大陸横断鉄道

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大陸横断鉄道(たいりくおうだんてつどう、Transcontinental Railroad)は、広義では大陸の端から端までをつなぐ鉄道網一般を指す。ただし、鉄道網が縦横無尽に発達しているヨーロッパ大陸を横断する鉄道は通常はこれには含まれない。

アメリカ大陸[編集]

パナマ[編集]

アメリカ合衆国[編集]

電化区間を行くEP-2型電気機関車/1925年の時刻表

アメリカ合衆国では、東海岸メキシコ湾岸を除く)から西海岸までの路線を一つの会社が通して所有したことは過去になかった。これは東部の鉄道会社が西部の線路まで保有すれば、他の鉄道会社の路線への相互乗り入れが難しくなるためである。現在でも、ミシシッピー川をはさんで東西に2つずつの大きな鉄道会社がある。このため、アメリカ合衆国で大陸横断鉄道といえば、ミシシッピー川の西側の、中西部西海岸とを結ぶ路線のことを指す。

カナダ[編集]

  • カナダでは、1885年にカナディアンパシフィック鉄道が西海岸への路線を開通させた。同社は1889年にメーン州への国際鉄道を開業したことで、北米において東海岸と西海岸とを単一の企業体でつないだ最初の鉄道会社となった。

南アメリカ[編集]

ユーラシア大陸[編集]

  • 1905年に完成したシベリア鉄道は、ユーラシア大陸を横断する、唯一の鉄道である。長さは 9,289 km(5,772マイル)あり、世界で最も長い鉄道として知られる。

オーストラリア大陸[編集]

  • オーストラリア大陸では、1917年にポートオーガスタカルグーリーとを結ぶ鉄道が完成し、さらに同鉄道が延伸されてシドニーからパースまでを結ぶオーストラリア横断鉄道が完成した。この経路はかつて 1,435 mm、1,600 mm、1,067 mm の3種類の軌間が混在していたが、1969年に 1,435 mm への統一がなされた。途中のナラバー平原を通る部分は、世界の鉄道で最も長い直線区間とされている。現在、シドニーからパースまでの区間で長距離旅客列車のインディアンパシフィックが運行されている。
  • 2004年、オーストラリア縦断鉄道が完成し、ダーウィンからアデレードまでオーストラリア大陸を南北に縦断した。同区間で長距離旅客列車のザ・ガンが運行されている。

アフリカ大陸[編集]

  • アフリカ大陸を東西に鉄道で横断する方法はいくつかある。1つは1929年に開通したベンゲラ鉄道である。ベンゲラ鉄道はアンゴラのロビトを出発し、カタンガでザンビアの鉄道網と接続している。ザンビアからはインド洋のいくつかの港へ通じている。アンゴラ内戦によってベンゲラ鉄道は多くの区間が不通となったが、修復の努力がなされている。
  • 他のルートとしては、ナミビアのワルビスベイかルデリッツから、南アフリカの鉄道網を通り、インド洋へ至るルートがある。
  • 現在、アフリカ連合はアフリカ大陸を網羅する鉄道を計画している。

脚注[編集]