大阪府警察

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Flag of Osaka Prefecture.svg 大阪府の行政官庁
大阪府警察
Asahikage.svg
Osaka Prefectural Police Headquarters01.jpg
大阪府警察本部
役職
本部長 三浦正充(警視監
副本部長 森田幸典(警視監
警務部長 越智浩(警視長
組織
上部組織 大阪府公安委員会
内部組織 総務部警務部生活安全部地域部刑事部組織犯罪対策本部交通部警備部警察学校方面本部大阪市警察部堺市警察部警察署
概要
所在地 大阪市中央区大手前三丁目1番11号
北緯34度41分2.3秒
東経135度31分13.4秒
座標: 北緯34度41分2.3秒 東経135度31分13.4秒
定員 22,818人(警察官21,050人、職員1,768人)
年間予算 2627億1200万円(6月補正予算込)(平成21年度)
設置 1954年昭和29年)7月1日
前身 国家地方警察大阪府本部
ウェブサイト
大阪府警察
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大阪府警察(おおさかふけいさつ、Osaka Prefectural Police)は、大阪府が設置した警察組織。大阪府公安委員会の管理を受け、給与支払者は大阪府知事

沿革[編集]

旧警察法当時は、国家地方警察大阪府本部、大阪市警察、その他市町村警察に分立しており、中でも大阪市警察は“大阪市警視庁”と称した。

組織[編集]

自動車警ら隊が存在せず機動警ら隊が存在する。生活保護費や公的な給付制度を悪用する者が後を絶たないことから平成22年度より不正受給事犯対策本部が発足した。

組織については、大阪府警察組織規則[1]によって定められている。

大阪府知事の所轄、大阪府公安委員会(委員5名)の管理があり、大阪府警察本部に大阪府警察本部長を置く。特殊急襲部隊(SAT)が設置されている。

度々発生する反乱集団と府警機動隊

総務部[編集]

  • 総務課
  • 情報管理課
  • 広報課
  • 会計課
  • 施設課
  • 装備課
  • 留置管理課
  • 府民応接センター

警務部[編集]

  • 警務課
  • 給与課
  • 教養課
  • 厚生課
  • 監察室
  • 健康管理センター

生活安全部[編集]

  • 生活安全総務課
  • 府民安全対策課
  • 保安課
  • 生活経済課
  • 生活環境課
  • 少年課
    • 女子事案専門捜査班「アイ・キャッチャー」
  • 生活安全特別捜査隊

地域部[編集]

  • 地域総務課
  • 通信指令室
  • 第一方面機動警ら隊(大阪府警では、自動車警ら隊とは呼んでいない)
  • 第二方面機動警ら隊
  • 第三方面機動警ら隊
  • 鉄道警察隊
  • 航空隊

刑事部[編集]

  • 刑事総務課
    • 特別捜査班「ライトウィンズ」
  • 捜査第一課
    • 特殊犯捜査係(MAAT
  • 捜査第二課
  • 捜査第三課
  • 捜査第四課
  • 薬物対策課
  • 国際捜査課
  • 捜査共助課
  • 鑑識課
  • 科学捜査研究所
  • 機動捜査隊
  • 刑事特別捜査隊

組織犯罪対策本部[編集]

交通部[編集]

警備部[編集]

  • 警備総務課
  • 警備課
  • 警衛警護課
  • 公安第一課
  • 公安第二課
  • 公安第三課
  • 外事課
  • 第一機動隊(城東区)
  • 第二機動隊(住之江区)
  • 第三機動隊(泉佐野市)

方面本部[編集]

  • 第一方面本部(大阪市中央区大手前三丁目)
第一方面区(大淀、曾根崎、天満、都島、福島、此花、東、南、西、港、旭、城東、鶴見及び大阪水上の各警察署管轄区域)
  • 第二方面本部(大阪市住之江区新北島一丁目)
第二方面区(大正、天王寺、浪速、東成、生野、阿倍野、住之江、住吉、東住吉、平野及び西成の各警察署管轄区域)
  • 第三方面本部(大阪市淀川区東三国五丁目)
第三方面区(西淀川、淀川、東淀川、高槻、茨木、摂津、吹田、豊能、箕面、池田、豊中及び豊中南の各警察署管轄区域)
  • 第四方面本部(門真市一番町)
第四方面区(羽曳野、富田林、枚岡、河内、布施、八尾、松原、柏原、枚方、寝屋川、四條畷、交野、門真及び守口の各警察署管轄区域)
  • 第五方面本部(堺市西区鳳東町四丁)
第五方面区(堺、北堺、西堺、南堺、高石、泉大津、和泉、岸和田、貝塚、関西空港、泉佐野、泉南、黒山及び河内長野の各警察署管轄区域)

