妹さえいればいい。

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妹さえいればいい。
ジャンル 青春ラブコメディ
小説
著者 平坂読
イラスト カントク
出版社 小学館
レーベル ガガガ文庫
刊行期間 2015年3月18日 -
巻数 既刊8巻(2017年9月現在)
漫画:妹さえいればいい。@comic
原作・原案など 平坂読
作画 い〜どぅ〜
出版社 小学館
掲載誌 月刊サンデージェネックス
レーベル サンデーGXコミックス
発表号 2016年1月号 -
巻数 既刊4巻(2017年9月現在)
漫画:妹さえいればいい。外伝 妹にさえなればいい!
原作・原案など 平坂読
作画 コバシコ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ガンガンJOKER
レーベル ガンガンコミックスJOKER
発表号 2016年11月号 -
巻数 既刊2巻(2017年9月現在)
アニメ
原作 平坂読
監督 大沼心
シリーズディレクター 玉村仁
シリーズ構成 平坂読
脚本 平坂読
キャラクターデザイン 木野下澄江
音楽 菊谷知樹
アニメーション制作 SILVER LINK.
製作 妹さえいれば委員会
放送局 TOKYO MXBS11ほか
放送期間 2017年10月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

妹さえいればいい。』(いもうとさえいればいい)は、平坂読による日本ライトノベルイラストカントクが担当。2015年3月から、ガガガ文庫小学館)より刊行されている。

キャッチコピーは「青春ラブコメの到達点」。略称は「妹さえ[注 1]」。

あらすじ[編集]

妹バカの小説家「羽島伊月」の周囲にはいつも個性的な人物が集まっていた。銀髪碧眼美少女の「可児那由多」。彼女は小説家仲間として伊月の部屋によく遊びに行っている。そして、恋、友情、そして夢に悩む青春を謳歌している「白川京」。彼女は伊月が大学を辞める前までは伊月の同級生だった。凄腕税理士の「大野アシュリー」。天才イラストレーターで伊月のことを慕う「ぷりけつ」。伊月と同期デビューした小説家であり、良き友でもあり、ライバルでもある「不破春斗」。伊月の弟?とされ、完璧超人の「羽島千尋」。4巻から登場の伊月の作品のコミカライズを担当することになった漫画家「三国山蚕」。これら登場人物は、伊月の周りで起こる様々な事態に巻き込まれていくのであった。

登場人物[編集]

声優は特記が無い限りドラマCD版・アニメ版共通[1]。苗字は岐阜県の地名ないしは岐阜に関わりのあるものの名前から採っている。

主要人物[編集]

