天使にラブ・ソングを…

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天使にラブソングをから転送)
移動先: 案内検索
天使にラブ・ソングを…
Sister Act
監督 エミール・アルドリーノ
脚本 ジョセフ・ハワード
製作 テリー・シュワルツ
製作総指揮 スコット・ルーディン
出演者 ウーピー・ゴールドバーグ
マギー・スミス
ハーヴェイ・カイテル
音楽 マーク・シャイマン
撮影 アダム・グリーンベルグ
編集 コリーン・ハルシー
リチャード・ハルシー
配給 アメリカ合衆国の旗 タッチストーン
日本の旗 ブエナビスタ
公開 アメリカ合衆国の旗 1992年5月29日
日本の旗 1993年4月17日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $139,605,150[1] アメリカ合衆国の旗カナダの旗
$231,605,150[1] 世界の旗
次作 天使にラブ・ソングを2
テンプレートを表示

天使にラブ・ソングを…』(てんしにラブソングを、原題: Sister Act)は、1992年製作のアメリカ映画

殺人事件の現場を目撃した、しがないクラブ歌手が、かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いたコメディー。アメリカでは6ヶ月を記録する大ヒットロングランとなり、主演のウーピー・ゴールドバーグの人気を不動のものにした。

なお、主役(主人公)はウーピー演じるデロリスだと思われがちだが、主役(主人公)はデロリスを含めた聖キャサリン修道院の聖歌隊のシスター達『全員』であると、監督のエミール・アルドリーノがDVDの特典オーディオコメンタリーで語っている。

キャラクターの名前のMaryは名前であればメアリー[2]またはマリー[3]であるが、基本的にはメアリーと呼ぶ。

なお、マリアと読む人もいるが、Mariaは聖母マリアの名前である[4]

あらすじ[編集]

ネバダ州リノのナイトクラブ「ムーンライトラウンジ」で歌うクラブ歌手のデロリスは、ネバダ一帯に縄張りを持つ大物マフィアのボス、ヴィンスの愛人。だがある日、ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃したため命を狙われる。重要参考人として警察に保護された彼女は、ヴィンスの裁判の日までカトリック系の聖キャサリン修道院にかくまわれる羽目になる。尼僧として振舞うことを余儀なくされたデロリスは堅苦しい生活に辟易するものの、やがて聖歌隊の指揮者を任され、歌手として本領を発揮する。自身のノウハウから下手な聖歌隊を鍛え上げ、退屈な聖歌をモータウンの楽曲の替え歌にアレンジして派手なパフォーマンスを繰り広げ、保守的で厳格な修道院長との対立をよそに、一躍町中の人気者になる。そして、最初は疎んじていた修道院のシスターたちと、歌を通じて徐々に友情を育み、固い絆で結ばれていく。

しかし、平穏な日々も束の間、警察内部の情報が漏れたことでローマ法王を迎えたミサの前日にデロリスがさらわれてしまう。デロリスの機転で逃げのびたロバートが誘拐された事を修道院長とシスター達に伝え、修道院長の口から彼女の素性を知らされた修道院のシスターたちはそれぞれ動揺するものの、例え本物の尼僧でなくとも自分たちを導き、楽しく歌う素晴らしさを教えてくれたデロリスを救うべく、飛行機に乗ってリノに向かい、ヴィンスのアジトであるムーンライトラウンジへ乗り込む。仲間と警察のお陰で無事救い出されたデロリスは、仲間たちに心からの感謝の意を述べ、修道院長とも邂逅し、その翌日、ローマ法王の御前でのミサを行い、大成功させた。

キャスト[編集]

