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夫馬基彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

夫馬 基彦(ふま もとひこ、1943年12月2日[1] - )は、日本小説家連句人(俳号南斎)、元日本大学教授。妻はノンフィクション作家田村志津枝[2]

経歴

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愛知県一宮市生まれ。愛知県立旭丘高等学校卒後、早稲田大学第一文学部仏文学専修中退。1967年パリへ旅立ち、のちインドを放浪。

1977年小説「宝塔湧出」で中央公論新人賞。その後「第8次早稲田文学」に編集委員・選考委員として参加。

1987年1988年「緑色の渚」「金色の海」「紅葉の秋の」で3回芥川賞候補になる。

1997年日本大学芸術学部文芸学科助教授、2002年教授(小説、連句を担当)。2010年定年退職。

2003年2004年日本ペンクラブ電子文藝館副委員長、2005年から獄中作家(WiP)委員会副委員長。07年獄中作家・人権委員会副委員長。

著書

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  • 『熱と瞑想 あるインド紀行』 鳥書房 1973
  • 『印度巡礼』 ジャパン・パブリッシャーズ 1978.2
  • 『塔と花そしてインド』 ジャパン・パブリッシャーズ 1978.5
  • 『夢現』(「宝塔湧出」収録)中央公論社 1980.9
  • 『美術館のある町へ』 創隆社 1984.9
  • 『楽平・シンジ そして二つの短篇』 福武書店 1985.9
  • 『金色の海』 福武書店 1988.3
  • 『紅葉の秋の』 福武書店 1988.8
  • 『六月の家』 福武書店 1989.3
  • 『菊とヒッピーと孤独』 福武書店 1990.7
  • 『風の塔』(長編)講談社 1991.7
  • 『美しき月曜日の人々』(美術家列伝)講談社 1994.3
  • 『恋の呼び出し、恋離れ』(連句小説)中央公論社 1995.7
  • 『籠抜け・天の電話』 集英社 2001.5
  • 『按摩西遊記』 講談社 2006.6
  • 『オキナワ大神の声』 飛鳥新社 2009.6

脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.463
  2. ^ https://web.archive.org/web/20210302235217/http://www.hokushinhouse.com/pt_ponchan/vol35

外部リンク

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