羽島 伊月(はしま いつき)
- 小林裕介
本作の主人公。物語開始時点で20歳。高校2年生の時に新人賞を受賞して小説家デビューした。3年の間に1巻完結の作品を5冊、シリーズものを3本で合計で20冊を出版した。作中のオリコン文庫部門の週間ランキングトップ10入りしたこともある売れっ子作家。
変態的とまで言えるほどの妹好きで、彼の書く小説は全て妹がメインヒロインとなっている。そのため、話が完全にパターン化しており、才能があるわりに読者に飽きられて、そこそこ程度の売り上げにとどまっている。また、彼独自の感性から生み出された狂気的かつ意味不明な妹小説を書いて、編集者の土岐の頭を抱えさせるのも日常茶飯事である。原稿の進みが遅く、たびたび締め切りを破っている。
また、性的なシーンにおいては靴下すら許さないほど全裸にこだわりを持ち[注 2]、作中作においても不自然なほど頻繁に全裸シーンが登場している。
「SILLIES」5巻の売上が急落したことでアニメ化企画が倒れたことにより、その穴を埋める形で「妹のすべて」のアニメ化が決定する。
中学時代に三田洞彩音に失恋したことがきっかけで[注 3]、「主人公になりたい」という願望を抱くようになる。そのため、両思いである可児那由多に対し、「今付き合って、結婚しても、自分は『可児那由多さんのお相手の、2歳年上の同業者男性』にしかなれないことが我慢できない」という理由から、那由多に追いつくレベルに自分が到達するまで彼女とは付き合わないと心に決めていた。
しかし「景色」シリーズアニメ化に際して那由多が過労で倒れた際に翻意。彼女と一緒にいたいという気持ちが自身の中の全てを上回ったことから告白し、交際を開始した。
羽島 千尋(はしま ちひろ)
声 - 山本希望
伊月の弟として登場するが、弟ではなく妹。伊月とは血のつながった兄妹ではない。伊月の父と千尋の母が再婚し、伊月からすると母親の連れ子である。何事も卒なくこなし、家事はもちろん勉強もできる。妹であることは、伊月と出版に関する人々以外の人は知っており、学校の友達やその家族とは伊月の妹=女の子で通っている。趣味はガンプラ。あだ名は「ちっひー」。
伊月のデビュー作を読んだ父・啓輔が彼の狂気的なまでの妹愛を目の当たりにし、危機感を覚えたため、手を出させないように弟と偽ることとなった。その後伊月が那由多と付き合い始めたことにより、真相を明かそうと思い始めるも、春斗の何気ない一言により、弟のままでいるか妹である事実を告げるか葛藤することとなる。
アシュリーの元で短期バイトをしていた際に、彼女に自分が女性であることがばれてしまう。その後ショッピングに連れ出され、苦手としていた女性的格好を散々させられた。
変態的な人物が多い当作品において、ほとんど性的知識を持ち合わせない希少な人物である[注 4]
恵那刹那のことは「千年に一人の神ケツ」と言ってたびたび尻を見ようと迫ってくることから、非常に苦手としている[注 5]
可児 那由多(かに なゆた)
声 - 金元寿子
伊月の後輩にあたる小説家で、作中の新人賞を受賞し小説家デビュー。可児那由多はペンネームで、伊月でさえ本名は知らない。中学時代は登校拒否で学校に行かず、本を読んだり、ゲームをするのが日課だった。そこで伊月の作品に出会った彼女はすっかり伊月のファンとなり、次第にその思いは会いたいという気持ちにかわる。そして伊月に会いたいがために小説家になることを目指しデビューした。
新人賞の授賞式の際に伊月と初めて対面した際には、緊張のあまり嘔吐して吐瀉物を彼にひっかけてしまった。その後改めて彼に会い、いきなり告白。その時には断られたものの、その後もたびたび部屋に押し掛けるなどの良好な関係が続いている。
伊月にたびたび性交を迫ったり、こっそり伊月の下着の臭いをかいだりと、変態的な行動が目立つ人物。また、小説を書く際には全裸でないと筆を進めることが出来ないという性質の持ち主[注 6]。その変態性は他人に向けても発揮されており、仕事でカンヅメになっているホテルの部屋を訪ねてきた京や蚕を当然のように全裸にしている。
稀代の天才であり[注 7]、デビュー作の『景色』シリーズはメディアミックスのオファーがひっきりなしに来るほどだが、「忙しくなると伊月と会う時間が減るから」という理由ですべて断ってきた。しかし伊月がアニメ化に際して必死で働く姿に刺激され、自らもメディアミックス化を受け入れることを決意。しかし必要以上に働きすぎた結果、過労で倒れてしまう。この際にドラマCD収録真っ最中にも関わらず駆け付けた伊月が告白、交際を開始した。その後は二人きりになるたびに性交を持ちかけているが、初夜の際に元の性欲の強さに加えて長年の想いが成就した喜びも相まって伊月のトラウマになるほどの熱烈な行為を繰り広げてしまい、それ以降警戒されてしまっている。それでも、結局は毎回押しの強さで行為に至るのがオチである。
伊月以上の締め切り破り常習犯であり、たびたび編集者を悩ませている。しかし一度集中すると凄まじい勢いで文章を書きあげる。その光景を一度目の当たりにした伊月は「神が憑依しているかのよう」と感じ、彼女に追いつこうという気持ちが折れかけてしまったほどであった。
レトロゲーム愛好家。飲み物はルートビアが好み。
白川 京(しらかわ みやこ)
声 - 加隈亜衣種田梨沙(単行本第4巻ドラマCD版)
伊月が大学にいたころの同級生。講義中ずっとパソコンで何かをしていた伊月に声をかけたのがきっかけで仲が良くなった。現在では、伊月の部屋へ遊びに行ったり、那由多と仲が良くお互いを「なゆちゃん」、「みゃーさん」と呼び合うほど。「ビッチ」とよく言われるがそれは見かけだけであり、恋愛歴はない。好きな人は頑張っている人であるというほどまっすぐな性格で、周りに流されてしまいやすく、思い込みも激しい。
伊月が自身の気持ちに気付いてくれない中で春斗に告白され大いに悩む。勢いに任せて伊月に告白して玉砕、そんな状態で春斗の想いに応えるような不誠実な対応はできないとして春斗からの告白を断る。那由多にも一連の出来事を隠さず告げ、それまで以上にお互いのことを理解できる関係となった。