括弧内は日本語吹替え声優で、日本テレビ版/ソフト版の順。BS日テレではソフト版で放送された。

デロリス・ヴァン・カルティエ/シスター・メアリー・クラレンス
演:ウーピー・ゴールドバーグ中村晃子/後藤加代)/子供時代:アイシス・カーメン・ジョーンズ
本作のメインキャラでリノのクラブ「ムーンライトラウンジ」で歌うしがないクラブ歌手。英語表記はDeloris van Cartier及びSister Mary Clarence。ギャングである愛人ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃して命を狙われる羽目になり、シスター・マリア・クラレンスと名乗ってカトリックの修道院にかくまわれることになる。
「ここは禁煙で、しかも修道服を着なきゃなんないだなんて、ペンギンみたいな姿じゃない!」と堅苦しい生活に辟易しながらも、やがて閉塞感の漂う修道院に手腕や歌で改革の嵐を巻き起こす中で、修道院長や周りのシスターたちと固い絆で結ばれていくことになる。
性格は優しいが大雑把かつ型破りで、堅苦しいのが大の苦手だが明るくお茶目。手先はロバートに負けず劣らず、かなり不器用[5]。お茶目な性格からたまにジョークを話すが、元来の性格から下ネタを放って周りのシスター達がドン引きする事も。
彼女の型破りな行動は周囲に影響を与えていき、その影響力は周りのシスター達から堅物過ぎる修道院長、さらには町や町人の心までも変えてしまったが、周りが変わるにつれてデロリス自身も心情などが少しづつ変化していっている。
幼少時はカトリック系の学校に通っており、担任のシスターに見放される位反抗的な問題児で、担任のシスターからは「貴方ほど反抗的な人は居ない」「私は諦めますが、このままだと貴方は堕落の道を辿りますよ」と言われてしまっていた。
この映画のためにウーピーは歌唱訓練を受けており、コメンタリーでは「バスタブで歌う鼻歌がどれだけ気楽か思い知った」と答えている。ウーピーによると歌は「周りが思ってるよりはイケた(上手く歌えた)」との事。他には修道服の下にジーパンを履いていることや、修道服が複雑かつ暑いことを話している。
尚、パトリック役のキャシーからは歌について「共演した舞台では歌わずに語っていたの」と心配していた旨を語られたが「(ウーピーは歌ったら)凄く上手だったわ」と語られた。
ヴィンス・ラ・ロッカ
演:ハーヴェイ・カイテル堀勝之祐/同)
ネバダ一帯に縄張りを持つマフィアのボス。英語表記はVince la Rocca。デロリスは愛人であったが、殺人現場を目撃されたため、抹殺しようと執拗に狙う。裏切り者を容赦なく始末する冷酷さを持つにも関わらず、尼僧のデロリスを撃てないほどの篤信家かつ小心者で、毎回部下のジョーイやウィリーに撃たせようとする。その為、祈っていたデロリスから部下のジョーイとウィリーの前で「小心者のヴィンス」と言われてしまった。デロリスを捕まえようとしてジョーイやウィリーと共に一斉に動いて通り道につっかえたりするなど、マフィアだが少しマヌケ。最終的には小部屋でデロリス及びシスター達を追い詰め、デロリスの眉間に銃口を向けたが、間一髪駆けつけたサウザー警部と警察達により捕まった。連行されながらデロリスの方を向いて幾度も口汚く罵ったが、デロリスが一言だけ言わせて欲しいと立ち止まらされ、「God Bless You.(神の御加護を)」と返されてしまった。
修道院長
演:マギー・スミス藤波京子/京田尚子
聖キャサリン修道院の院長。シスター名は不明う英語表記はMother Superior。修道院の規律に厳格で、本人ですら「頭が硬すぎる」と言ってしまうほどの筋金入りのお堅く生真面目な性格。かなりの毒舌でもあり、作中では丁寧な口調の中に一見分かりづらい毒舌を混ぜている。デロリスとは聖歌隊の一件をきっかけに頑固なまでに対立し、ほかの修道院へ移ることを決意する程になるが、シスターたちが心から彼女に信頼を寄せ、強い友情と堅い絆を育んでていることを知っていき、心動かされ、最終的にはヴィンスの発言に対して彼女のことを「寛容と高潔と愛の体現者であり、立派な尼僧の精神を持った尼僧の鏡」と称して認め、デロリスと完全に和解する。
