奈良学園中学校・高等学校

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奈良学園中学校・高等学校
Naragakuen Junior High school.jpg
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人奈良学園
理念 21世紀を拓く、心豊かな若者を育てる
校訓 至誠力行
設立年月日 1979年
創立記念日 6月6日
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(外部混合有)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース 特進コース
医進コース
理数コース
学期 3学期制
高校コード 29513C
所在地 639-1093 
公式サイト 奈良学園中学校・高等学校
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奈良学園中学校・高等学校(ならがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、奈良県大和郡山市に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校高等学校。高等学校においては、中学校から入学した生徒(内部生)と高等学校から入学した生徒(外部生)との間では第3学年で混合したクラスを編成する併設混合型中高一貫校

中学校では、2006年(平成18年)度から「特進コース」と「医進コース」の2コースが設置され、中学2年までは混合クラス編成である。高等学校では2007年(平成19年)度から募集が再開され、「理数コース」を設置している。高校3年では中学からの入学者(内部生)と混合し、文系・理系・SSH系でクラス編成される。

概要[編集]

1979年昭和54年)、奈良文化女子短期大学(現・奈良学園大学奈良文化女子短期大学部)、同付属高校(現・奈良文化高等学校)、同付属幼稚園(現・奈良文化幼稚園)を擁する学校法人奈良学園により奈良県大和郡山市中高一貫教育の男子進学校として開校。なお、学校法人奈良学園により1984年(昭和59年)奈良産業大学(現・奈良学園大学)開学、奈良文化女子短期大学の所在する奈良市登美ヶ丘に2008年平成20年)奈良学園幼稚園奈良学園小学校奈良学園登美ヶ丘中学校2009年奈良学園登美ヶ丘高等学校が開校している。

2000年(平成12年)1月、女子40名を募集し、中学は男女併学、高校は共学とする。2003年、高校募集を停止する。

2006年(平成18年)度中学入学者から中学も共学となり、中学に「特進コース」「医進コース」を設置、高校募集も2007年から再開し「理数コース」を設置している。

2009年9月、「スクールプロジェクト」により生徒の案を取り入れた新校舎が落成。

2012年(平成24年)度から、文部科学省によるスーパーサイエンスハイスクールに指定されている。

松尾山中腹の自然に囲まれており、13万m2[1]に及ぶ広大な校地面積・自由な校風が特徴である。

立地[編集]

自然環境[編集]

校内は野生動物が見られるほど自然環境が豊かである。教室内にハチが巣を作ることもある。校内で見かけられる野生動物として、タヌキニホンノウサギニホンリスニホンイタチニホンマムシテンシマヘビウシガエルなどが挙げられる。鳥類ではカワセミウズラキツツキなどが見かけられ、ホトトギスコジュケイウグイスの鳴き声が聞こえてくる。5月頃にはハルゼミが高校棟周辺で鳴く。

またホタル再生プロジェクトの一環で校内には池や人工の川などがあり、毎年ホタルが観察されている。

周辺[編集]

学校より数百mほど松尾山を上ると、舎人親王日本書紀編纂の成功を祈って建立した松尾寺がある。また山をはさんで斑鳩の里にも程近く、徒歩30分くらいで法隆寺法起寺法輪寺などに至る。またあじさい寺として名高い矢田寺にも近く、耐寒マラソンである矢田山縦走では矢田寺の境内もコースとなっている。

特色[編集]

一時、大和郡山市から奈良市登美ヶ丘への学園の移設計画があったが、大和郡山に残してほしいという声も多く、登美ヶ丘との併設になった。しかし、校風や制服を考慮するに、互いに独立した学校と見るのが妥当である。登美ヶ丘では、2008年(平成20年)4月奈良学園幼稚園奈良学園小学校奈良学園登美ヶ丘中学校が、2009年4月には奈良学園登美ヶ丘高等学校が開校され、幼小中高一貫教育を標榜している。奈良学園本部と一部の教師は登美ヶ丘校へ異動した。一方、大和郡山の当校は、2009年9月から新校舎の供用が開始された。

新校舎「スクールプロジェクト」[編集]

校舎建て替えにあたり、「校舎建て替えを、教育の場として活用できないか」との学校関係者の一言により始まった生徒参加型プロジェクト。開始の2006年12月から竣工の2009年9月までの1000日間、鹿島建設[2][3]・福本設計[4]の協力の下、説明会、グループ活動、アンケートプレゼンを通して人に理解してもらい、意見をまとめていく。2007年のNG祭(文化祭)での発表の様子はNHKニュースでも全国に放送された。外観や教室レイアウトなどは生徒案であり、校風に合ったプロジェクトとなった。

本プロジェクトは2010年日本建築学会教育賞を受賞した。

活動[編集]

