守屋功輝

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守屋 功輝
阪神タイガース #43
2015T43.jpg
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 岡山県倉敷市
生年月日 (1993-11-25) 1993年11月25日(25歳)
身長
体重
184 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 ドラフト4位
初出場 2016年4月20日
年俸 700万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

守屋 功輝(もりや こうき、1993年11月25日 - )は、阪神タイガースに所属する岡山県倉敷市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

倉敷市立玉島南小学校4年時に玉南少年野球で野球を始める[2]と、小学校5年時に中堅手として岡山県大会での準優勝を経験[2]倉敷市立黒崎中学校への入学後に軟式野球部へ所属[2][3]したことを機に、投手へ専念するようになった[2]

岡山県立倉敷工業高校への進学後は、1年秋からベンチ入り。2年秋からエースの座をつかんだ[2][4]が、在学中は春夏とも甲子園球場での全国大会に出場できなかった[4]

高校卒業後にHonda鈴鹿へ入社。1年目から公式戦1試合に登板したが[3]、故障や体調不良によって、2年目には登板の機会がなかった[2]。故障から復帰した3年目の2014年には、JABA東京スポニチ大会の対大阪ガス戦で公式戦初先発。都市対抗の東海地区予選では、JR東海との東海第4代表決定戦に6回1死2塁から救援で登板すると、打者11人を完璧に抑えた末にチームを本選出場に導いた[5]。チームメイトには濱矢廣大土肥寛昌がいた。

2014年のNPBドラフト会議で、阪神タイガースから4巡目で指名。契約金5,000万円、年俸840万円(金額は推定)という条件で入団した[6][7]。背番号は43

なお、指名後は日本選手権に出場。明治安田生命との初戦で、5番手投手として救援登板するも逆転の適時打を浴び、チームは初戦敗退となった[8]

阪神時代[編集]

2015年には、ウエスタン・リーグ公式戦15試合に登板。1勝3敗、防御率4.75という成績を残した。また、同期入団の横山雄哉江越大賀などと共に、フレッシュオールスターゲームの同リーグ選抜メンバーに選出[9]。しかし、天候不良による中止で登板の機会を逸したばかりか、一軍昇格に至らないままシーズンを終えた。

2016年には、オープン戦の期間中に入団後初の一軍昇格。3月6日の対読売ジャイアンツ戦(甲子園)で、オープン戦ながら救援投手として一軍デビューを果たすと、5回裏からの2イニングを2被安打無失点に抑えた[10]。一軍公式戦では、4月20日の対東京ヤクルトスワローズ戦(甲子園)に先発投手として初登板。5回途中10被安打5失点という内容で敗戦投手になった[11]が、後に救援で3試合に登板している。また、2年連続でフレッシュオールスターゲームのウエスタン・リーグ選抜メンバーに入ったことから、7月14日の同ゲームでは9回表に地元・倉敷マスカットスタジアムで2年越しの凱旋登板を果たした[12]

2017年には、ウエスタン・リーグ公式戦41試合に登板。2勝3敗、防御率4.94の成績を残した[13]が、一軍公式戦では1試合の登板にとどまった。シーズン終了後に台湾で催された2017アジアウインターベースボールリーグでは、NPBウエスタン選抜で出場を予定していたチームメイトの望月惇志が故障で辞退したため、追加召集扱いで同チームのメンバーに加わった[14]

2018年には、ウエスタン・リーグ公式戦でチームトップの39試合に登板。2勝2敗2セーブ、防御率3.35という成績で[15]、二軍の8年振りリーグ制覇に貢献した。しかし、一軍公式戦では4試合に登板しただけで、防御率が11.57にまで達した。

2019年、前年に二軍監督を務めた矢野燿大の一軍監督就任を受け、プロ入り後初めて沖縄宜野座での一軍春季キャンプに抜擢[16]。キャンプ中の実戦登板やオープン戦でも、救援で好投を続けた。公式戦では開幕一軍入りこそ逃したが、中継ぎ要員として4月上旬に一軍へ復帰すると、同月だけでキャリアハイの登板数をマーク。一軍公式戦でのシーズン初登板であった4月6日の対広島東洋カープ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)から4月19日の対巨人戦(甲子園)まで、登板した9試合を全て無失点で凌いだ[17]。その間、4月17日の対ヤクルト戦(神宮球場)でプロ初ホールドを記録[18]。その後も登板を重ね、5月15日の対巨人戦(東京ドーム)で一軍公式戦初勝利を挙げた[19]

