妻よ薔薇のやうに

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妻よ薔薇のやうに
WIFE! BE LIKE A ROSE!
Wife! Be Like a Rose! (1935) 1.jpg
監督 成瀬巳喜男
脚本 成瀬巳喜男
原作 中野実
出演者 千葉早智子
音楽 伊藤昇
撮影 鈴木博
編集 岩下広一
製作会社 P・C・L映画製作所
配給 P・C・L映画製作所
公開 日本の旗 1935年8月15日
上映時間 74分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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妻よ薔薇のやうに』は、1935年日本で公開された日本映画トーキー

概要[編集]

成瀬巳喜男監督による、新生新派のために執筆された中野実戯曲『二人妻』の映画化作品。 旧来の新派の台本では、独特の登場人物像によりストーリーが固定されがちとなるところを、監督の演出により「新派臭」を取り除いたことなどが評価された[1]。第12回(1935年度)キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベスト・テン第1位。

1937年にはニューヨークにてプレミア上映が行われ、アメリカ合衆国で初めて商業的に公開された日本映画となった。英題として『Wife! Be Like a Rose!』あるいは『Kimiko』が使われた[2]

ストーリー[編集]

現代の東京の若い女性、キミコは、詩人の母親である悦子と一人暮らしをしています。悦子は、15年前に元芸者大雪のために家族を去った元夫の春作に今でも悲しんでいるが、キミコは彼らの結婚を幸せなものとして覚えていない。春作、悦子と彼の娘の間の唯一の接触は、彼が彼らに送る個人的なメッセージのないマネーオーダーです。彼女のボーイフレンドのセイジの父親がキミコとセイジの結婚に彼のアドミタンスを与える前に彼に会いたいと思っているので、キミコは田舎に旅行してシュンサクに家族に戻るように話します。彼女の期待に反して、シュンサクは彼の新しい妻と彼らの2人の子供に満足しており、オユキは計算の女性キミコが必ず会うのではなく、心温まる人であることがわかりました。商売が苦手な夫を応援するだけでなく、悦子と君子に送金しているのは春作ではなく彼女。春作はキミコと一緒に東京に行くことに同意するが、元妻との短い不和な時間を過ごした後、彼はオユキと彼の子供たちに戻り、キミコはついに過去を元に戻すことはできないことを受け入れる。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

リメイク[編集]

恋にめざめる頃
監督 浅野正雄
脚本 成瀬巳喜男
大野靖子
原作 中野実
製作 金子正且
出演者 酒井和歌子
土屋嘉男
草笛光子
市原悦子
東山敬司
高橋紀子
音楽 八木正生
撮影 中井朝一
編集 氷見正久
製作会社 東宝
配給 東宝
公開 1969年3月29日
上映時間 88分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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恋にめざめる頃』(こいにめざめるころ)[3]

1969年3月29日公開。オリジナル版の物語の中心となっていた夫婦から、その娘へと視点を移し、幼い頃に別の女性を伴い家を出た父への思慕や、母との復縁を願って奔走する娘の姿を描く青春映画となっている。

スタッフ(リメイク)[編集]

キャスト(リメイク)[編集]

同時上映(リメイク)[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 新派臭を除いた成瀬の「妻よ薔薇の様に」『東京朝日新聞』昭和10年8月25日
  2. ^ Wife! Be Like a Rose! aka Kimiko”. Eastman Museum. 2017年4月11日閲覧。
  3. ^ キネマ旬報社・編『東宝青春映画のきらめき』(キネマ旬報社・2012年ISBN 9784873764078)P.180。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]