続編では昔、デロリスと同じように新しい事に挑戦し、「2」からのある人物と共に大司教を困らせていた事が発覚する。
なお、コメンタリーではデロリスを演じたウーピーやラザラスを演じたメアリー、エミール監督などから「プロ意識の塊」「素晴らしい女優」などと称され、更にエミール監督は「彼女は笑いのセンスも良い」とも称した。ロバートを演じたウェンディは「(ウーピーとの)二人の掛け合いが面白い」「(2人が)修道衣姿を見るだけで笑っちゃう」とも語っている。
メアリー・パトリック
演:キャシー・ナジミーさとうあい/信沢三恵子
ふくよか体型のかなり陽気で表情豊かなシスター。英語表記はSister Mary Patrick。ふくよかな体型に反して踊りが上手く、動きが結構身軽。性格は非常に陽気でマイペースで優しく茶目っ気もあり歌やダンスなど楽しいことが大好き。但し、楽しさからちょっぴり暴走してしまう事もある。好物はアイスクリーム。歌においてはかなりの声量のハイトーンボイスで、聖歌隊において、ハーモニーが取れなかった上に周りのシスター達を飛び上がらせたり、耳を塞がせたり、胸を抑えさせる程に驚かせていたが、デロリスの指導で周りの歌声を聴いて合わせる事を覚え、上達していく。
デロリスとの絆から、彼女が拐われた際には「(彼女を助けるのが)使命だわ」と発言している。
性格の明るさは本人曰く「昔からの性分」であり、彼女の母をして「将来は尼さんかスチュワーデスね」と言わしめたと自身が語るほど。
修道女仲間の中ではメアリー・ロバート、メアリー・ラザラスと特に親しい。
コメンタリーにおいて、演じたキャシー曰く、パトリックはデロリス同様に「形だけの」シスターよ、と話し「パトリックの歌い方はずっと(ハイトーンを出す)なの。スタッフ達の中に耳を痛めた人がいたら、私の所為だわ」と笑って話している。
なお、キャシーはパトリックを演じるに辺り、偶然つけたTVに写った元気で明るく陽気なシスター『シスター・ハート』を見て、彼女がパトリックのモデルだと思い、彼女をモチーフにパトリックのキャラを作ったとも話した。
メアリー・ロバート
演:ウェンディ・マッケナ矢島晶子/石川悦子)歌唱部分:アンドレア・ロビンソン
シスター達の中で一番年の若いシスター見習い。英語表記はSister Mary Robert。かなり内向的で非常に大人しい性格だが、修道院に溶け込めずにいたデロリスのことを誰よりも先に気遣う優しさと思いやりを持つ。大好きなものは春。兄弟姉妹は兄がいる。
奉仕の人生が自分の使命だと考えて修道女を志願したものの、引っ込み思案で不器用な性格、本人曰く「何につけても人よりやる事が下手で遅い」との事から強い劣等感を抱き、自信が持てなかったが「自分にしか出来ない事で力を発揮したい」とずっと考えていた。
デロリスと出会い歌う楽しさや喜びを知ってからは徐々に明るく積極的な性格に変化すると同時に勇敢さと毅然さも併せ持つようにもなり、デロリスが誘拐され、自身がデロリスの咄嗟の起点で逃げ仰せ、修道院に戻って知らせた際にはみんなで救出しに行こうと真っ先に院長に進言した。
歌で自分の中の劣等感から解放された事、誘拐されかけた際にデロリスから咄嗟の起点で助かって逃げ仰せた事で2度に渡り救われた事から、デロリスを誰よりも信頼し心を開いている。
聖歌隊では最初は弱々しくか細い声しか出せなかったが、特訓の末に大きな声を出すことが出来るようになり、ソロパートを務めあげるまでに上達した。その歌唱力はかなりハイレベルである。
なお、劇中で実際に歌唱しているのはウェンディではなくアンドレア・ロビンソンで、歌唱が吹き替えられているのはウェンディだけである。吹き替えられた理由は歌声が監督のイメージとは違ったため。
ウェンディ・マッケナはコメンタリーにおいて「“もちろん歌えるわ"と言って(披露したら)恥をかいた」と話し「口パクなら任せてよ」と発言しており、ロバートについては「最初は内気で気弱だけれど、デロリスのお陰で解放され、声に出せるようになるのよ」との事。
ウェンディ・マッケナは演じた当時33歳であるが、日本ではその容姿が若々しく見える為に20代前半などと若くみられ、勘違いされている事が多い。
