学びの多様化学校
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学びの多様化学校(まなびのたようかがっこう)は、不登校児童生徒等の実態に配慮した特別の教育課程を編成する必要があると認められる生徒に対し、教育課程の基準によらずに特別の教育課程を編成して教育を行う学校である。不登校児への学習機会の確保を目的としている。
従来通りフリースクールを選択したり、(普通学級で学べるよう、発達障害を抱える児童への「合理的配慮」をする義務が学校に課されているが)発達障害を抱え対人関係を巡る問題から引きこもりになり特別支援学校への進学を選択したりすると、(高校)卒業資格を得られず進学や就職でハンデになるが[1][2]、学びの多様化学校は学校教育法施行規則に基づいて設置されているので、卒業資格を得られるメリットがある[3]。
不登校特例校は、2023年から5年後までにすべての都道府県や政令指定都市に設置し、将来的に全国で300校設置する計画である[4]。
学びの多様化学校の一覧
[編集]単独校以外に、教室、分教室、分校などを設置している学校も含む
公立
[編集]- 富谷市立富谷中学校(宮城県)
- 白石市立白石南小学校・白石南中学校(宮城県)
- 世田谷区立世田谷中学校(東京都)
- 大田区立御園中学校(東京都)
- 大田区立大森第四小学校(東京都)
- 八王子市立高尾山学園(東京都)
- 調布市立第七中学校(東京都)
- 大和市立引地台中学校(神奈川県)
- 岐阜市立草潤中学校(岐阜県)
- 北方町立北学園(岐阜県)
- 高山市立宮中学校(岐阜県)
- 京都市立洛風中学校(京都府)
- 京都市立洛友中学校(京都府)
- 大阪市立心和中学校(大阪府)
- 大和郡山市立郡山北小学校(奈良県)
- 大和郡山市立郡山中学校(奈良県)
- 福生市立福生第一中学校(広島県)
- 三豊市立高瀬中学校(香川県)
- 大牟田市立宅峰中学校(福岡県)
- 玖珠町立学びの多様化学校(大分県)
- 延岡市立南浦中学校(宮崎県)
私立
[編集]- 星槎もみじ中学校(北海道)
- ろりぽっぷ学園小学校(宮城県)
- 東京シューレ葛飾中学校(東京都)
- 東京みらい中学校(東京都)
- 東京シューレ江戸川小学校(東京都)
- NHK学園高等学校(東京都)
- 星槎中学校・高等学校(神奈川県)
- 西濃学園中学校・高等学校(岐阜県)
- 星槎名古屋中学校(愛知県)
- 精華高等学校(大阪府)
- 生野学園中学校・高等学校(兵庫県)
- 岡山県美作高等学校(岡山県)
- 鹿児島城西高等学校(鹿児島県)
脚注
[編集]- ^ “発達障害の子どもを排除する厳格な「学校ルール」「普通に成長した子」しかいられない通常学級に”. 東洋経済オンライン (2022年4月8日). 2024年3月20日閲覧。
- ^ “学びの新たな選択肢「学びの多様化学校」とは?”. NHK (2024年1月26日). 2024年3月20日閲覧。
- ^ “学びの新たな選択肢「学びの多様化学校」とは?”. NHK (2024年1月26日). 2024年3月20日閲覧。
- ^ “「不登校特例校」全都道府県に設置へ 教育政策の計画まとまる”. NHK (2023年3月8日). 2023年4月2日閲覧。