とその後』(ブライアン・キャストナー、河出書房新社) 2013
  • 『エンジニアリングの真髄 : なぜ科学だけでは地球規模の危機を解決できないのか』(ヘンリー・ペトロスキー、筑摩書房) 2014
  • 『思考のトラップ : 脳があなたをダマす48のやり方』(デイヴィッド・マクレイニー、二見書房) 2014
  • 『南シナ海 : アジアの覇権をめぐる闘争史』(ビル・ヘイトン、河出書房新社) 2015
  • 『ドキュメンタリー映画史』(エリック・バーナウ、筑摩書房) 2015
  • 『鋼鉄の黙示録』(チャーリー・ヒューマン 東京創元社、創元SF文庫) 2015
  • 『人間さまお断り : 人工知能時代の経済と労働の手引き』(ジェリー・カプラン、三省堂) 2016
  • モンティ・パイソンができるまで : ジョン・クリーズ自伝』(ジョン・クリーズ、早川書房) 2016
  • 『二重スパイコード・ネーム《ガルボ》 : 史上最も偉大なダブル・エージェントがノルマンディー上陸作戦を成功に導くまで』(ジェイソン・ウェブスター、河出書房新社) 2016
  • オリエント急行殺人事件』(アガサ・クリスティー、光文社、光文社古典新訳文庫) 2017
  • 『死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ドニー・アイカー, 河出書房新社、2018
  • 『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』ユヴァル・ノア・ハラリ , ダヴィッド・ヴァンデルムーレン , ダニエル・カザナヴ, 河出書房新社 2020
  • 『フレドリック・ブラウンSF短編全集4 最初のタイムマシン』フレドリック・ブラウン、東京創元社 2021
  • 『古代ギリシア人の24時間: よみがえる栄光のアテネ』フィリップ・マティザック, 高畠純夫 (監修), 安原和見 (翻訳) 河出書房新社 2022
  • 『パワー』ナオミ・オルダーマン、河出文庫、2023

ダグラス・アダムス[編集]

  • 銀河ヒッチハイク・ガイド』(ダグラス・アダムス、河出書房新社、河出文庫) 2005.9
  • 『宇宙の果てのレストラン』(ダグラス・アダムス、河出書房新社、河出文庫) 2005.9
  • 『宇宙クリケット大戦争』(ダグラス・アダムス、河出書房新社、河出文庫) 2006.4
  • 『さようなら、いままで魚をありがとう』(ダグラス・アダムス、河出書房新社、河出文庫) 2006.6
  • 『ほとんど無害』(ダグラス・アダムス、河出書房新社、河出文庫) 2006.8
  • 『これが見納め 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景』(ダグラス・アダムス,マーク・カーワディン、みすず書房) 2011.7
  • 『ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所』(ダグラス・アダムス、河出書房新社、河出文庫) 2017
  • 『長く暗い魂のティータイム』(ダグラス・アダムス、河出書房新社、河出文庫) 2018.3

J・R・ウォード[編集]

  • 『黒き戦士の恋人』(J・R・ウォード、二見書房、二見文庫) 2008.8
  • 『永遠なる時の恋人』(J・R・ウォード、二見書房、二見文庫) 2009.5
  • 『運命を告げる恋人』(J・R・ウォード、二見書房、二見文庫) 2009.11
  • 『闇を照らす恋人』(J・R・ウォード、二見書房、二見文庫) 2011.6
  • 『情熱の炎に抱かれて』(J・R・ウォード 、二見書房、二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 2015
  • 『漆黒に包まれる恋人』( J・R・ウォード、二見書房、二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 2017