メアリー・ラザラス(吹き替え版ではメアリー・ラザロ)
演:メアリー・ウィックス(河村久子/牧野和子
聖キャサリン修道院のシスターで聖歌隊の元指揮者。英語表記はSister Mary Lazarus。シスター内でも年はかなり年長で、シスターの中で2番目に(イグネイシャスとはほぼ同じ身長だが)大柄な体格をしている。好物はシロップをかけたアイスとピーカン味[6]のアイス。成り行きから聖歌隊の指揮をすることになった(と思い込んでいた)デロリスを煙たがるが、彼女に指揮を任せてからの指揮能力を認めてからは良き友人になり、パトリックやロバートとも友人に。やや低い中間音の声質でパートはアルト。ロバートやパトリックと共にソロパートが多い。なお、歌うことに関してはデロリスにパートを任されて歌い出してからは楽しさを感じて笑顔を見せており、他の聖歌隊仲間とも親しくなっている。年齢のためか、振り付けを間違ったりしている。
デロリスとの絆から、彼女が拐われた際には「警察だけじゃ不安よ」と話して助けに行こうとしていた。
なお、彼女が聖キャサリン修道院の前にいた修道院は森の中深くにあり、電気は無く、真冬も裸足で、文明から離れているという凄まじい場所だったため、聖キャサリン修道院の環境すら「ここはホテル並みよ」と言わしめている(彼女曰くは、これが真の姿との事だが)。
なお、作中でデロリスなどはシスター・ラザラスと呼んでいるが、吹き替え版ではシスター・ラザロになっている。
ラザラスを演じたメアリー・ウィックスはコメンタリーでラザラスについて「ラザラスは最初、固定観念を持っているの。でも、デロリスに歌の楽しさを教えて貰ってから、彼女(ラザラス)は変わっていくのよ」と語り、次に修道服の着用が複雑、かつ着ていて暑いなどの理由から「尼僧の役はごめんだわ」と笑って話した。
尚、メアリーはコメンタリーでシスター役は全部で15人は居たと思うわ、と話しているが、実際は17人居たりする。
ちなみに、ラザラスを演じたメアリー・ウィックスは当時の演者の中で最年長であり、81歳である。
メアリー・アルマ
演:ローズ・パーレンティ
聖キャサリン修道院のシスターの1人で、ピアノを弾く担当で補聴器の比較的小柄なおばあちゃんシスター。英語表記はSister Mary Alma。補聴器は片一方のイヤホン部分に本体が繋がり、それを胸元に付けるタイプのものを使用し、左耳につけている。デロリスからは最初以外、アルマと呼ばれている。ピアノを弾くのだが耳が遠いため(補聴器の関係上、左耳の聴力が悪い可能性も)に補聴器が必須であるが、度々スイッチを入れ忘れてしまう[7](尚、最初にスイッチを切って弄った際は他のシスター達が「またか」と言わんばかりの表情であった)。ピアノは長年弾いているだけはある巧さで、弾いている際は可愛らしく楽しげな笑顔である(ただし、初期段階の調律されていない状態のピアノを弾いている際は苦い、嫌そうな表情をしている)。初期段階から楽しくピアノを弾きたいという考えと今の聖歌隊を嫌う部分があった為、最初から終わりの部分をテンポ良く奏でた上で最初の少しと最後以外、弾くのを放棄していた[8]。デロリス及びデロリスがアレンジした曲が非常に大好きで、普通に弾く時よりもより楽しげに、より良い笑顔になる。その好みっぷりは、修道院長に「通常の賛美歌と(デロリスがアレンジした)前衛的な賛美歌」の多数決の際、前衛的な賛美歌で真っ先にピンと手を挙げたほど。
I will follow Him内では、数秒ながらも手元を見ずにピアノを弾きながらリズムをとり横にステップを踏むというおばあちゃんらしからぬプロの様な高等技術を見せている。(演じた当時のローズの年齢はラザラス役のメアリーに次ぐ80歳。)
CDのShoutという曲の歌詞カードの中では歌詞カードを書いた人のミスにより「Sister Allen(シスター・アレン)」と表記されている(なお、シスター・アルマの英語表記、正しくは「Sister Alma」)。勿論、曲内でデロリスはしっかりアルマと呼んでいる。
エディー・サウザー(サウザー警部)
演:ビル・ナン玄田哲章/西村知道