就活もあり一旦はバイトを辞めることにするが、それまでの仕事ぶりを評価され京が望めばそのまま正社員として働くことも要望されている。喜ぶ半面、伊月たちがいる世界という理由だけで決めてよいのか悩んでおり返答は保留状態にある。
不破 春斗(ふわ はると)
声 - 日野聡
伊月と同期デビューした小説家。しっかりとした性格で先を見通せる。そのため、伊月や那由多と違いいつも締め切りに余裕をもって作品を仕上げる優等生作家だが、伊月などに比べると才能が劣る。直近の流行の傾向を読んでそれに合わせたテンプレ的小説を書くことで才能不足をカバーしているタイプの作家。イケメンであり、流行に敏感でおしゃれもバッチリだが、あくまで大学デビューのファッションリア充であり、実際は童貞のオタク。かつて所属していたTRPGサークルにおいて、いわゆる「オタサーの姫」だった先輩に好意を寄せられてしまったことがきっかけでサークル解散の原因を作ってしまったという苦い経験がある。伊月の部屋へ通うのも常連で、伊月の冷蔵庫は千尋と春斗が使っているといっても過言ではない。お酒が好きで、伊月とよくお酒を飲みあっている。メイドキャラが大好きでその手のエロゲーフィギュアを大量に所持している。
自身のデビュー作である「絶界の聖霊騎士」がアニメ化された際、棒読みの新人やイベントで集客できるアイドルなど政治的なキャスティングの犠牲になってしまう。肝心のアニメの最終的な出来はひどいものとなり、そのショックで一週間以上落ち込んでしまった。しかしその際に自身の努力が報われなかったことを、まるで自分のことであるかのように悔しがってくれた京に好意を抱く。その後告白するが、一週間待った末に断られてしまう。その後も機会あらば京に好意を示しているが、那由多のセクハラ発言に便乗することが多いため、かなり変態的な発言になってしまっている[注 8]
自身の経験から伊月の作品がアニメ化される際には「フレッシュという言葉には気をつけろ」と注意を促しており、結果的に伊月の作品が政治的なキャスティングの犠牲になることは回避された。
声優学校の講師の経験もあり、その際に生徒であった相生初と出会う。知識不足なまま趣味の合わないラノベを批判し、春斗の書くテンプレ的小説を小馬鹿にした初を本気で叱り泣かしてしまい学校側からしっかり怒られてしまった。流行を分析することの重要性を理解せず、読む側で終わり書く側になろうとしない初の姿勢への叱咤激励も含めてはいたが、春斗にとっては恥ずかしい思い出だったらしくすっかり忘れていた。実はその時から初に想われており第15回GF文庫新人賞受賞者で再会、皆の前で二人の出会いを暴露されてしまうという羞恥プレイを味わうことになる。
ツンデレな妹(声 - 水橋かおり)がおり、伊月からはうらやましがられているが、本人は「妹なんてろくでもないもの」[注 9]と語っている。
恵那 刹那(えな せつな)
声 - 代永翼
イラストレーター。ペンネームはぷりけつ。髪の毛は青を基調としており、3色で構成されている。もともと漫画家を目指していたが、「漫画家ってチョー大変そう」という理由から諦め、イラストレーターとして現在は活動している。伊月からは神と呼ばれるほど技術は高く才能があり、世間からも人気を博している。
ペンネームの通り女性のぷりっとした尻を描くのが得意。それを裏付けするかのような尻フェチであり、「千年に一人の神ケツ」と認めた千尋の尻を見ようとして、彼女のズボンを強引に脱がすなどの凶行に及ぶほど。「女の子は何歳になっても女の子」と言い切っており、混浴の公衆浴場で伊月が恐怖を感じるような老婆の集団と会った際にもすぐに打ち解け、その尻を絵の参照にするほどである。才能あるイラストレーターということもあってか、伊月や春斗が理解できなかったピカソの絵の芸術性を深く理解していた。
また、伊月や春斗がショックを受けるほどの巨大な男性器を持つ。
大野 アシュリー(おおの アシュリー)
声 - 沼倉愛美
凄腕税理士として、春斗の紹介を受け伊月が確定申告を頼んだ税理士。幼い容貌だが年齢は32歳。金髪碧眼で、ヒラヒラした真っ赤なロリータ系のドレスで身を包んでいる。ドSな性格の持ち主だが腕は確かであり、伊月は2年連続で彼女に確定申告の仕事を依頼している(一方、春斗には断られた)。
現在は千尋をバイトとして雇い、身の回りのアシスタントをさせている。また、ひょんなことから彼女が女性であることを知った。
過去に二度巨乳の女性に彼氏を奪われた経験があり、そのためか巨乳を憎悪している。
海津と関ヶ原とは旧知の仲。存命中の関ヶ原とは「百合小説を書くための参考」として交際していたことがあり、また、彼女が辛い心中を吐露する唯一の相手でも会った。
三国山 蚕 (みくにやま かいこ)
声 - 藤田茜
伊月の作品『妹のすべて』のコミカライズを担当する人を選考するときに、伊月が感動したほどの画力のある漫画家。新人だったが、伊月が気に入ったため担当となった。しかし、実は重度の下着フェチであり、コミカライズの際にも全裸シーンに下着を書き足してしまった。そのため、全裸至高主義者の伊月を激怒させ、真っ向から対立することになる。しかし那由他や京の説得により蚕は全裸に、伊月は下着にお互い興味を持つようになった。
両親から漫画家になることを反対されていたため、内緒で漫画家稼業を続けていたが、ある日ペンネームの宛名で実家に荷物が届いてしまったことをきっかけにばれてしまう。両親が漫画家をやめさせようと編集部に乗り込む大事にまで発展するが、その場にいた京が味方してくれたこともあり、どうにか説得に成功した。
その後、『妹のすべて』コミカライズ版の単行本発売をきっかけに、上京を決意。再び親から反対されるが、ルームシェアを条件に許可してもらい、京、さらに便乗してきた那由多と三人でルームシェアをすることになる[注 10]
頭にリボンのようなものが付いているのが特徴だが、実はその正体は女性物の下着である[注 11]。本名は絹恵。