大阪市警察部[編集]

堺市警察部[編集]

(部長は第五方面本部長が兼務)

大阪府警察学校[編集]

  • 旧警察学校(廃止)大阪府交野市東倉治4丁目7−1
  • 大阪府警察学校(初任教養部)大阪府泉南郡田尻町りんくうポート南1-1
  • 大阪府警察学校(専科教養部)大阪市城東区関目6丁目2−13

交野校は2013年4月りんくうタウンに移転した[1]

自動車運転免許試験場[編集]

  • 門真運転免許試験場 - 門真市一番町23番16号
  • 光明池運転免許試験場 - 和泉市伏屋町5丁目13番1号

装備[編集]

警察署[編集]

大阪府警警官とパトロールカー(車種:初代スイフト
大阪府警察官

大阪市内の警察署のうち区名がついている警察署は原則としてその区を所轄している。

大阪府警察は65警察署、610交番、46駐在所

  • 総務課
  • 会計課(係)
  • 生活安全課
  • 地域課(610交番、46駐在所)
  • 刑事課
  • 交通課
  • 警備課
  • 直轄警察隊

第一方面[編集]

警察署数は14。※警察車両のナンバー地名はすべて「なにわ」である。

地域 警察署名称 所在地 管轄区域
なにわ 都心 大淀警察署 大阪市 北区中津一丁目5番25号 大阪市 北区(旧大淀区域)
曽根崎警察署 北区曽根崎二丁目16番14号 北区(梅田・扇町周辺)
天満警察署 北区南扇町6番3号 北区(天満中之島周辺)
東警察署 中央区本町一丁目3番18号 中央区(旧東区域)
南警察署 中央区東心斎橋一丁目5番26号 中央区(旧南区域)
西警察署 西区川口二丁目6番3号 西区
福島警察署 福島区吉野四丁目9番19号 福島区
東成 都島警察署 都島区都島北通一丁目7番1号 都島区
旭警察署 旭区中宮一丁目4番1号 旭区
城東警察署 城東区中央一丁目9番38号 城東区
鶴見警察署 鶴見区諸口六丁目1番1号 鶴見区
西成 此花警察署 此花区春日出北一丁目3番1号 此花区
港警察署 港区市岡一丁目6番22号 港区(海岸通を除く)
大阪水上警察署 港区海岸通一丁目5番1号 港区海岸通・水面(大阪湾・河川)

第二方面[編集]

警察署数は11。※警察車両のナンバー地名はすべて「なにわ」である。

地域 警察署名称 所在地 管轄区域
なにわ 西成 大正警察署 大阪市 大正区小林東三丁目4番21号 大阪市 大正区
都心 天王寺警察署 天王寺区六万体町5番8号 天王寺区
浪速警察署 浪速区日本橋五丁目5番11号 浪速区
東成 東成警察署 東成区大今里西一丁目25番15号 東成区
生野警察署 生野区勝山北三丁目14番12号 生野区
住吉 阿倍野警察署 阿倍野区阿倍野筋五丁目13番5号 阿倍野区
住之江警察署 住之江区新北島三丁目1番57号 住之江区
住吉警察署 住吉区東粉浜三丁目28番3号 住吉区
東住吉警察署 東住吉区東田辺二丁目11番39号 東住吉区
平野警察署 平野区平野元町5番20号 平野区
西成 西成警察署 西成区萩之茶屋二丁目4番2号 西成区

第三方面[編集]

