守備固め

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守備固め(しゅびがため)とは、野球サッカーなど攻守のある競技で、守備力を上げるために守備に難のある選手から、守備が上手い選手に変える作戦のことを指す。 ここでは野球の守備固めについて記述する。

野球[編集]

守備固めは、主にリードしている側のチームが終盤に行う。主に以下のパターンがある。

  1. 守備に難のある選手を守備固めの選手に交代する。
  2. 代打代走に出た選手をそのまま守備固めとして守備につかせる。
  3. 代打・代走に出た選手を自軍の守備時に守備固めの選手に交代する。

守備固めとして出場する選手は、守備力以外の能力がそれほど高くないことが多い(守備力以外も高い選手は先発で使われている可能性が高い)。そのため、守備固め選手は、打席が回ってくるのが遅い打順に入れられることが多い。守備固めを行って逃げ切りを図ったものの、同点とされて延長戦に入ってしまうような場合は、守備固めによる攻撃力ダウンが裏目に出るケースとなる。

なお、ワンサイドゲームの場面で主力選手を守備固めの選手に変えることがあるが、守備固めよりもむしろ主力選手の休養や、控え選手に試合経験を積ませることが目的であることが多い。

また、特殊なシフトを敷くための守備固めもある。広島のマーティ・ブラウン監督(当時)は、過去に5人内野シフトを敷く際、外野手の1人を内野手経験者に交代し、内野で守備させた。

守備固めとして活躍の主な選手[編集]

複数のポジションをこなせる選手は、守備固めとして出場することも多い。打球の飛びやすい方向などを考えて、守備に難のある選手と守備位置のみ交代する場合もある。

  • 本西厚博上田浩明(どこでも守れるユーティリティープレイヤー。外野守備に定評。上田は内外野、どこでも守れるユーティリティープレイヤーとして18年間ライオンズでプレー。)
  • 川相昌弘鳥越裕介(内野全般のユーティリティープレイヤー。川相は中日時代に、鳥越はソフトバンク時代、に内野の全ポジションに就いた。)
  • 秀太(現役時代のほとんどを、[一塁手を除く]内野全般の守備固めとしてプレー。ムードメーカー的な存在でもあった。)
  • 寺内崇幸(プロ入り1年目の2008年から巨人一筋で、ほぼ専ら内野全般の守備固めとしてプレー。その地道な貢献を評価されて、2013年にはオールスターゲームに出場を果たしている[1]。)
  • 飯山裕志(内野全般のユーティリティープレイヤー。2016年シーズン終了時点で、ほぼ専ら守備固めとしての起用で日本ハム一筋で19年間プレー[2005年から一軍に定着]。)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 【巨人】寺内が球宴出場、原監督が太鼓判”. 日刊スポーツ. 2017年2月14日閲覧。