編集部[編集]

本作では、ギフト出版GF文庫編集部として以下の人物が登場する。

土岐 健次郎(とき けんじろう)
声 - 鳥海浩輔
GF文庫編集部の編集者で、伊月を担当している。典型的なサラリーマンの風貌。伊月やぷりけつといった問題児的なクリエーターを多く抱えているため、常に苦労が絶えない。原稿を取り立てるためなら手段を選ばず、伊月のスマホにこっそりGPSを取り付け、わざわざ遠くのカラオケまで逃げた伊月を捕まえに来るという犯罪まがいのことをしたこともある。
そのストレスを発散するための風俗通いを趣味としており、ある店のプラチナ会員にもなっているほど。
書類手続きのミスにより、『妹のすべて』のアニメ化を事前に漏洩させてしまうという致命的なミスを犯し、そのため方々に謝罪することとなる。その際、自らを戒めるためとして頭を丸刈りにした。
あだ名は「ケンケン」。担当作家を風俗に誘い、当然の如く経費として認めてもらえなかった思い出があるらしい。
神戸 聖(ごうど さとし)
GF文庫編集部の編集者。この道20年以上のベテランで、7年前から編集長をしている。編集長は担当の作家を持たないが、編集長の仕事を副編集長に任せ、自らも担当作家を担当している。作家を見る目があり、伊月のように少し個性が強い作家も寛容している。とにかく、強面なのが特徴。京の仕事の出来栄えや気遣いに優れている面を理解しバイトであるにも関わらず仕事に真摯な姿勢を評価していた。彼女が望むなら人事に要望し正社員として迎えたいと考えている。
山県 きらら(やまがた きらら)
声 - 赤﨑千夏
GF文庫編集部の編集者で、那由多を担当している。いつも那由多には締め切りを破られ苦戦しているが、那由多の担当はやめない。メガネが特徴。他の男性編集者の扱いに慣れているよう。本人も昔は作家になろうと目指していたが、那由多の作品に出会いその目標はあきらめた。

第15回GF文庫新人賞受賞者[編集]