警察署数は12。※警察車両のナンバー地名は大阪市が「なにわ」、三島・豊能地域が「大阪」である。

地域 警察署名称 所在地 管轄区域
なにわ 西成 西淀川警察署 大阪市西淀川区千舟二丁目6番24号 大阪市西淀川区
淀川警察署 大阪市淀川区十三本町三丁目7番27号 大阪市淀川区
東淀川警察署 大阪市東淀川区豊新一丁目6番18号 大阪市東淀川区
大阪 三島 高槻警察署 高槻市野見町2番4号 高槻市、島本町
茨木警察署 茨木市中穂積一丁目6番38号 茨木市
摂津警察署 摂津市南千里丘4番39号 摂津市
吹田警察署 吹田市穂波町13番33号 吹田市
豊能 豊能警察署 豊能郡能勢町地黄650番地の4 豊能郡
箕面警察署 箕面市箕面五丁目11番35号 箕面市
池田警察署 池田市大和町1番1号 池田市
豊中警察署 豊中市螢池西町三丁目412 豊中市北部・大阪空港
豊中南警察署 豊中市庄内西町五丁目1番10号 豊中市南部

第四方面[編集]

警察署数は14。※警察車両のナンバー地名は北河内地域・東大阪市・八尾市が「大阪」、柏原市・南河内地域が「和泉」である。

地域 警察署名称 所在地 管轄区域
大阪 北河内 枚方警察署 枚方市大垣内町二丁目16番8号 枚方市西部
交野警察署 交野市倉治一丁目40番1号 交野市、枚方市東部
寝屋川警察署 寝屋川市豊野町26番26号 寝屋川市
四條畷警察署 大東市深野三丁目28番1号 大東市、四條畷市
門真警察署 門真市柳町13番14号 門真市
守口警察署 守口市京阪本通二丁目2番10号 守口市
中河内 布施警察署 東大阪市下小阪四丁目1番48号 東大阪市西部(旧布施市
河内警察署 東大阪市稲葉一丁目7番1号 東大阪市中部(旧河内市
枚岡警察署 東大阪市桜町1番8号 東大阪市東部(旧枚岡市
八尾警察署 八尾市高町3番18号 八尾市
和泉 柏原警察署 柏原市古町二丁目9番9号 柏原市
南河内 羽曳野警察署 羽曳野市誉田四丁目2番1号 羽曳野市、藤井寺市
富田林警察署 富田林市常盤町2番7号 富田林市、河南町太子町千早赤阪村
松原警察署 松原市阿保一丁目2番26号 松原市

第五方面[編集]

警察署数は14。※警察車両のナンバー地名は堺市が「」、南河内・泉州地域が「和泉」である。

地域 警察署名称 所在地 管轄区域
和泉 南河内 河内長野警察署 河内長野市西之山町6番1号 河内長野市
黒山警察署 堺市美原区小平尾377番地2 大阪狭山市
泉北 堺市東区・美原区
堺警察署 堺市堺区市之町西一丁1番17号 堺市堺区
北堺警察署 堺市北区新金岡町一丁1番1号 堺市北区
西堺警察署 堺市西区鳳東町四丁338番地 堺市中区・西区
南堺警察署 堺市南区桃山台二丁2番1号 堺市南区
和泉 高石警察署 高石市羽衣四丁目2番23号 高石市
泉大津警察署 泉大津市田中町2番12号 泉大津市(東豊中町三丁目を除く)、忠岡町和泉市の一部
和泉警察署 和泉市伯太町二丁目1番7号 和泉市(一部を除く)、泉大津市東豊中町三丁目
泉南 岸和田警察署 岸和田市作才町1057番地 岸和田市
貝塚警察署 貝塚市海塚167番地 貝塚市
関西空港警察署 泉南郡田尻町泉州空港中1番地 関西国際空港連絡橋
泉佐野警察署 泉佐野市上町二丁目1番1号 泉佐野市、熊取町田尻町
泉南警察署 阪南市尾崎町70番地 阪南市、泉南市岬町

歴代本部長[編集]