事件の捜査とデロリスの警護を担当する警部。英語表記はEddie Souther及びInspector Souther。優しく曲がった事が嫌いで正義感にあふれており少し口が悪く雑把な所があるかなりの猪突猛進型。内通者を見抜くなど頭の回転と勘は良いが、拳を食らわすなど少し手が出やすい部分もある。他者を守りたいという気持ちが非常に強く、その思いから強い口調になったり暴言を吐くことも。
デロリスに対して度々強く発言するが、ミサに誘われると笑顔で了承するなど、優しい紳士である。
犯人に居場所がばれてデロリスとロバートは誘拐されるが、デロリスの咄嗟の起点で車から押し出されて転がり助かったロバートを手を差し伸べて立ち上がらせ、修道院に戻り伝えように言った後、真っ先に犯人の車を追いかけ、飛行機に乗ってリノまでデロリスを守りに来た(ただし、銃でミラーを割った際に全員を叫ぶ程驚かせてしまったが)、正義感溢れる優しい警察官である。
デロリスは助けられた後、エディーに対し「人を警護するよりも攻撃の方が得意ね」と称した。
サウザー警部を演じたビル・ナンはコメンタリーで「演じたサウザーの台詞に面白い台詞が無かったのが不満だったんだ」と笑って話した。
オハラ司教(Bishop O'Hara)
演:ジョゼフ・メイハー
聖キャサリン修道院の司教。作中ではミサで向上を述べたりする役割を担う。穏やかで優しい性格で、賛美歌をモータウン風(ゴスペル風)に勝手にアレンジしたデロリスに対して怒ることなく「こんな楽しいミサは何年ぶりでしょう、とても新鮮で胸が震えました」「次のミサが待ち遠しい」と嬉しそうに褒め、その後に修道院長を「あなたは素晴らしい、真のリーダーです」とサラッとフォローするなど、柔軟な対応力をも併せ持つ紳士な人物。
法皇様が聖歌隊の評判を聞きつけ日曜の夜に御閲覧に際した際はかなり嬉しげにソワソワしており、その話を勿体ぶった為、ラザラスから「焦らさないで」と言われている。
日本では司教という役柄が浸透せず、ジョゼフの役は「神父様」と思われている(大司教と思っている人もいる)。
ジョーイ
演:ロバート・ミランダ(西村知道/山下啓介
ヴィンスの部下。英語表記はJoey。裏切り者を容赦なく始末する非情さを持つが、追い詰めたデロリスに対し「尼僧は撃てない」と躊躇するなど小心で信心深い一面も持つ。
ウィリー
演:リチャード・ポートナウ千田光男/曽我部和恭
ヴィンスの部下。英語表記はWilly。ジョーイ同様、小心かつ敬虐で尼僧に対し銃を向けられない性格。
聖キャサリン修道院聖歌隊のシスター達(和訳では聖歌隊の修道女、英語ではChoir Nun)
演:スーザン・ジョンソンスーザン・ブロウニングエディス・ディアスダーリーン・コルデンホーヴェンベス・ファウラールース・コバルト、プルーデンス・ライト・ホルムズ、カルメン・サパタパット・クロフォード・ブラウンエレン・アルバーティーニ・ダウ、シェリ・イザード、ジョージア・クレイトン
聖キャサリン修道院における聖歌隊のシスター達。年齢層はおばあちゃんまたはおばちゃんだが、中には若く見えるシスターもいる。ルース・コバルト演じる、ベースパートの白枠眼鏡のラザラスと同じぐらいに長身のおばあちゃんシスターがシスター・メアリー・イグネイシャス[9]、カルメン・サパタ演じる、ソプラノパートのイグネイシャスに少し似た顔立ちの度の強いフチなし丸眼鏡の比較的長身の落ち着ついているお上品系シスターがシスター・メアリー・アニマ(Sister Mary Anima)と名前がそれぞれ出ている[10]
聖歌隊の初期段階ではパート事に並ぶ基本すら出来ていない上、それぞれが音程やテンポすら取れず[11]、更には好き放題かつぐちゃぐちゃに歌っていて、ソロまでいるという(主にパトリック[12])、自分達でもハッキリ自覚出来るほどかなり酷い状況[13]だったが(ラザラス曰く、ド素人)、ロバートのささやきからパトリックがデロリスに聖歌隊への助けを求めたのちに全員がデロリスに期待を寄せて助けを求め、みるみるうちに聖歌隊が成長していくにつれ、歌う楽しさや喜び、素晴らしさを知り、より心から信頼を置くようになり、ロバートやパトリック、ラザラス同様にデロリスと親友となり固い絆で結ばれて心を開いていき、デロリス無しでは歌えない程に心の支えにしている(ロバートの「彼女無しじゃ歌えない!」