相生 初(あいおい うい)
第15回GF文庫新人賞の大賞受賞作家。作品の内容が男性向けのため授賞式まで男性だと思われていた。作中屈指の巨乳の持ち主であり、出会ったことを忘れていた春斗も胸の大きさで思い出したほどスタイルを誇る。春斗と出逢うまでは黒髪眼鏡で黒服の垢抜けない専門学校生であり、態度も非常に悪かったらしい。講師としてきた春斗を批判し本気で泣かされた経験からラノベを書く側に回り、本気で自分に感情をぶつけてくれた春斗のことを今でも想っている。作品の質自体は消去法で大賞に選ばれた程度らしい。
柳ヶ瀬 慎(やながせ まこと)
第15回GF文庫新人賞の優秀賞受賞作家。真面目な外見と違い女神にスパンキングする作品を執筆し授賞式でも注目を集める。普段は寡黙でコメントなども平凡だが、女性とスパンキングの関係について会社のプレゼンテーションを彷彿させるほどの熱弁を長時間に渡って語るなど綿密な調査と情報に裏付けされた圧倒的な実力を誇る。15歳で女性とスパンキングという組み合わせに目覚めたらしく、自分を理解してくれる世界があったことに感動している。
笠松 青葉(かさまつ あおば)
第15回GF文庫新人賞の優秀賞受賞作家。那由多への熱狂的なフォロワーであるスレンダーな女子高生。克己心が強い反面経験不足な面も多い。授賞式で参加者全員をディスってまで自身の主張を告げるという暴挙を行い皆から嫌われることを覚悟していたが、かつて全員が通ったことのある若気の至りであると理解されていたため温かく称賛された。天才である那由多と作品の方向性は一致しているが、自分の価値観だけを信じ嫌いな作品を否定する姿勢は一般人と同じであるため、今後は壁にぶつかるであろうことが心配されている。
木曽 義弘(きそ よしひろ)
第15回GF文庫新人賞の佳作受賞作家。定年後ということで思い切って執筆、ラノベというジャンルを知らないまま応募し受賞してしまう。自分のできる限り書き続けようと決意している。老人でありながら非常に飲み込みがよく、土岐から渡されたアニメを見ただけで、硬派な時代小説であった応募作に萌えヒロインを組み込めてしまうほど。
神坂 蒼真(みさか そうま)
第15回GF文庫新人賞の佳作受賞作家。容姿端麗で品行方正な青年。青葉と同じく学生。
加茂 正(かも ただし)
第15回GF文庫新人賞の審査員特別賞受賞作家。とりあえず無職だったらしく生活に追い詰められて執筆を開始。まさかの大逆転人生になったことを喜んでいる。見た目から想像もつかない法廷ものの作品でヒットしテーマ性や特徴あるキャラクターが人気である一方、作品全体としては雑な部分が目立ってしまっていることが今後の課題となっている。

アニメ『妹のすべて』[編集]

垂井 宗典(たるい むねのり)
アニメ『妹のすべて』の監督。常に飄々としており、柔軟性を持ち合わせる人物。
大島 勤(おおしま つとむ)
アニメ『妹のすべて』のプロデューサー。大手の声優学校などとの利害関係を考慮し棒読みの新人やイベントで集客できるアイドルを声優として推薦する傾向があり、その際は「フレッシュ」という言葉を用いる。一応ビジネスとしてアニメが成功することもきちんと考えているらしく、どんなに良い作品であってもビジネス的に失敗すれば駄作とみなされてしまうという持論の持ち主。
ひるがの まさひこ
アニメ『妹のすべて』の脚本家。当作品にこれといった最終回にふさわしい場所が無かったため、とりあえず適当にオリジナル展開を脚本に盛り込んだ。当然伊月を激怒させることになるが、「原作がつまらなかったから」と一刀両断。その後、本来は自分が大ファンであった『SILLIES』の脚本を書きたかったこと、そして『妹のすべて』の良さを全く理解できなかったことを明かし、ポストを降りようとする。しかし伊月に止められ、「せめて妹の良さがわかるまで読み込め」と言われ、渋々従うことになる。その後は、若干ながら妹の良さを理解できた模様。
妹が4人もいるという、伊月にとってはうらやましいことこの上ない境遇にあるが、それが『妹萌え』を全く理解できなかった大きな要因となっていた。
山田 駆(やまだ かける)
アニメ『妹のすべて』の制作進行。
乗鞍 拓郎(のりくら たくろう)
アニメ『妹のすべて』の音響監督。
朝倉 正樹(あさくら まさき)
アニメ『妹のすべて』のキャスティングマネージャー。

『ジンベエザメ妹(仮)』[編集]

鮫島 ジン
声 - 桑島法子
鮫島 メル
声 - 椎名へきる
アルバ・アルバトロス
声 - 中田譲治
メガロドン
声 - 能登麻美子

『妹法(まほう)学園』[編集]

ジーク・レッドフィールド
声 - 緑川光
ヒルデ・レッドフィールド
声 - 堀江由衣
神崎 信繁
声 - 石田彰
神崎 夕奈
声 - ゆかな
クロム
声 - 千葉一伸
ナレーション
声 - 柴田秀勝

その他[編集]