氏名 在任期間 前職 後職
阿部泉 1952年(昭和27年)
- 1954年(昭和29年)
国家地方警察大阪府本部警察隊長
中川淳 1955年(昭和30年)
- 1958年(昭和33年)
近畿管区警察局長 退職(大阪府人事委員会委員長)
熊野徳次郎 1958年(昭和33年)
- 1961年(昭和36年)
中国管区警察局長 退職(関西経済開発連合会)
山本幸雄 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年)
警察庁長官官房長 建設省大臣官房官房長
湯浅定晴 1962年(昭和37年)
- 1965年(昭和40年)
北海道警察本部長 退職(関西石油株式会社常務取締役)
養老 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年)
中部管区警察局長 退職(財団法人厚生団常務理事)
濱中英二 1966年(昭和41年)
- 1968年(昭和43年)
警察庁長官官房長 近畿管区警察局長
高松敬治 1968年(昭和43年)
- 1969年(昭和44年)
静岡県警本部長 警察大学校長
浅沼清太郎 1969年(昭和44年)
- 1971年(昭和46年)
警察庁長官官房長 警察庁警務局長
前田利明 1971年(昭和46年)
- 1973年(昭和48年)
警察大学校長 退職(弁護士
片岡誠 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)
警察庁交通局長 退職(地域振興整備公団理事)
雨森和雄 1974年(昭和49年)
- 1975年(昭和50年)
皇宮警察本部本部長 退職(京浜外貿埠頭公団理事)
下稲葉耕吉 1975年(昭和50年)
- 1977年(昭和52年)
警察庁長官官房長 内閣官房内閣調査室長
吉田六郎 1977年(昭和52年)
- 1979年(昭和54年)
警察庁刑事局保安部長 退職(日本電設工業株式会社取締役勤労部長)
半田博 1979年(昭和54年)
- 1980年(昭和55年)
北海道警察本部長 関東管区警察局長
杉原正 1980年(昭和55年)
- 1982年(昭和57年)
警察庁交通局長 警察大学校長
谷口守正 1982年(昭和57年)
- 1984年(昭和59年)
警察庁刑事局保安部長 内閣官房内閣調査室長
四方修 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)
愛知県警本部長 退職(関西電力株式会社顧問)
鈴木良一 1986年(昭和61年)
- 1988年(昭和63年)
警察庁長官官房長 警察庁次長
新田勇 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)
警察庁警備局長 退職(在スリランカ日本国大使館特命全権大使
椿原正博 1989年(平成元年)
- 1991年(平成3年)
警察庁警務局長 退職(セコム株式会社副社長)
中門弘 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
警察庁刑事局長 退職(環境庁公害健康被害補償不服審査会委員)
関口祐弘 1992年(平成4年)
- 1994年(平成6年)
警察庁刑事局保安部長 警察庁長官官房長
前田健治 1994年(平成6年)
- 1996年(平成8年)
警視庁副総監(警務部長事務取扱) 警察庁長官官房長
廣瀬権 1996年(平成8年)
- 1998年(平成10年)
警視庁副総監(警務部長事務取扱) 退職(全日本空輸株式会社常勤顧問
佐藤英彦 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)
警察庁刑事局長 警察庁次長
漆間巌 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)
警視庁副総監(警務部長事務取扱) 警察庁警備局長
奥村万寿夫 2001年(平成13年)
- 2004年(平成16年)
警視庁副総監(警務部長事務取扱) 警察庁警備局長
米村敏朗 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
警察庁長官官房審議官(警備局担当) 警視庁副総監
近石康宏 2005年(平成17年)
- 2007年(平成19年)9月
関東管区警察局長 退職
縄田修 2007年(平成19年)
- 2009年(平成21年)3月31日
警察庁刑事局長 退職
植松信一 2009年(平成21年)3月31日
- 2010年(平成22年)3月31日
警視庁副総監 内閣情報官
舟本馨 2010年(平成22年)3月31日
- 2011年(平成23年)10月25日
警察庁長官官房首席監察官 警察庁刑事局長
坂口正芳 2011年(平成23年)10月25日
- 2013年(平成25年)1月25日
警察庁長官官房総括審議官 警察庁長官官房長
田中法昌 2013年(平成25年)1月25日
-2014年(平成26年)1月28日
警察庁長官官房審議官(生活安全局担当) 退職
三浦正充 2014年(平成26年)1月28日
-
警察庁長官官房首席監察官

主な事件[編集]

不祥事[編集]