選手としての特徴[編集]

サイドスローに近い低めの変則スリークォーターから繰り出す最速154km/h[20]ストレートを持ち[16][21]、変化球はカーブスライダーチェンジアップフォークなどを操る[3][22]

投げっぷりの良さが評価される万能リリーフである[22]

プロ入り3年目の2017年までは「スリークォーター」と自称するフォームで投球していた[23]。その間、矢野(当時一軍バッテリーコーチ)から、動態解析の専門家を紹介されるなど再三腕サイドスローへの転向を提案されていた。守屋自身は2017年シーズンまでフォーム転向を固辞していたが、一軍への定着に至らなかったこともあり、シーズン終了後に急遽参加したアジアウインターベースボールリーグから本格的に腕を下げることを決断。しかし、体や筋肉の使い方が変わったことでかかる肘などへの負担を考慮し、下半身主導のフォームの確立を目指している現在は腕のポジションについては意識していないという[16]

また、矢野の紹介で受けた動態解析によるフォームのチェックを経て、「投球時に下半身が横の方向へ回転しているので、上半身の動きとの間にズレが生じている」ことが判明[16]。2017年以降のオフシーズンからは共通の知人がいる縁で、田原誠次をはじめとするサイドスロー投手が多数集結する「チーム・サイドスロー」の合同自主トレーニングへ参加している[16]

人物・エピソード[編集]

中学生時代まで捕手だった実父(神戸市出身)の影響で、自身も幼少期からの阪神ファン。小学生時代には、親子で阪神戦のテレビ中継を見ながら、当時阪神の正捕手だった矢野の配球について語り合うことがプロ野球シーズン中の日課になっていたという[19]

Honda鈴鹿時代には、当時先発陣の一角を担っていた濱矢が東北楽天ゴールデンイーグルスへ入団したことから、濱矢のように高卒3年でのプロ入りを目指していた。しかし、2年目まで故障や体調不良に見舞われ続けたことから、「このままではプロに行けない」と一念発起。2年目のシーズン終了後に体力強化を徹底させたところ、3年目に先発・救援の双方で活躍したことによって、プロ入りへの道を開いた[5]

Honda鈴鹿時代の2014年に結婚。阪神へ入団した時点では、同期の新人選手で唯一の妻帯者であった。阪神では基本として既婚の新人選手に「虎風荘」(球団合宿所)への入寮を認めていないが、「当面は野球に専念して欲しい」という妻の願いで、入団1年目には虎風荘で単身生活を送っていた[24][注釈 1]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2016 阪神 4 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 44 8.1 16 2 4 0 0 7 0 0 8 8 8.64 2.40
2017 1 0 0 0 0 0 0 0 0 .--- 2 0.0 2 0 0 0 0 0 0 0 1 1 -.-- -.--
2018 4 0 0 0 0 0 0 0 0 .--- 26 4.2 9 1 3 0 0 2 0 0 6 6 11.57 2.57
NPB:3年 9 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 72 13.0 27 3 7 0 0 9 0 0 15 15 10.38 2.62
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2016 阪神 4 1 2 0 1 1.000
2017 1 0 0 0 0 .---
2018 4 0 0 0 0 .---
通算 9 1 2 0 1 1.000
  • 2018年度シーズン終了時

記録[編集]

投手記録

背番号[編集]

  • 43 (2015年 - )

登場曲[編集]

  • うらじゃ」 - うらじゃ振興会 (2015年 - 2017年)
  • 「ヒューマン」 - WANIMA (2018年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 2019年にHondaから入団した齋藤友貴哉も、妻帯者ながら、自身の希望で1年目に虎風荘で単身生活を送っている。

出典[編集]

