YAMADA女流チャレンジ杯

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YAMADA女流チャレンジ杯
棋戦の分類 女流一般棋戦
旧イベント名 女子将棋YAMADAチャレンジ杯
開催概要
開催時期 8月(決勝)
初回開催 2015年
持ち時間 20分(チェスクロック使用)
番勝負 一番勝負
優勝賞金 未公表
主催 日本将棋連盟
上州将棋祭り委員会
協賛 ヤマダデンキヤマダホールディングス、特別協賛)
(以下、第3回-第8回を協賛)
上毛新聞社
群馬テレビ
ユーシーカード
公式サイト 公式サイト
記録
現優勝者 磯谷祐維
最多優勝 渡部愛(2回)
最長連覇 渡部愛(2連覇)
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YAMADA女流チャレンジ杯(やまだじょりゅうチャレンジはい)は、上州将棋祭り委員会および日本将棋連盟が主催、ヤマダデンキヤマダホールディングス)が特別協賛する将棋の女流棋戦。2015年の新設以来、決勝戦は公開対局で実施されている(第5回までは準決勝も同日の公開対局)。2017年の第3回までは「女子将棋YAMADAチャレンジ杯」の名称で開催された。

方式[編集]

女流二段以下でプロ入り15年未満の女流棋士(タイトル戦未出場)、アマチュア選抜1名によるトーナメント[1]

持ち時間は20分(チェスクロック使用)、切れたら一手30秒。

夏期に棋戦開始、決勝は翌年1月の「上州将棋祭り」(群馬県高崎市)にて公開対局で実施[2]

過去の方式[編集]

「女子将棋YAMADAチャレンジ杯」

第1回[編集]

若手女流棋士15名(2015年4月1日時点で女流2級以上女流初段以下の女流棋士のうち、新しい順に15名)とアマチュア選抜選手1名によるトーナメント[3]

まず16名を8組に分けて予選対局を行い、勝者が本戦に出場。本戦は8月に「ヤマダ電機LABI1高崎」にて公開対局で開催され、1日で8名によるトーナメントの1回戦から決勝まで全ての対局を行った。持ち時間は予選が30分で本戦が10分(共にチェスクロック使用、切れたら一手30秒)。

第2回[編集]

女流初段以下(女流3級含む)の女流棋士とアマチュア選抜選手1名によるトーナメント[4]

持ち時間は20分(チェスクロック使用)で切れたら一手30秒。準決勝及び決勝が8月に「ヤマダ電機LABI1高崎」にて公開対局で開催された。

優勝者は翌年の正月に同じ会場で開催される「上州将棋祭り」にて上州YAMADAチャレンジ杯の優勝者と「上州YAMADAチャレンジ杯ドリームファイナル」と称したエキシビジョンマッチを行った。

第3回[編集]

女流二段以下(女流3級を含む)でプロ入り15年以下の女流棋士(タイトル戦未出場)、アマチュア選抜1名によるトーナメント[5]

持ち時間は20分(チェスクロック使用)、切れたら一手30秒。

1回戦から準々決勝までの対局はまとめて1日で行う。準決勝及び決勝は8月に群馬県高崎市の「ヤマダ電機LABI1高崎」にて公開対局で開催。

第4回-第6回[編集]

第4回以降の棋戦名を「YAMADA女流チャレンジ杯」に名称変更。

女流二段以下(女流3級を含む)でプロ入り15年未満の女流棋士(タイトル戦未出場)、アマチュア選抜1名によるトーナメント[1]

持ち時間は20分(チェスクロック使用)、切れたら一手30秒。

1回戦から準々決勝までの対局はまとめて1日で行う。準決勝及び決勝は8月に群馬県高崎市の「ヤマダ電機LABI1高崎」にて公開対局で開催。

(第6回<2020-2021年>は棋戦中止)

歴代結果[編集]

結果[編集]

ベスト4以上の結果は以下の通り。称号、段位は対局当時のもの。

決勝対局日 優勝 準優勝 ベスト4
1 2015年08月23日 渡部愛 女流初段 竹俣紅 女流1級  中村桃子 女流初段 室谷由紀 女流初段
2 2016年08月28日 渡部愛 女流初段 貞升南 女流初段 中澤沙耶 女流初段 大庭美樹 女流初段
3 2017年08月27日 石本さくら 女流初段 鈴木環那 女流二段 井道千尋 女流二段
[注釈 1]
山根ことみ 女流初段
4 2018年08月19日 中澤沙耶 女流初段 石本さくら 女流初段 山根ことみ 女流初段 加藤圭 女流2級 
5 2019年08月18日 山根ことみ 女流初段 伊奈川愛菓 女流初段 渡辺弥生 女流初段 脇田菜々子 女流1級 
6
(中止)
-
7 2023年01月03日
Gメッセ群馬
加藤結李愛 女流初段 堀彩乃 女流1級  磯谷祐維 アマ__ 水町みゆ 女流初段
8 2024年01月03日
Gメッセ群馬
磯谷祐維 女流初段 野原未蘭 女流初段 山口仁子梨 女流2級 武富礼衣 女流初段
  • 第2回-第5回の決勝は、若手一般棋戦「YAMADAチャレンジ杯」の決勝と同日実施(2021年度で棋戦休止)
※2020年・2021年は、新型コロナウイルス感染症関連の事情により、当棋戦とYAMADAチャレンジ杯は行われていない[6][7]
  • 2022年8月より第7回として当棋戦を再開。決勝戦のみ群馬での公開対局として実施される。

脚注[編集]

  1. ^ a b 「YAMADAチャレンジ杯」「YAMADA女流チャレンジ杯」「YAMADAこどもチャレンジ杯」開催のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2018年5月15日). 2018年5月15日閲覧。
  2. ^ 「第11回 上州将棋祭り2023」 開催のお知らせ|株式会社 ヤマダホールディングスのプレスリリース” (2022年11月7日). 2022年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  3. ^ 女流新棋戦 「第1回女子将棋YAMADAチャレンジ杯」 開催のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2015年4月25日). 2017年4月30日閲覧。
  4. ^ 新棋戦「上州YAMADAチャレンジ杯」開催のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2016年4月16日). 2017年4月30日閲覧。
  5. ^ 「上州YAMADAチャレンジ杯」「女子将棋YAMADAチャレンジ杯」「YAMADAこどもチャレンジ杯」開催のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2017年4月28日). 2017年4月30日閲覧。
  6. ^ 「YAMADAチャレンジ杯2020」 開催延期のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2020年6月1日). 2021年9月22日閲覧。
  7. ^ 「YAMADAチャレンジ杯2021」 開催中止のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2021年6月1日). 2021年9月22日閲覧。

注釈[編集]

  1. ^ 準決勝の井道千尋女流二段 対 鈴木環那女流二段 戦は不戦で行われなかった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]