  • 1982年(昭和57年)11月、賭博ゲーム台汚職発覚。多くの警察署で、防犯課(現在は「生活安全課」)の捜査員が取締情報を対象店に洩らし、見返りに現金を受け取っていた。現職3人・退職者2人・店関係者10人を贈収賄で逮捕警察官124人懲戒処分。当時の警察本部長だった杉原正警察大学校長が責任を取り自殺。
  • 1988年(昭和63年)2月、大阪府警堺南警察署(現:西堺警察署)槙塚台派出所の巡査が、拾得物の現金15万円を着服した。堺南署は、身内の不祥事を隠蔽するため、現金を届けた妊婦にネコババのぬれぎぬを着せ、組織ぐるみで犯人に仕立てあげようとした。(警察官ネコババ事件)。
  • 1990年(平成2年)10月、西成署刑事課の捜査員と暴力団との癒着が発覚。第22次西成暴動の契機となる。
  • 2007年(平成19年)1月から2011年5月にかけ、西淀川署所属の男性巡査部長が、暴力団関係者に対し、捜査車両などの情報を漏洩したり、その見返りなどで数百万円を受領するなどしていたことが2011年に発覚し、この巡査部長は2011年10月に懲戒免職処分となり[2]、さらに11月に地方公務員法(守秘義務)違反などの容疑で逮捕された[3]
  • 2007年5月、大阪府枚方市発注の清掃工場建設工事を巡る談合事件が発覚し、大阪地検特捜部により捜査第二課の警部補が逮捕され、この事件の真相究明のため、同月30日に府警本部(大阪市中央区)の関連部署が同地検により家宅捜索を受けた[4]。本来ならば犯罪捜査を行う側の「警察本部」の関連部署が検察庁による強制捜査の対象となる例は極めて異例である(同記事より)。この警部補は懲戒免職処分となるとともに、2008年12月10日付けで最高裁判所第三小法廷被告人弁護人側の上告棄却し、収賄罪などで懲役2年2月の実刑判決が確定している(枚方市工事の談合で元府警捜査2課元警部補、懲役2年2月確定)。
  • 2009年4月から2012年2月にかけ、吹田・淀川・南堺の3署の警察官計6人が、公訴時効となった事件の証拠品を送致していなかった事実の隠蔽を図るために、証拠品の保管状況を記載する帳簿に虚偽記載をしていたことが明らかになり、府警は2013年3月13日に、これらの警察官を虚偽公文書作成及び行使の容疑で書類送検した上、4人については減給処分とした[5]
  • 2010年(平成22年)春、堺署刑事課に着任した男性警部補が、薬物使用事件で押収された注射器数十本について、紛失したものと誤認して無関係の注射器を調達し、証拠品であるとでっち上げていたことが、2013年になって判明。府警は証拠隠滅容疑での立件も視野に入れ捜査[6]し、2013年7月25日に府警は、この警部補を証拠隠滅容疑で書類送検した[7]
  • 2010年6月から10月にかけ、泉大津署の47歳の男性警部補が、同署内や勤務する交番などに於いて、自らの部下の警察官に対して6回に亘り、実弾の装填された拳銃を突き付けていたとして、翌2011年3月2日に銃刀法違反の容疑で書類送検され、停職6ヵ月の処分となった。また、上司の男性警部についても、監督責任を問う形で所属長注意となった[8]
  • 2010年(平成22年)9月29日、枚方署の49歳の男性警部補が、同署に留置中の女性に対しわいせつ行為をしていたとして、特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕された[9]
  • 2010年(平成22年)11月、南署留置管理課の男性巡査部長が、同署に留置中の接見禁止中の被疑者に対し、この被疑者宛の手紙を誤って手渡したが、この時、上司の警部警部補は、このミスを隠蔽するため、手紙の管理記録を破棄した。府警は2011年8月に、当該の警部を停職3ヵ月、警部補を戒告の処分とし、公用文書毀棄罪大阪地検書類送検。警部は依願退職した。また、警部らの上司の警視についても、対応を一任していた責任があるとして戒告とした。他、この警部は、別の被疑者を病院に連れて行った際に、家族と面会させていたことも明らかになっている[10]
  • 2011年(平成23年)5月、東住吉署の50歳の男性警部補が、自らの捜査対象であった暴力団組員を通じて知り合った風俗店経営者2人に、みかじめ料などにまつわる相談を受けるようになった上、料亭デリバリーヘルスなどで4万円以上分に亘っての接待を受けるようになった。いずれも上司への報告を怠っており、府警は、捜査情報の漏洩は無かったとしているものの、不適切な交際であるとして、この警部補を懲戒処分とする方針を決め[11]、その後2013年12月25日に府警は、当該の警部補を減給10分の1の処分とした[12]
