姜暁艶
姜暁艶(ジャン・シャオイェン、Jiang Xiaoyan、1965年1月19日 - )は、二胡奏者、医学博士[1][2]。「命の尊さと平和の願い」「心の豊かさと癒し」「慈しみの心 世界に響け」などといったテーマにより、国内外を通じ医学講演および二胡演奏を行っている[2][3]。
略歴
[編集]中国、遼寧省大連市出身。5歳より芸術学校で二胡を中心に柳琴・歌・踊り・ヴァイオリン・ヴィオラなどを習い[2][4]、中学校で「三好学生」の称号を、首批重点高校では大連市の「三好学生」の優秀称号をうける。遼寧中医大学に入学。大学院に進学し、大学病院で心臓内科医をつとめる。1994年3月、修士課程を修了し[要出典]、 遼寧中医大学講師となる[5]。
1997年5月、広島大学医学部の客員研究員として来日[2]。同大学院の医学部博士課程を修了し、2002年3月、医学博士(広島大学)[6]を取得する[1][2]。2003年、二胡奏者としてデビュー[1]。
二胡奏者としては、精神障害者、原爆被爆者および災害被災者のためのチャリティーコンサートも含めて、日本各地で演奏活動を行っている[3][7]。海外では、2004年にニューヨークおよびシアトルで、2012年にハワイで、それぞれ二胡の演奏を行った[3]。また、自らが病気に苦しんだ際、仏教が心の支えとなったことから[5]、中央佛教学院通信教育部にて浄土真宗を学び[要出典]、寺院における法要コンサートや法話コンサートも多数開催している[3]。また、病院や介護施設での慰問コンサートも多数開催した[3]。また、広島市内に自らが院長を務める二胡教室「二胡音楽院」を開設し、後進の指導にあたるとともに、音楽院の生徒とともに「広島二胡十二楽坊」を結成し、イベントでの演奏を行っている[8]。これらの国際交流活動、社会福祉活動は広島市から「広島国際交流推進者・推進団体」および「広島市文化振興基金助成事業」に認定された[2]。
医学博士としては、自らが主宰する精神障害者・原爆被爆者の支援活動である「Life&Peace」により、講演や音楽療法を通じた自殺防止活動などを行う[2]。また、遼寧中医大学附属日本医薬学院講師を務める[5]。
作品
[編集]アルバム
[編集]- 追夢(2003年)
- 願(2003年)[9]
- 慈響(2004年)[9]
- めぐみ(2006年)[9]
- 輝けいのち(2007年)[9]
- 千の風(2007年)
- 悠~はるか(2008年)
- 蓮心(2009年)[9]
- 心恋(2010年)
- 平和の響(2012年)
- 古寺月影(2014年)
- Love Rose~愛しいあなたへ~(2015年)
- 追憶~シルクロード~(2015年)
- Anniversary(2016年)[10]
主な出演イベント・コンサート
[編集]出演イベント・コンサートが毎年数十回にのぼるため、以下は主なもののみを記載する[11]。
- 2004年5月 ニューヨークおよびシアトルで開催された「原爆記念式典」に広島代表として出演。
- 2006年12月 石井竜也と広島交響楽団による「GROUND ANGEL ORCHESTRAコンサート」にゲスト出演。
- 2012年9月 ハワイ別院にて「慈しみのこころ・世界に響け 姜暁艶 二胡コンサート」を開催。
- 2015年12月 平山郁夫美術館にて「平山郁夫画伯追悼コンサート~姜 暁艶の二胡で奏でる慈しみの心~」を開催。
また、このほか、自らが指導している「二胡音楽院」の生徒とともに、2003年以降「姜暁艶&二胡音楽院 二胡アンサンブルコンサート」をほぼ毎年開催している[8]。
書籍
[編集]- 姜暁艶『幸せへの扉 慈しみの心』(2009年、探求社、ISBN 978-4884838317)
脚注
[編集]- ^ a b c “日本タレント名鑑・姜暁艶”. VIPタイムズ社. 2017年1月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g “プロフィール”. 姜暁艶オフィシャルサイト. 2017年1月31日閲覧。
- ^ a b c d e “過去の活動について”. 姜暁艶オフィシャルサイト. 2017年1月31日閲覧。
- ^ “理事プロフィール”. 理事プロフィール. 2017年1月31日閲覧。
- ^ a b c “米山学友の群像 vol.3” (PDF). 米山ロータリークラブ. p. 16. 2017年1月31日閲覧。
- ^ 学位請求論文は姜暁艶「<集談会記録>胃のH^+/K^+-ATPaseの免疫蛍光染色による検出と胃酸分泌に関連した変化(学位論文抄録)」『広島大学医学雑誌』第50巻第2号、広島大学、2002年4月28日、NAID 110000210220。
- ^ “チャリティー活動”. 姜暁艶オフィシャルサイト. 2017年1月31日閲覧。
- ^ a b “二胡音楽院について”. 姜暁艶オフィシャルサイト. 2017年1月31日閲覧。
- ^ a b c d e 仏教讃歌のアルバムである。
- ^ 雅楽とのコラボレーションアルバムである。
- ^ 過去の出演イベント・コンサートの一覧については、オフィシャルサイトの活動情報を参照されたい。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 公式ブログ