「科学館ガイドブックづくり」[編集]

1996年平成8年)、本学園理科教諭の工藤博幸が当時担当だった中2生に「入試休みを利用して近畿科学館をすべて巡ってみないか」との呼びかけで[1]、次第に中2有志からなる「奈良学園中高科学館を愛する生徒の会」が発足。授業で体験談を発表するのと並行して近畿・東京の科学館を約20箇所を見学。1997年4月には『科学館へ行こうヨ!―近畿・東京おもしろガイド』(かもがわ出版)が刊行された。2000年4月には改訂版が発行されている。

放射線の研究[編集]

「科学館を愛する生徒の会」により放射線の研究が2003年から継続的になされている。広島市原爆についての聞き取り調査を行い、第3回はかるくんコンクール(2004年)で優勝(文部科学大臣賞)。2010年度までは被爆地広島の地表の浄化や人々の偏見について調べてきたが、2011年福島原発事故以後は福島県での放射線についての研究発表を行い、福島県立福島高校2012年福島県コアSSH認定)と研究交流を行っている。2012年にSSHに認定されて以来、SS研究チーム(放射線研究チーム)を発足させ、日本化学会日本放射線安全管理学会などの学会で毎年発表を行っている。

  • 第30回みんなのくらしと放射線展(2013年)「ハイスクール放射線サマークラス」「高校対抗プレゼンテーション」最優秀賞
  • 第32回みんなのくらしと放射線展(2015年)「ハイスクール放射線サマークラス」「高校対抗プレゼンテーション」審査員特別賞
  • 第33回みんなのくらしと放射線展(2016年)「ハイスクール放射線サマークラス」「高校対抗プレゼンテーション」審査員特別賞

沿革[編集]

交通アクセス[編集]

〔 〕内は奈良交通によるスクールバスの所要時間を表す

また、数百mほど離れた所に泉原町バス停があり、そこからもJR大和小泉駅、近鉄郡山駅方向にバスが運行されている(昔は学校周辺の道路が整備されておらず、バスが来ることができなかったため、ここが最寄りバス停であった。ここから学校までは徒歩約10分~15分)。

高校生の場合、近鉄郡山、JR大和小泉の両駅からの自転車通学が認められる。中学生は原則バス通学であるが、自宅からの距離が1~3kmの生徒は例外的に中学2年生から自転車通学が認められている(なお以前は中学2年生から通学できた)。その際に中学生はヘルメット着用が義務付けられている。しかし本校は松尾山の中腹にあるため自転車通学はかなりハードである。登校路の方が上りが多く、JR大和小泉駅からは約20分、近鉄郡山駅からは約25分。下校路はこれらより早い。

最寄りの駅は大和小泉駅であるが駅からはかなりの距離があり、徒歩では30〜40分近くの時間を要する。

行事[編集]

  • 中学入学式(4月)
  • 始業式(4月)
  • 遠足(5月)(中2-高2)
  • 生徒大会(5月)
  • 宿泊オリエンテーション(中1)
  • 中間考査(5月)
  • 研修旅行(5月)(中3・高2)
  • 創立記念日(6月6日)
  • 球技大会(6月)
  • 期末考査(7月)
  • 水泳実習(7月)(中2)
  • 終業式(7月)
  • 夏期補習(7月)
  • 夏期補習(8月)(高3)
  • 振り返り補習(8月)(中3・高1)
  • 海外研修(8月)(高1)
  • 始業式(9月)
  • 校内実力テスト(9月)
  • NG祭(文化祭)(9月)
  • 中間考査(10月)
  • 文化行事(中1・2・高1・2)
  • 体育祭(中学)(10月)
  • 高校球技大会(11月)
  • 生徒大会(11月)
  • 期末考査(12月)
  • 自由登校(中3・高3)(12月)
  • 終業式(12月)
  • 冬季セミナー(12月)(高2)
  • 始業式(1月)
  • 入試激励会(高3)
  • 校内実力テスト(中1・2・高1・2)(1月)
  • スキー実習(1月)(高1)
  • 高校卒業式(1月)
1月の高校の卒業式は毎年、県内で最も早い。
  • 中3登校日、卒論提出(2月)(中3)
  • 耐寒自主トレーニング(2月)
  • 矢田山縦走(2月)
  • 高3二次対策補修(2月)
  • 中学卒業式(3月)
  • 期末考査(中1・2・高1・2)(3月)
  • 終業式(3月)(中1・2・高1・2)

著名な出身者[編集]

系列校[編集]

奈良市中登美ヶ丘
奈良県大和高田市
奈良県生駒郡三郷町

関連項目[編集]

注・出典[編集]

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外部リンク[編集]