  • 2011年(平成23年)5月、府警第一方面機動警ら隊の男性警部補が、大阪市西成区内で覚醒剤入りの封筒を発見し、捨てた人物に対して職務質問を行ったものの、相手の氏名などの確認を忘れたため、上司から叱責される恐れがあると判断し、覚醒剤をそのまま自分の机の引出しに隠した。この警部補は覚せい剤取締法違反及び証拠隠滅起訴され、2013年2月19日に大阪地裁はこの警部補に対し、懲役1年6ヵ月(執行猶予3年)の判決を言い渡した[13]
  • 2011年(平成23年)6月、八尾署生活安全課の当時53歳の男性警部補と、その部下の男性巡査部長の計3人が、管内で発生したある事件の被疑者の車から押収した木刀証拠品として押収したものの紛失。さらに、同年10月23日に勤務帰りの電車内で、酒に酔った状態で騒ぎ、さらに注意した男性の腕をつかむなどして他の乗客に110番通報された。3人は、これらの行為がバレると重い処分を受けることが避けられないとして、署内の剣道場から、証拠とは無関係の木刀を持ち出し、証拠品の札を付け捏造を図った。電車内でのトラブルを受け府警が調べたところ、証拠品の捏造行為も発覚した。府警は2012年1月に、これら3人を停職・減給処分とした上、証拠隠滅虚偽有印公文書作成同行使容疑などで書類送検[14]
  • 2011年(平成23年)9月、淀川署刑事課所属の男性警部補が、恐喝容疑で逮捕した被疑者の所持品を証拠品として押収し保管していたが、このうち、他人名義のキャッシュカードなど数十点を、故意に破砕するなどして破棄していたことが明らかになった。府警はこの警部補を、2012年6月21日に証拠隠滅や公用文書毀棄などの容疑で書類送検し[15]、さらに同年8月8日に停職1ヵ月の処分とした[16]
  • 2012年(平成24年)6月12日、豊能署交通課長の50歳の男性警部が、同日夜に開かれた会合で飲酒し、一旦帰宅して自宅で晩酌、その翌朝に、酔いが覚めないうちに自動車を同署まで運転した。府警はこの警部を、同年9月6日に書類送検し、停職処分とした。また、この警部は、前任の警察署で、女性署員らに携帯電話メールアドレスなどを執拗に訊いていたりしたことも明らかになっており、府警はこの件とも併せて処分した[17]
  • 2012年(平成24年)12月13日、府警が捜査の際に押収した証拠品について、うち117件の事件の301点を紛失していたことが明らかになった。前述の、福島署警部らによる証拠でっち上げ問題を契機に、府警が調査した結果判明した。府警はこのうち、紛失を隠蔽するため保管記録に虚偽記載を行うなどした警察官について、虚偽有印公文書作成等の容疑で書類送検した[18]
  • 2012年(平成24年)12月から2013年(平成25年)1月にかけ、住吉署刑事課係長の52歳の男性警部補が、署の取調室において、女性被疑者の一人に抱きついたりキスをしたりするなどして、特別公務員暴行陵虐の容疑で書類送検された[19]
  • 2012年(平成24年)12月、堺署の留置場に収容されていた男性が、騒いだ末に留置管理課の男性巡査長を殴り、公務執行妨害罪で現行犯逮捕されたが、この時、不適切な対応があったことを隠蔽するため、複数の警察官が2度に亘って調書を虚偽内容に書き換えていたことが明らかになった。府警は虚偽公文書作成・同行使および偽証などの容疑で捜査[20]。さらに府警は、同署の当時の署長と前副署長も関わっていたとして、警務部付にするなどの更迭人事を行った[21]
  • 2012年(平成24年)、府警から警察庁に出向中の41歳の男性警部が、岸和田署勤務当時の2005年に担当していた強制わいせつ事件について、実況見分調書の作成などを怠った上、出向後の2012年になってから、作成日などを捏造していたことが明らかになった。府警は公文書偽造などの容疑で捜査を行っており、この警部の後任の男性警部補からも事情聴取をしている模様[22]
  • 2013年(平成25年)2月、大阪市都島区内のインターネットカフェで窃盗事件が発生し、店内で不審者を発見した店員からの通報で、都島署員が不審者の身柄を確保したが、地域課の上司の男性警部補が、実際は通報者である店員が身柄確保し被害物品の財布を発見したにもかかわらず、全て同署員が行なったとする内容に調書を改竄していたことが明らかとなった[23]