という言葉に全員が「無理よ!」という表情になり強く首を横に振ったほど)。法皇が観覧に際した際はそれぞれが多少葛藤したものの皆がデロリス側に恐る恐る挙手しており(アニマは修道院長を慮って修道院長側にも挙手している)、全員が修道院長の方を見られなくなっていた。その後デロリスが誘拐され、修道院長の口から語られたデロリスの素性を知った際は全員が動揺し、アニマが「彼女は嘘を?」と話したりしていたが、デロリスとの今までの経緯に加えてロバートやパトリック、ラザラスの言葉に更に感化され、デロリスへの強い絆から助けに行こうと修道院長にそれぞれが言葉を発していた。
底抜けに明るい笑顔のおばあちゃんシスター、スーザン・B演じるアルトパートのちょっと厳しそうにも見えるふくよかおばちゃんシスター、エレン・アルバーティーニ・ダウ演じる一番小柄だが非常に身軽な可愛い声のソプラノパートの年長組おばあちゃんシスター(エレンは当時79歳で、ラザラス役のメアリー、アルマ役のローズに次ぐ年齢)、パット・クロフォード・ブラウン演じる三番目に小柄で胴縁の楕円眼鏡のベースパートの車が修理出来るハイスペックな左利きおばあちゃんシスター(なお、オイルが顔にクリーンヒットする方)、プルーデンス・ライト・ホルムズ演じるソプラノパートの若めだが暗めに見える比較的に小柄で一際小顔な銀の腕時計をつけている可愛い声の左利きのおばちゃんシスター、シェリ・イザード演じる表情がパトリックに負けない程豊かなアルトパートの左利きで丸眼鏡に丸顔のシスター内では若めのシスターなど、台詞が少ないまたは無いにも関わらず、実は非常に可愛らしく個性豊かである。
基本的に皆敬虐なシスターだが、イグナティウスはデロリスを助けに行った際にいつの間にやら楽しくスロットをしており(しかも大フィーバー)、デロリス側に傾き始めている。
ちなみに、イグネイシャスはデロリスが修道衣が窮屈だと話すと、「(修道衣は)確かに首が少々絞められる感じね」と返している。
尚、シスター達を演じたキャストは何よりも『個性』を最重視して選ばれた。エミール監督やラザラス役のメアリーは彼女達を「それぞれが際立った個性の持ち主」と話している。
なお、シスターを演じたキャストは女優が多いが、車を修理していた、ずらして眼鏡をかけているベースパートの2列目右端のシスターを演じたスーザン・ジョンソンやシスター1の長身でタンバリン担当シスターを演じたダーリーン・コルデンホーヴェン、2列目右から三番目のポジションのシスターのベス・ファウラー、シスター・メアリー・イグナティウス役のルース・コバート(ルースはオペラ経験もある)など、女優と歌手を両立しているキャストも多い。
尚、タンバリンのシスター事ダーリーン・コルデンホーヴェンは声楽教師でもある為、作中の歌のコーチを請け負っており、EDクレジットにも表記されている。
尚、二番目に小柄で丸っこい体格のシスターを演じたエディス・ディアスは歌手では無いがシスター内での歌唱力は高い。また、エディス演じるシスターは初期段階ではアルトパートで挙手していたが、歌う時にはソプラノパートに変わっている。ちなみに、エディス演じるシスターはネバダ州のリノが大好き(字幕では憧れのリノ)。
なお、ベス・ファウラー演じたチャーミングなシスターはHail Holy Queenの楽曲の中において、賛美歌部分ではアルトパートを、アレンジされた賛美歌ではベースパートを歌っている(他にも、彼女の腕をよく見ると腕時計が現れたり消えたりしている)。
コニー・ラ・ロッカ
演:トニ・カレム
ヴィンスの妻。偶然、テレビに写った聖キャサリン修道院を見て「募金する?」とヴィンスに声をかけ、意識せずヴィンスにデロリスの居場所を教える事になった女性。
10代の女の子達:スカイ・バセット、デスレタ・ジャクソン
街での奉仕中にデロリスやパトリックと踊っていたギャルっぽい女の子達。パトリックの暴走に驚き、デロリスと共に去ろうとしたが、2人と打ち解けて仲良くなった。
尚、演じたスカイ・バセットは97年に若くして病死している。
ミッチェル:ジェニファー・ルイス
ルワンダ:A.J.ジョンソン
デロリスの歌手仲間の2人。
ラリー・メリック:マイケル・デュレル

