宇佐川晶子

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宇佐川 晶子(うさがわ あきこ、1952年1月21日 - )は、日本の翻訳家。本姓・村上。

経歴[編集]

東京都生まれ。1974年、立教大学英米文学科卒業。1974年から1976年までチャールズ・モリ・タトル商会(現・タトル・モリ・エージェンシー)に勤務、のち翻訳家として独立[1]

SF推理小説ファンタジーなどを多く翻訳している。

翻訳[編集]

  • 『生と死の支配者』(ロバート・シルヴァーバーグハヤカワ文庫) 1979
  • 『ラッシー』(ロバート・ウィーバーカ、早川書房) 1979、のち文庫
  • 『宝石世界へ』(テッド・ホワイト、ハヤカワ文庫) 1979 
  • 驚異のスパイダーマン』1 - 2(レン・ウィーン,マーヴ・ウルフマン、ハヤカワ文庫) 1980 - 1981
  • キング・コングのライヴァルたち』(マイケル・パリー編、ハヤカワ文庫) 1980
  • 『ペテン師どもに乾杯』(ロビン・ムーア、ハヤカワ文庫) 1980
  • 超人ハルク対スパイダーマン』(ポール・クパーバーグ、ハヤカワ文庫) 1981 
  • 「色褪せた太陽」三部作(C・J・チェリイ、ハヤカワ文庫) 1982
    『ケスリス』 1982
    『ションジル』 1982
    『クタス』 1982
  • 『血は異ならず』(ゼナ・ヘンダースン深町真理子共訳、ハヤカワ文庫) 1982
  • 「野獣の書」三部作(ロバート・ストールマン、ハヤカワ文庫)
    『孤児』 1983
    『虜囚』 1983
    『野獣』 1983
  • 『星々からの歌』(ノーマン・スピンラッド、ハヤカワ文庫) 1985
  • 『ダウンビロウ・ステーション』(C・J・チェリイ、深町真理子共訳、ハヤカワ文庫) 1985
  • 『三つの魔法』(ジェイン・ヨーレン、ハヤカワ文庫) 1985
  • 『魔界の盗賊』(マイクル・シェイ、ハヤカワ文庫) 1985 
  • 『気まぐれな仮面』(フィリップ・ホセ・ファーマー、ハヤカワ文庫) 1985
  • アガサ・クリスティーの生涯』(ジャネット・モーガン、深町真理子共訳、早川書房) 1987
  • 『無限コンチェルト』(グレッグ・ベア、ハヤカワ文庫) 1987
  • 『蛇の魔術師』(グレッグ・ベア、ハヤカワ文庫) 1988
  • がんばれチャーリー』(ポール・アンダースン,ゴードン・R・ディクスン、ハヤカワ文庫) 1988
  • 『妖精写真』(スティーヴ・シラジー、早川書房) 1994
  • 『ロリの静かな部屋 分裂病に囚われた少女の記録』(ロリ・シラー,アマンダ・ベネット、早川書房) 1995、のち文庫
  • 『埋葬された涙』(タビサ・キング、新潮文庫) 1995
  • 『旅するサイコセラピスト 特別な患者たちのその後を訪ねて』(ロバート・U・アカレット、早川書房) 1997
  • 『イタリア・トスカーナの休日』(フランシス・メイズ、早川書房) 1998
  • 『わたしたちが天国について知るすべて』(アンナ・タトル・ヴィレガス、集英社) 1999
  • 『Fとの秘密』(エヴァン・ジムロス、早川書房) 1999
  • 『眠れる森の惨劇』(ルース・レンデル角川文庫) 2000
  • 『父に捧げる歌』(ルース・バーミングハム、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2000 
  • 『シミソラ』(ルース・レンデル、角川文庫) 2001
  • 『憎しみの子ども ヴェトナム戦争後のもうひとつの悲劇』(キエン・グエン、早川書房) 2001
  • 『世にも不幸なおとぎ話』(ステラ・ダフィ、アーティストハウス) 2002
  • 『ピーチツリー探偵社』(ルース・バーミングハム、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2002
  • 『パリから月まで』(アダム・ゴプニク、アップオン) 2003
  • 『サラマンダー 無限の書』(トマス・ウォートン、早川書房) 2003
  • 『おしゃべりな手紙たち』(ポーラ・ダンジガー,アン・M・マーティン、早川書房、ハリネズミの本箱) 2004
  • 『18年めの奇跡』(D・L・スミス、光文社) 2004
  • 『愛の探偵たち』(アガサ・クリスティー、ハヤカワ文庫) 2004
  • 『こんにちはアン』(バッジ・ウィルソン、新潮文庫) 2008
  • 『ヒルダよ眠れ』(アンドリュウ・ガーヴ、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2008
  • 『レクイエムの夜』(レベッカ・キャントレル、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2010
  • トマス・クロムウェル」三部作(ヒラリー・マンテル、早川書房)
    『ウルフ・ホール』 2011
    『罪人を召し出せ』 2013
    『鏡と光』 2021
  • 『夜のサーカス』(エリン・モーゲンスターン、早川書房) 2012
  • 『ありふれた祈り』(ウィリアム・ケント・クルーガ、早川書房、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS) 2014.12、のち文庫
  • 『ノア・P・シングルトンの告白』(エリザベス・L・シルヴァー、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2015.2
  • 『蛇の書』(ジェシカ・コーンウェル、ハヤカワ文庫) 2016.8
  • 『暗い暗い森の中で』(ルース・ウェア、ハヤカワ文庫) 2017.6
  • 『エヴァンズ家の娘』(ヘザー・ヤング、早川書房、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS) 2018.3
  • 『モスクワの伯爵』(エイモア・トールズ、早川書房) 2019.5
  • 『夕陽の道を北へゆけ』(ジャニーン・カミンズ、早川書房) 2020.2
  • 『賢者たちの街』(エイモア・トールズ、早川書房) 2020.6