  • 2013年(平成25年)3月及び4月に、府警生活経済課の男性警部が、出会い系サイトで知り合った女性とわいせつ行為を行った上、これを携帯電話で撮影して、自ら開設したウェブサイトに掲載した。またこの警部は8月12日に、微量の麻薬成分を含んだ植物片を隠し持っていたところを奈良県警に発見された。奈良県警はこの警部を、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で書類送検。また府警は、この警部を停職6か月の処分とした[24]
  • 2013年(平成25年)4月、四条畷署刑事課に、当時28歳の男性巡査長が新人刑事として配属されたが、上司に当たる49歳の男性警部補らは、この巡査長に対し、連日大声で怒鳴り付けたり、回し蹴りするなどのいじめパワーハラスメントを行った。この巡査長は同年9月に首吊り自殺した。府警は2014年3月に、関わった警部補ら刑事課員4人を減給などの処分とした[25]
  • 2013年(平成25年)6月、府警生活環境課は、大阪府豊能町内の山林が無許可で伐採されるなどしているとして、同町内の建築会社などに対する強制捜査を実施したが、この際、問題の山林に隣接する場所に居住している無関係の女性の自宅の捜索を行っていたことが明らかになった。府警は、法人登記簿に記載の捜索対象の会社と女性の住所とが同一だったことで、関連性があると早合点していた模様である[26]
  • 2013年(平成25年)8月、府警生活安全部の50歳代の男性警部が、カメラ付き携帯電話でわいせつ画像を撮影し、インターネット上に投稿していたことが発覚。奈良県警はこの警部をわいせつ電磁的記録記録媒体陳列の容疑で書類送検する方針[27]
  • 2013年(平成25年)9月13日、河内長野市内のスーパーマーケット万引きをしたとの通報を受け、河内長野署が60歳代の男性を調べた際、同署は男性の同意を得て所持品検査を行なったところ、万引きの被害品である食料品の他、女性用下着2着がカバンから発見された。発見された下着が、同年5月に同市内で盗まれた下着と形状が似ていたため、同署は男性を逮捕し5日間拘留したが、その後この男性が「下着は別のスーパーで盗んだ」と供述したため、詳しく調べたところ、下着のメーカーが異なっており、誤認逮捕であることが判明した[28]
  • 2013年10月9日、都島署地域課の53歳の男性警部補が、奈良県生駒市内の百貨店の商品保管室に侵入し、保管されていた計約4万6,000円相当の衣料品を盗んだとして、奈良県警生駒署建造物侵入と窃盗の容疑で逮捕された[29]
  • 2013年(平成25年)11月、黒山署が、2012年1月から9月にかけての自転車盗事件について、認知件数を過少計上していた疑いがあることが判明。2012年1月-9月の自転車盗事件が認知件数が116件だったのに対し、翌2013年には431件にまで急増しているため、不自然な伸び方であるとして、府警は実態調査を実施[30]。さらに、黒山署以外の府警の他の13署に於いても、2013年の自転車盗の認知件数が100件以上増加していることも明らかになっていて、府警は過少計上の可能性もあるとしてさらに調査[31]。その結果、2012年までの5年間に、数万件に及ぶ事件が未計上のままになっている疑いがあることが明らかとなった[32]
  • 2013年(平成25年)11月27日、南堺署の49歳の男性警部補や、都島署の38歳の男性警部補ら計11人が、道路交通法違反事件や窃盗事件など管内で発生した事件について、捜査報告書の改竄を行ったなどとして、虚偽公文書作成・同行使罪で書類送検され、減給や戒告などの処分を受けた[33]。12月、他にやはり改竄が発覚した堺署の当時の署長・副署長が書類送検、当時の本部刑事部長(現在は栃木県警察本部長)が人事処分[34]。「賭博ゲーム台汚職」以来の大量処分(対象者は20人)となる。
  • 2013年(平成25年)12月13日、府警の警察官数名が、暴力団警戒のため福岡県警八幡西署に応援派遣されていたが、このうち、生野署直轄警察隊の33歳の男性巡査部長が、食堂内で部下の男性巡査に拳銃を突き付けるなどした。2014年2月に府警はこの巡査部長を、銃刀法違反容疑で書類送検すると共に、停職1か月の処分とした[35]