海津 真騎那 (かいづ まきな)
第1回GF文庫新人賞でデビューした伊月や春斗の先輩作家。彼らに比べると才能は劣り、作品がアニメ化された経験もないが、人気傾向の移り変わりの激しいライトノベル業界において長年そこそこの売上をキープして生き残っていることから、その点で春斗から尊敬されている。しかし「人の金で高いものを食べることが大好き」とはばかることなく発言するなど、人間的にはやや難のある人物。他の作家が本屋で人気である様子を観たくないため本屋で人気になっているラノベを全て買い取り自分の視界にはいらないようにしているらしいが、そのおかげで重版がかかり更に人気が出るため見事に売り上げに貢献してしまっている。伊月や春斗の本も同じ巻を数巻ずつ持っているらしく、本人も売り上げ貢献を自覚してやっているのではないかと推測されている。
アシュリー、関ヶ原とは旧知の仲。同期である関ヶ原との圧倒的な才能の差に苦しみ続けていたが、関ヶ原が非業の死を遂げたことをきっかけに、「平凡でもほどほどに幸せに生き抜く」という決意を固めた。
見た目はやせているが、人間ドックの結果はオールA。伊月や春斗にも人間ドックをはじめ健康診断を欠かさないよう本気でアドバイスしている。
関ヶ原 幽(せきがはら かすか)
作家。海津の同期。平均よりも小柄で、女子高生のようなルックスをしている。
天性の才能を持っており、デビュー作から爆発的な売り上げを誇る。しかし「もっと面白い作品を思いついた」という理由で自主的に作品を打ち切ってしまうような気まぐれな人物で、その他にも「誰もが発情するような際どいシーンを書くため、そこそこ親しいだけの海津に性交を要求する」[注 12]「百合小説に挑戦するため、アシュリーに交際を持ちかける」など、エキセントリックな行動が多かった。
代表作である『妹さえいればいい!』がアニメ化された際、必要以上に話題が広がってしまい、原作を読んでもいない心ない人々から不当なバッシングを受けることとなってしまう。さらに追い打ちをかけるかのように末期の膵臓がんに侵されていることが判明し、余命一年を告げられた。心身ともに限界の中、一気にシリアス展開へと突入した12巻を書き上げたが、バッシングはより加速し、心が折れかけてしまう。しかし海津から、伊月が最終巻を心待ちにしていることを告げられたことで、「一人でも読みたいという者がいるなら」と、誰にも言っていなかった原稿のありかを明かし、最終巻の出版を決意する。編集者の協力のもと病床で改稿作業を続け、最後のシーンが終わったところで全てをやりきったかのように意識を失い、そのまま息絶えた。享年31。
新人賞の選考委員を務めていた際、応募してきた伊月の才能を見抜いて絶賛した一方、テンプレ的であった春斗の作品をひどくこき下ろした。[注 13]

書誌情報[編集]

小説[編集]

小学館ガガガ文庫〉既刊8巻
タイトル 初版第一刷発行日 初版第一刷発売日 ISBN
妹さえいればいい。 2015年3月23日 2015年3月18日 ISBN 978-4-09-451507-7
妹さえいればいい。 2 2015年7月22日 2015年7月17日 ISBN 978-4-09-451560-2
妹さえいればいい。 3 2015年11月23日 2015年11月18日 ISBN 978-4-09-451580-0
妹さえいればいい。4 特装版 2016年3月23日 2016年3月18日 ISBN 978-4-09-451597-8
通常版 ISBN 978-4-09-451598-5
妹さえいればいい。5 2016年7月25日 2016年7月20日 ISBN 978-4-09-451618-0
妹さえいればいい。6 2016年12月25日 2016年12月20日 ISBN 978-4-09-451646-3
妹さえいればいい。7 特装版 2017年5月23日 2017年5月18日 ISBN 978-4-09-451676-0
通常版 ISBN 978-4-09-451677-7
妹さえいればいい。8 2017年9月25日 2017年9月20日 ISBN 978-4-09-451697-5

漫画[編集]

い〜どぅ〜作画による漫画『妹さえいればいい。@comic』が『月刊サンデージェネックス』(小学館)にて2016年1月号より連載されている。また、コバシコ作画による那由多がメインのスピンオフコミック『妹さえいればいい。外伝 妹にさえなればいい!』が『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)にて2016年11月号より連載されている。

平坂読(原作)・い〜どぅ〜(作画) 『妹さえいればいい。@comic』 小学館〈サンデーGXコミックス〉、既刊4巻
タイトル 初版第一刷発行日 初版第一刷発売日 ISBN
妹さえいればいい。@comic 1 2016年5月24日 2016年5月19日 ISBN 978-4-09-157448-0
妹さえいればいい。@comic 2 2016年11月23日 2016年11月18日 ISBN 978-4-09-157465-7
妹さえいればいい。@comic 3 2017年5月24日 2017年5月19日 ISBN 978-4-09-157486-2
妹さえいればいい。@comic 4 2017年9月25日 2017年9月20日 ISBN 978-4-09-157499-2
平坂読(原作)・コバシコ(作画) 『妹さえいればいい。外伝 妹にさえなればいい!』 スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックスJOKER〉、既刊2巻
タイトル 初版第一刷発売日 ISBN
妹さえいればいい。@comic 1 2017年5月18日 ISBN 978-4-7575-5341-5
妹さえいればいい。@comic 2 2017年9月20日 ISBN 978-4-7575-5472-6