日本テレビ版:1996年4月26日『金曜ロードショー

挿入曲[編集]

ミュージカル版[編集]

映画公開から19年後の2011年に本作がブロードウェイミュージカル化された。プロデューサーは映画版の主演を務めたウーピー・ゴールドバーグが、音楽は『リトル・マーメイド』や『アラジン』などのディズニーミュージカルアニメ作品を作曲したアラン・メンケンが担当している。ストーリーの大筋と登場人物は映画版を踏襲してはいるが、楽曲は全て書き下ろしであり、映画版での挿入曲は使用されていない。

2014年6月1日[14]、日本上演[15]。2014年8月3日、千秋楽。2016年5月22日~6月20日再演[15]

脚注[編集]

  1. ^ a b Sister Act (1992)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年3月30日閲覧。
  2. ^ メアリ、メアリーと読むが伸ばすかどうかは好み等で変わる。
  3. ^ また、マリーにおいてもmarryやMarie、Marrieなどいくつか綴りがある。
  4. ^ 尚、Mary(メアリー)はこの聖母マリアの名前から派生した名前となる。
  5. ^ ロザリオ製作でビーズを2回飛ばして複雑と愚痴るなど。
  6. ^ ピーカンは胡桃(クルミ)の1種。
  7. ^ 初期の練習ではパトリックのハイパワーボイスを聞かないように自分で切って補聴器をいじっているシーンがある。
  8. ^ パトリックのハイトーン爆音や聖歌隊の酷い歌を聞かないように、始まってスグに補聴器を切った為に弾けなかったと思われる。
  9. ^ Ignatiusは元はラテン語の名前である為に読み方が2つあり、修道院長はイグネイシャスと呼ぶが字幕ではイグナティウスになっている。
  10. ^ イグネイシャス(イグナティウス)はデロリスを助けに行った際にリノのカジノでいつの間にかスロットをしており、修道院長がそれを叱った際に名前を呼ばれた。アニマの名前は修道院長が神父の修道院長に助けに行く旨を伝えるよう指示した際に名前を呼んでいるが、何故か字幕には出ない。
  11. ^ 底抜けに明るい笑顔のおばちゃんシスターは余りにもリズムが取れず、2回も歌詞を先走ってしまった。
  12. ^ パトリックの余りの声量とハイトーンに、シスター・アニマは顔を苦みばしらせ、シスター・イグネイシャスさ顔をかなりしかめて空いている手で耳を塞ぐ仕草をする程。
  13. ^ デロリスが言葉巧みに言いくるめながら、何とか彼女たちの音感音程を矯正して、やっと和音で歌えるようになったとパトリックが言い放ったレベル。
  14. ^ シスター・アクト 全国公演スケジュール”. 2015年1月19日閲覧。
  15. ^ a b 帝国劇場 ミュージカル『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』:”. 東宝. 2013年7月3日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]