脚注[編集]

  1. ^ 府警察学校移転 田尻町に新庁舎 大阪 産経新聞 2013年4月18日
  2. ^ 大阪府警 暴力団との癒着警官を懲戒免職 読売新聞 2011年10月28日
  3. ^ 元巡査部長、暴力団関係者に情報漏らした疑い 読売新聞 2011年11月10日
  4. ^ 大阪府警本部捜査2課の「エース級」警部補の逮捕
  5. ^ 時効の事件隠した疑い 大阪府警、6警官を書類送検 産経新聞 2013年3月13日
  6. ^ 元警部補が証拠捏造…無関係の注射器を自ら調達 読売新聞 2013年6月11日
  7. ^ 「西成署なら注射器用意できる」証拠捏造警部補 読売新聞 2013年7月26日
  8. ^ 部下に実弾入り拳銃突きつけ、警部補を書類送検 読売新聞 2011年3月2日
  9. ^ 留置中の女性にわいせつ、大阪府警警部補逮捕 2010年9月29日 読売新聞
  10. ^ 管理記録捨てた疑い 警部ら書類送検 大阪府警 朝日新聞 2011年8月18日
  11. ^ 警部補をデリヘル接待 暴力団組員通じ 大阪府警処分へ 朝日新聞 2013年11月28日
  12. ^ デリヘル接待の警部補、減給処分 大阪府警 本人が退職 朝日新聞 2013年12月25日
  13. ^ 証拠隠滅:元大阪府警警部補に有罪判決 覚醒剤隠す 毎日新聞 2013年2月19日
  14. ^ 「つり革懸垂」警官、証拠捏造も…クビ恐れ 読売新聞 2012年1月18日
  15. ^ 「捜査が大変で煩わしい」と警部補、証拠捨てる 読売新聞 2012年6月21日
  16. ^ 早く終わらせたい…証拠品50点裁断した警部補 読売新聞 2012年8月8日
  17. ^ 二日酔い交通課長、車で出勤…酒のにおいで発覚 読売新聞 2012年9月6日
  18. ^ 大阪府警、証拠紛失301点…隠蔽工作も3人 読売新聞 2012年12月14日
  19. ^ 大阪府警:取調室で容疑者の女にキス 警部補を書類送検 毎日新聞 2013年3月22日
  20. ^ 複数の警察官、虚偽の調書作成・公判で偽証か 読売新聞 2013年6月9日
  21. ^ 虚偽調書、堺署長ら3人を更迭…大阪府警 読売新聞 2013年8月30日
  22. ^ 大阪府警警部、実況見分調書を捏造…事件7年後 読売新聞 2014年1月11日
  23. ^ 大阪府警:調書改ざん 容疑者発見「通報者」→「署員」に 毎日新聞 2013年8月21日
  24. ^ わいせつ画像をネット投稿容疑 大阪府警警部を書類送検 朝日新聞 2013年11月8日
  25. ^ 大阪府警がいじめ、パワハラで4人懲戒…被害部下は自殺 読売新聞 2014年3月6日
  26. ^ 事件と無関係の女性宅を間違って捜索…大阪府警 読売新聞 2013年7月1日
  27. ^ わいせつ画像ネット投稿、男性警部を書類送検へ 読売新聞 2013年8月15日
  28. ^ 誤認逮捕:大阪府警がまた 下着窃盗事件で 毎日新聞 2013年9月20日
  29. ^ 大阪府警警部補が百貨店保管室に侵入、商品盗む 読売新聞 2013年10月10日
  30. ^ 自転車盗:大阪府警黒山署、件数を過少申告 今年、昨年の4倍に 毎日新聞 2013年11月18日
  31. ^ 自転車盗:大阪府13署で過少計上か 黒山署は今年4倍に 毎日新聞 2013年11月19日
  32. ^ 「刑法犯」未計上数万件か…大阪府警、5年間で 読売新聞 2014年3月4日
  33. ^ 捜査報告書改ざん:大阪府警 署員ら11人を書類送検 毎日新聞 2013年11月28日
  34. ^ 虚偽調書、前署長ら9人書類送検 証拠隠滅などで大阪府警 共同通信2013年12月13日
  35. ^ 「軽い気持ちで」同僚に銃口…警官を懲戒処分 読売新聞 2014年2月13日

参考文献[編集]

  • 読売新聞大阪社会部「警官汚職」角川書店、1984年8月。ISBN 9784048831635

関連項目[編集]

外部リンク[編集]