テレビアニメ[編集]

2017年10月よりTOKYO MXBS11ほかにて放送中[2]

スタッフ[編集]

  • 原作・シリーズ構成・脚本 - 平坂読[1]
  • キャラクター原案 - カントク[1]
  • 監督 - 大沼心[1]
  • シリーズディレクター - 玉村仁[1]
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 木野下澄江[1]
  • メインアニメータ― - 青木慎平[1]
  • プロップデザイン - 泉美紗子[1]
  • 美術監督 - 坂上裕文[1]
  • 美術設定 - 米川信悟
  • 色彩設計 - 平井麻実[1]
  • 撮影監督 - 臼田睦[1]
  • 編集 - 坪根健太郎[1]
  • 音響監督 - 土屋雅紀[1]
  • 音楽 - 菊谷知樹[1]
  • 音楽プロデューサー - 佐藤純之介
  • 音楽制作 - ランティス[1]
  • チーフプロデューサー - 藤澤宜彦、飯塚寿雄、小岐須泰世
  • プロデューサー - 田中太郎、知久敦、奥永祥正、西川和良、金子逸人、大和田智之、和泉勇一、吉江輝成
  • アニメーションプロデューサー - 金子逸人
  • アニメーション制作 - SILVER LINK.[1]
  • 製作 - 妹さえいれば委員会

主題歌[編集]

オープニングテーマ「明日の君さえいればいい。」[3][4]
作詞 - 松井洋平 / 作曲・編曲 - yuxuki waga / 歌 - ChouCho
エンディングテーマ
「どんな星空よりも、どんな思い出よりも」(第1話 - 第3話、第5話 - )[3][4]
作詞・作曲・歌 - 結城アイラ / 編曲 - 渡部チェル
「第六感のミストレス」(第4話特別エンディング)
作詞 - 安藤紗々 / 作曲・編曲 - 佐伯高志 / 歌 - 大野アシェリー(沼倉愛美

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 エンドイラスト
第1話 料理上手の弟と全裸の美少女と
気の合う友達さえいればいい。
玉村仁 櫻井司、大槻南雄、工藤ゆき
柴田志朗、錦織成
木野下澄江 い〜どぅ〜
第2話 奇跡さえ起きればいい。 玉村仁 五味伸介 平田和也、大槻南雄、佐藤香織
宇良隆太、藤井文乃、しまだひであき
吉田和香子
コバシコ
第3話 取材でさえあればいい。 澤井幸次 福多潤 大塚舞、平田和也、大槻南雄
佐藤香織、錦織成、木下ゆうき
大塚舞 紅緒
第4話 仕事さえすればいい。 ワタナベシンイチ 佐々木純人 大塚舞、平田和也、大槻南雄
佐藤香織、錦織成、冨田佳了
大塚舞
平田和也
青木慎平
第5話 小説さえ書けばいい。 二瓶勇一 板庇迪 大塚舞、大島美和、平田和也
金正男、泉美紗子、宇良隆太
佐藤香織、藤井文乃、大槻南雄
ぶーた
第6話 メディア展開さえ上手くいけばいい。 湊未來 小柴純弥 金澤龍、八代きみこ、本田辰雄
大槻南雄、佐藤香織
木野下澄江
大塚舞
〆鯖コハダ
第7話 冒険さえあればいい。 岩畑剛一 高村雄太 大塚舞、平田和也、佐藤香織
錦織成、大槻南雄、岡田雅人
泉美紗子、宇良隆太、藤井文乃
大塚舞
平田和也
羽島伊月、羽島千尋
可児那由多、白川京
(テキスト)

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[5]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [6] 備考
2017年10月8日 - 日曜 22:30 - 23:00 TOKYO MX 東京都
日曜 23:00 - 23:30 KBS京都 京都府
2017年10月9日 - 月曜 0:30 - 1:00(日曜深夜) サンテレビ 兵庫県
2017年10月11日 - 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) BS11 日本全域 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠
2017年10月14日 - 土曜 23:30 - 日曜 0:00 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[5]
配信期間 配信時間 配信サイト
2017年10月11日 - 水曜 12:00 更新
BS11 ANIME+ 水曜0:00(火曜深夜)枠
前番組 番組名 次番組
妹さえいればいい。
-

BD[編集]

発売日[7] 収録話 規格品番
2018年1月26日予定 第1話 - 第6話 BCXA-1310
2018年3月23日予定 BCXA-1311

Twitterアニメ[編集]