  1. ^ 阪神 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2019年1月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f プロ入りをかけ都市対抗に挑むホンダ鈴鹿3選手の誓い 週刊ベースボールONLINE 2014年12月15日閲覧。
  3. ^ a b c “阪神ドラ4守屋「武田カーブ」の使い手”. 日刊スポーツ. (2014年11月3日). http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2014/news/p-bb-tp0-20141103-1391294.html 2014年11月22日閲覧。 
  4. ^ a b “阪神ドラ4守屋 目指せ「右の高宮」だ”. 日刊スポーツ. (2014年11月6日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20141106-1392621.html 2014年11月22日閲覧。 
  5. ^ a b “2014年ドラフト特集第5弾 日本全国“逸材発掘”大会”. 週刊ベースボールONLINE. (2014年7月18日). http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=001-20140728-03 2016年3月30日閲覧。 
  6. ^ “ドラ4・守屋が仮契約「常に1軍に」”. デイリースポーツ. (2014年11月26日). http://www.daily.co.jp/newsflash/tigers/2014/11/24/0007530255.shtml 2014年11月28日閲覧。 
  7. ^ “4位守屋と仮契約=プロ野球・阪神”. 時事通信社. (2014年11月24日). http://www.jiji.com/jc/zc?k=201411/2014112400277 2014年11月28日閲覧。 
  8. ^ “阪神ドラ4守屋が逆転タイムリー浴びる”. デイリースポーツ. (2014年11月2日). http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2014/11/02/0007470762.shtml 2014年12月15日閲覧。 
  9. ^ プロ野球フレッシュオールスターゲーム2015出場者日本野球機構(NPB)公式サイト
  10. ^ “阪神2年目、守屋が2回無失点 巨人打線封じ「気持ち良かった」”. スポーツニッポン. (2016年3月6日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/03/06/kiji/K20160306012167450.html 2016年3月30日閲覧。 
  11. ^ “阪神守屋ほろ苦初先発…5失点「今の自分の実力」”. 日刊スポーツ. (2016年4月20日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1634904.html 2016年4月21日閲覧。 
  12. ^ 2016年7月14日(木) 倉敷 【フレッシュオールスターゲーム】ウエスタン・リーグ vs イースタン・リーグ 投打成績NPB公式サイト
  13. ^ 2017年度 阪神タイガース 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp. 2017年11月20日閲覧。
  14. ^ a b 2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. NPB.jp (2017年11月10日). 2017年11月10日閲覧。
  15. ^ 2018年度 阪神タイガース 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp. 2019年4月25日閲覧。
  16. ^ a b c d e 確かな手応えを携え、一軍定着へ―。阪神・守屋功輝がこれまでの自分をぶち破る!”. Yahoo!ニュース (2019年2月12日). 2019年4月25日閲覧。
  17. ^ “阪神・守屋 勝ち越し弾を浴び今季初失点”. スポーツニッポン. (2019年4月25日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/04/25/kiji/20190425s00001173422000c.html 2019年4月25日閲覧。 
  18. ^ “阪神守屋プロ初ホールド 今季7戦登板で自責0継続”. 日刊スポーツ. (2019年4月17日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904170001120.html 2019年4月25日閲覧。 
  19. ^ a b “阪神守屋プロ初勝利 幼少から虎党…矢野監督との縁”. 日刊スポーツ. (2019年5月15日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201905150001164.html 2019年5月23日閲覧。 
  20. ^ https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/06/19/kiji/20190619s00001173070000c.html
  21. ^ “阪神オール1点差で4連勝!矢野監督「手汗は1リットルかいたわ。めっちゃ手汗かいたわ」”. スポーツニッポン. (2019年5月24日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/05/24/kiji/20190524s00001173547000c.html 2019年5月24日閲覧。 
  22. ^ a b 阪神・守屋功輝 投げっぷりのよさで勝負/ユーティリティープレーヤー(週刊ベースボールONLINE) Yahoo!ニュース 2019年6月23日
  23. ^ 阪神タイガース 2015年度 新人選手 入団発表会(岡本育子) Yahoo!ニュース 2014年12月9日
  24. ^ “阪神2年目、守屋が2回無失点 巨人打線封じ「気持ち良かった」”. 日刊スポーツ. (2014年12月8日). http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2014/news/p-bb-tp0-20141208-1406414.html 2016年3月30日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]