ナンシー・ピカード[編集]

  • 『恋人たちの小道』(ナンシー・ピカードハヤカワ・ミステリ文庫) 1991
  • 『死者は惜しまない』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1992
  • 『結婚は命がけ』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1992
  • 『愛しのわが家』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1993
  • 『虹の彼方に』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1994
  • 『悲しみにさよなら』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1994
  • 『特製チリコンカルネの殺人』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1995
  • 『涙のマンハッタン』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1996
  • 『夢からさめても』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1998
  • 『扉をあけて』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1999
  • 『狂った真実』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2001
  • 『凍てついた墓碑銘』(ナンシー・ピカード、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2009

メアリ・H・クラーク[編集]

  • 『オルゴールの鳴る部屋で』(メアリ・H・クラーク新潮文庫) 1996
  • 『あなたに会いたくて』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 1997
  • 『リメンバー・ハウスの闇のなかで』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 1999
  • 『小さな星の奇蹟』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 1999
  • 『月夜に墓地でベルが鳴る』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 2001
  • 『君ハ僕ノモノ』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 2002
  • 『さよならを言う前に』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 2003
  • 『誘拐犯はそこにいる』(メアリ・H&キャロル・H・クラーク、新潮文庫) 2003
  • 『消えたニック・スペンサー』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 2005
  • 『20年目のクラスメート』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 2006

デイヴィッド・エディングス[編集]

  • マロリオン物語」(デイヴィッド・エディングス、ハヤカワ文庫)
    旧版
    『西方の守護者』 1990
    『熊神教徒の逆襲』 1990
    『マーゴスの王』 1990
    『禁じられた呪文』 1990
    『疫病帝国』 1991
    『カランダの魔神』 1991
    『メルセネの錬金術師』 1991
    『ダーシヴァの魔女』 1991
    『ケルの女予言者』 1991
    『宿命の戦い』 1992
    新版
    『西方の大君主』 2006
    『砂漠の狂王』 2006
    『異形の道化師』 2006
    『闇に選ばれし魔女』 2006
    『宿命の子ら』 2006
  • 「タムール記」(デイヴィッド・エディングス、ハヤカワ文庫)
    • 『聖騎士スパーホーク』 1995
    • 『炎の天蓋』 1995
    • 『青き薔薇の魔石』 1996
    • 『暗黒の魔術師』 1996
    • 『冥界の魔戦士』 1996
    • 『天と地の戦い』 1997
  • 女魔術師ポルガラ」(デイヴィッド&リー・エディングス、ハヤカワ文庫)
    • 『運命の姉妹』 2005
    • 『貴婦人の薔薇』 2005
    • 『純白の梟』 2005
  • 魔術師ベルガラス」(デイヴィッド&リー・エディングス、ハヤカワ文庫)
    • 『銀狼の花嫁』 2005
    • 『魔術師の娘』 2005
    • 『王座の血脈』 2005
  • ドラル国戦史」(デイヴィッド&リー・エディングス、ハヤカワ文庫) 
    • 『四方を統べる神』 2007
    • 『蛇民の兵団』 2007
    • 『神託の夢』 2008
    • 『峡谷の昆虫人』 2008
    • 『水晶砦の攻防』 2008
    • 『不死なる侵略者』 2008
    • 『高峰の決戦』 2008
    • 『新しき神々』 2009
  • アルサラスの贖罪」(デイヴィッド&リー・エディングス、ハヤカワ文庫)
    • 『黒猫の家』 2009
    • 『女王と軍人』 2009
    • 『善と悪の決戦』 2010

「スペルシンガー・サーガ」[編集]

  • 「スペルシンガー・サーガ」(アラン・ディーン・フォスター、ハヤカワ文庫)
    • 『スペルシンガー』 1993
    • 『救世の使者』 1993
    • 『頭の痛い魔法使い』 1994
    • 『わがままな魔術師 』1998
    • 『不機嫌な魔界の旅人』 1998
    • 『困りものの魔法の楽器』 1999

「世にも不幸なできごと」[編集]

  • 「世にも不幸なできごと」(レモニー・スニケット草思社
    • 『最悪のはじまり』 2001
    • 『爬虫類の部屋にきた』 2001
    • 『大きな窓に気をつけろ』 2002
    • 『残酷な材木工場』 2002
    • 『おしおきの寄宿学校』 2002
    • 『まやかしエレベーター』 2003
    • 『鼻持ちならない村』 2004
    • 『敵意ある病院』 2004
    • 『肉食カーニバル』 2005
    • 『つるつるスロープ』 2006
    • 『ぶきみな岩屋』 2006
    • 『終わりから二番めの危機』 2007
    • 『終わり』 2008

脚注[編集]

  1. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報(2014年5月)

参考[編集]

  • 文藝年鑑2007