学歴フィルター

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学歴フィルター(がくれきフィルター)とは日本就職活動において使われている用語の一つ。特定大学の出身者以外の者を採用選考から外すことをいう[1]

概要[編集]

就職活動において入社を希望すると採用担当者が面談する前に、その対象者が一定レベル以上の大学に在籍している事を基準でふるいにかけ、実質的に有望な人物に絞り込む非公式の予備選考である。 これで多くの者はエントリーシートなどといった初期の段階で、大学名選別による事実上の不採用となってしまう事を意味し、どのような可能性を持つ人物であろうと名門大学でなければ自身をPRする次のステージへ進む機会すら奪われる。大企業や財閥企業には、企業ステータスの向上を目的に名門大学に固執した人事体質もあり、現在でもそれが伝統のごとく引き継がれた採用方針が垣間見える。   この言葉はかつてはインターネットスラングであったが、近年になってから数多くのメディアで報道されるようになっている。採用担当者の意見によると、上位レベルの大学から採用したほうが有能な人材であったという例が多く、逆にランク外にある大学ならばそれだけリスクが大きくなるとして、労働力の見地からも上位レベルの大学から採用する事の正当性を論じている。また有名企業になれば学閥というものが存在しており、同じ大学卒であるという事を共通点として社員同士が仲良くなるというメリットが期待できる。そのため採用担当者も上位大学出身者を数多く採用するだけで自身の評価が向上するという事も期待できるわけである。

その一方で、採用において学歴フィルターを導入していても、企業はその事実を公言していない。採用において、このような手法を用いている事が社会に知れ渡れば、企業のイメージがダウンするリスクが存在するためである[2]

企業の中には一定レベル以上の大学に在籍していない者には説明会にすら参加させない方法をとっている所も存在しており、そのような企業では取りたくない大学に在籍している者には説明会の日程を常に満席と表示して説明会の予約を阻止している[3][4]就活ナビサイトにおいても、企業があらかじめ指定した条件に合致する者のみ、説明会に申し込めるように参加者を選別する機能も存在する。

学歴フィルターとなれば大卒であるという条件の上で大学名で人間を判断しているということである。

在学生しか参加できない就職説明会を有名大学でのみ開催したり、特定の大学在学者は書類選考が免除されたり、「名門大フリーパス」と呼ばれている[5]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]