Twitterアニメ『○○さえいればいい。』は、公式Twitterで配信のスピンオフ短編アニメ。監督は森井ケンシロウ、キャラクター原案はカントク、アニメーション制作はDMM.futureworksとダブトゥーンスタジオ。

話数 サブタイトル 配信日
その1 千尋さえいればいい。 2017年
10月9日
その2 那由多さえいればいい。 10月15日
その3 京さえいればいい。 10月22日
その4 春斗さえいればいい。 10月29日

Webラジオ[編集]

妹と加隈亜衣と藤田茜とラジオさえあればいい。』は、HiBiKi Radio Stationにて2017年10月8日23時にプレ配信され、翌9日より毎週月曜に配信中の番組[8]。パーソナリティは白川京役の加隈亜衣と三国山蚕役の藤田茜。 その週の放送回に登場する、あるいは関連のある飲食物を食べながらトークをするのが恒例になっている。

ゲストと飲食物

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 前作『僕は友達が少ない』のあとがきで「いれば」と公表したが、「妹さえ」へと変更された。
  2. ^ ただし、8巻アンケートによると腕時計やヘッドフォンといった機械類はありらしい
  3. ^ 極度の妹好きになったのは、姉のような存在として見ていた彼女にフラれたことによる反動である。また、小説家になったのもこの出来事がきっかけである。
  4. ^ 例として、アシュリーの家でピンクローターを見つけた際もそれが何かわからず、マッサージ器だという彼女の咄嗟の嘘に騙されてしまったほど。
  5. ^ 普段は非常に温厚な彼女も、刹那に尻を見られた際には激昂して強烈な後ろ回し蹴りを浴びせた。
  6. ^ 伊月の部屋で仕事をした際には、大きめのシャツを一枚羽織ったのみの状態でも一応できた。
  7. ^ しかしそれ故か自身の作品についてはほとんど内容を把握しておらず、『景色』シリーズに関しても「男の子と女の子がわちゃわちゃする話」としか説明できない。
  8. ^ 那由多がゲームに勝利した報酬に京の下着や胸を揉む権利を提示した際に、躊躇なく食いつくなど
  9. ^ 7巻アンケートで「妹をください」という要望に対し、「うちので良ければいつでも持って行ってくれ」と厄介払いでもするかのように言うほど
  10. ^ レーベルの看板である那由多、将来有望な人材である蚕、優秀なスタッフとしての活躍が期待できる京の三人が一か所に住むということは、出版社側にとっても非常に有益であったため、編集長らの尽力により破格の好条件の部屋を手に入れることが出来た。
  11. ^ 漫画家として作業をする際には、頭のそれを「変態仮面」のように顔にかぶる
  12. ^ 海津はこれにやむなく応じた結果、大学時代から付き合っていた彼女にフラれることとなった
  13. ^ 本人曰く「超ぶっ飛んだ作品を読んで愉快だったところに、ガチガチの計算で書かれた作品を読まされて水を差された気分になったから」とのこと
  14. ^ 本編に登場していると思ってスタッフが用意したが実は登場していなかった。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「妹さえいればいい。」”. 2017年7月19日閲覧。
  2. ^ “大人気ラノベ『妹さえいればいい。』2017年秋にTVアニメ化決定! 『はがない』の平坂読氏が手掛ける青春ラブコメ”. アニメイトタイムズ. (2017年5月10日). http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1494402413 2017年5月30日閲覧。 
  3. ^ a b “『妹さえいればいい。』先行上映会開催&OP・EDアーティスト決定”. アニメイトタイムズ (アニメイトラボ). (2017年8月18日). http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1503018979 2017年9月6日閲覧。 
  4. ^ a b 2017年10月放送開始、TVアニメ『妹さえいればいい。』放送情報公開!キービジュアル&新PVも解禁!”. リスアニ!WEB. エムオン・エンタテインメント (2017年9月10日). 2017年9月20日閲覧。
  5. ^ a b ONAIR”. TVアニメ「妹さえいればいい。」公式サイト. 2017年10月13日閲覧。
  6. ^ テレビ放送対象地域の出典: 放送分野の動向及び規制・制度(資料2)”. 政府規制等と競争政策に関する研究会通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2 (2009年10月9日). 2016年8月12日閲覧。 基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号 (1988年10月1日). 2016年8月12日閲覧。 地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2016年8月12日閲覧。
  7. ^ PRODUCTS”. 「妹さえいればいい。」. 2017年9月20日閲覧。
  8. ^ 妹と加隈亜衣と藤田茜とラジオさえあればいい。”. HiBiKi Radio Station. 2017年9月19日閲覧。

外部リンク[編集]