天神南駅

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天神南駅
1番出入口(2008年7月)
てんじんみなみ
Tenjin-minami
N15 渡辺通 (0.7 km)
(1.0 km) 櫛田神社前 N17
地図左は西鉄福岡(天神)駅、左上は天神駅
所在地 福岡市中央区渡辺通五丁目
北緯33度35分17.51秒 東経130度24分6.22秒 / 北緯33.5881972度 東経130.4017278度 / 33.5881972; 130.4017278座標: 北緯33度35分17.51秒 東経130度24分6.22秒 / 北緯33.5881972度 東経130.4017278度 / 33.5881972; 130.4017278
駅番号 N16
所属事業者 福岡市交通局
所属路線 七隈線
キロ程 12.0 km(橋本起点)
駅構造 地下駅
ホーム 島式 1面2線
乗車人員
-統計年度-
21,395人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 2005年平成17年)2月3日
乗換 西鉄福岡(天神)駅
西鉄天神大牟田線
備考 業務委託駅管理駅
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配線図(七隈線博多延伸前)

天神南駅(てんじんみなみえき)は、福岡県福岡市中央区渡辺通五丁目[1]にある福岡市交通局(福岡市地下鉄)七隈線駅番号N16

駅のシンボルマークは空港線・箱崎線のシンボルマークをデザインした西島伊三雄が2001年(平成13年)に死去したため、それ以前に描かれていた原案を元に、息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が完成させた。モチーフは通りゃんせで遊ぶ子どもたち[2]。駅識別カラーは   DIC-50(系統色名:明るい紫みの赤)で、梅林駅桜坂駅と共通[3]

管区駅長所在駅で、天神南管区駅として櫛田神社前駅 - 別府間を管理しているが、日本通運福岡支店が駅業務を受託する業務委託駅である[4]

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する地下駅。渡辺通り4丁目交差点東側の国道202号国体道路)直下に位置し、コンコースの西端が天神地下街と接続している。博多駅への延伸前は、橋本駅とは異なり、当駅行きの列車は1番のりばでは折り返し列車にならず、駅の東側の引き上げ線で折り返し、すべて2番のりばから発車していた。

出入口は6か所に設けられている。

地階 出入口 出入口
地下1階 コンコース階 コンコース、案内所、自動券売機自動改札口
トイレ(改札内)
地下2階 1番ホーム 七隈線 博多方面櫛田神社前駅)→
島式ホーム,右側のドアが開く
2番ホーム ←■七隈線 橋本方面渡辺通駅
  • 各階の面積は、地上251平方メートル、地下1階5,601平方メートル、地下2階5,836平方メートル[1]
  • 七隈線の各駅は、利用者の目に留まる箇所に駅ごとに異なる材質の「個性化壁」が用いられているが、天神南駅は特別主要駅として駅全体の個性化が図られており、素材は透明なガラス[10]
  • 2023年3月26日までは空港線天神駅との間で改札外乗り換えの取り扱いがあった(後述)が、その際は緑色の乗り換え対応改札機(写真参照)を通過する必要があった。

利用可能な他の鉄道路線[編集]

このほか、当駅の北側約500 mの場所に福岡市地下鉄空港線天神駅があり、当駅に接続している天神地下街を通って往来することが可能である。

開業以来、天神駅との接続を行っており、当駅の改札内を出場してから120分以内に天神駅の改札内に入場する場合に限り、当駅と天神駅を同一駅扱いとして営業キロを通算した運賃で乗車することが可能であった。2023年(令和5年)3月27日に七隈線の当駅 - 博多駅間延伸開業に伴い、空港線への乗り換え駅が当駅から博多駅へ変更されたため、この乗継制度は廃止された[9]

利用状況[編集]

2022年度の1日平均乗車人員21,395人である[11]。七隈線の駅では第1位で、福岡市交通局全線では博多駅天神駅福岡空港駅に次ぐ第4位である。

開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである[注釈 1]

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗継人員
合計
2004年(平成16年) 16,110
2005年(平成17年) 8,514 4,967 13,481
2006年(平成18年) 10,170 5,325 15,495
2007年(平成19年) 11,046 5,652 16,698
2008年(平成20年) 11,513 6,014 17,527
2009年(平成21年) 11,646 6,587 18,233
2010年(平成22年) 11,422 7,424 18,846
2011年(平成23年) 11,351 8,152 19,503
2012年(平成24年) 11,663 8,305 19,968
2013年(平成25年) 12,076 9,000 21,076
2014年(平成26年) 12,563 9,412 21,975
2015年(平成27年) 22,992
2016年(平成28年) 24,236
2017年(平成29年) 25,312
2018年(平成30年) 26,396
2019年(令和元年) 26,463
2020年(令和02年) 16,585
2021年(令和 3年) 18,452
2022年(令和 4年) 21,395

駅周辺[編集]

当駅は天神地区の南端部に立地しており、駅設備は国道202号国体道路)の直下にある。駅のすぐ西にある渡辺通4丁目交差点で国体道路と福岡県道602号渡辺通り)が直交している。

登場作品[編集]

隣の駅[編集]

福岡市交通局
七隈線
渡辺通駅 (N15) - 天神南駅 (N16) - 櫛田神社前駅 (N17)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2005年2月3日開業。開業日から同年3月31日までの計57日間を集計したデータ。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、139頁。
  2. ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、73頁。
  3. ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、81頁。
  4. ^ 入札結果表(天神南) (PDF) - 福岡市交通局公式ウェブサイト、2021年7月3日閲覧。
  5. ^ 福岡市地下鉄事業概要 令和2年度”. 福岡市交通局. p. 61. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  6. ^ 福岡市地下鉄事業概要 平成30年度”. 福岡市交通局. p. 5. 2019年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  7. ^ 福岡市地下鉄事業概要 令和元年度”. 福岡市交通局. p. 5. 2020年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  8. ^ 七隈線(天神南駅~博多駅)の開業日が決定しました!”. 福岡市交通局 (2022年8月31日). 2022年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月7日閲覧。
  9. ^ a b 七隈線延伸区間(天神南~博多)開業に伴う運賃認可申請について』(PDF)(プレスリリース)福岡市交通局、2022年6月8日https://subway.city.fukuoka.lg.jp/subway_webapp/files/uploads/%E6%97%85%E5%AE%A2%E9%81%8B%E8%B3%83%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E8%AA%8D%E5%8F%AF%E7%94%B3%E8%AB%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf2022年6月8日閲覧 
  10. ^ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、68頁。
  11. ^ 令和5年度 地下鉄概要パンフレット (PDF) - 福岡市交通局
  12. ^ 訪ねてみよう、あのワンシーン ~ アニメ・映画『君の膵臓をたべたい』ロケ地めぐり”. 福岡市公式シティガイド よかなび. 公益財団法人 福岡観光コンベンションビューロー (2021年7月1日). 2021年8月3日閲覧。

参考文献[編集]

  • 福岡市交通局監修、地下鉄3号線JVグループ編著『公共交通機関のユニバーサルデザイン 福岡市営地下鉄七隈線トータルデザイン10年の記録』日本デザイン協会(発行)・セプト(発売)、2005年。ISBN 4883351343

関連項目[編集]

外部リンク[編集]