大阪市立都島工業高等学校
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大阪市立都島工業高等学校 | |
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過去の名称 |
大阪市立大阪工業学校 大阪市立工業学校 大阪市立都島工業学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 |
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校訓 | 勤労、自治、創造 |
設立年月日 | 1907年5月21日 |
創立記念日 | 5月21日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
機械科 機械電気科 電気電子工学科 建築科 都市工学科 理数工学科 |
学期 | 2学期制 |
高校コード | 27234F |
所在地 | 〒534-0015 |
![]() 北緯34度42分35.1秒 東経135度31分33.7秒 / 北緯34.709750度 東経135.526028度座標: 北緯34度42分35.1秒 東経135度31分33.7秒 / 北緯34.709750度 東経135.526028度 | |
外部リンク | 公式サイト |
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大阪市立都島工業高等学校(おおさかしりつ みやこじまこうぎょうこうとうがっこう)は、大阪府大阪市都島区に所在する公立工業高等学校。
概要[編集]
機械科、機械電気科、建築科、都市工学科、電気電子工学科、理数工学科の6つの専門学科を設置している。学校全体の定員数は1200名である。
入学時、第一学年前期のうちは機械科、機械電気科が「機械・機械電気科」また建築科、都市工学科が「建築・都市工学科」としてともに3クラスずつに分けられるのが特徴。
それぞれの学科では縦の繋がりが非常に強く、各科ごとに同窓会組織として、また在学中の学生の組織として、機械科白羊会、建築科青甍会、電気電子工学科青嵐会、都市工学科昭土会、理数工学科舎密会、機械電気科萠芽会が存在し、これら各部会の上に総会として学校全体で「浪速工業会」という社団法人の形を取る同窓会が成り立っている。
また、各科ごとに名称変更があった場合は以前の学科の同窓会組織を引き継いでいる(例、土木科→都市工学科昭土会)。
沿革の項に述べるが、かつて存在した普通科には普睦会がある。また、同様にかつて存在した家具科同窓会には名前が存在しない。
学科[編集]
学科は2007年現在6つの学科を有している。以下にその名称と最大定員を記す。
()内アルファベットは各科の略称。
- 機械(M)科(60±6名)
- 機械電気(ME)科(60±6名)
- 建築(A)科(60±6名)
- 都市工学(C)科(60±6名)
- 電気電子工学(E)科(80名)
- 理数工学(R)科(80名)
前述の通り募集時および一学年前期は、機械・機械電気科(120名)および建築・都市工学科(120名)となる。
機械科、機械電気科、建築科、都市工学科が±6名となっているのは1年生後期で分かれる際に偏りができる場合の最大許容人数である。
6科の内、理数工学科は進学に特化した学科で、毎年、大阪市立大学や、地方国公立大学、関関同立・産近甲龍などの有名私大に多くの生徒が進学している。
沿革[編集]
- 1907年5月 - 市立大阪工業学校として大阪市北区北野牛丸町(現在の大阪駅北側付近)に創立、機械(本科)、建築(本科)、分析(選科)、家具科(選科)を設置。
- 1910年5月 - 分析(応用科学)科を本科に設置。
- 1918年4月 - 予科2年、本科4年に変更。
- 1920年4月 - 大阪市立工業学校に改称し、電気科設置。選科制を廃止する。
- 1922年4月 - 土木科を設置。
- 1923年12月 - 応用化学科を大阪市立泉尾工業学校(現在の大阪市立泉尾工業高等学校)へ移管する。
- 1925年12月 - 北区善源寺町1丁目(当時)の現在地へ移転。
- 1926年4月 - 大阪市立都島工業学校に改称する。6年制の課程を設置。
- 1943年4月 - 修業年限を4年に短縮[1]。
- 1947年4月 - 大阪市立酉島工業学校[2]を合併。
- 1948年4月 - 学制改革に伴い、大阪市立都島工業高等学校となる。
- 1949年4月 - 普通科を設置。
- 1954年4月 - 工業化学科を設置。
- 1955年3月 - 普通科を廃止。
- 1959年4月 - 機械電気科を設置。
- 1990年4月 - 土木科の募集を停止し、都市工学科を設置。
- 1992年4月 - 工業化学科の募集を停止し、理数工学科を設置。
- 2003年4月 - 電気科を電気電子工学科へ改称。
- 2007年5月 - 創立100周年を迎える。
- 2013年4月 - スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定(2019年現在:経過措置2年目)
- 2017年5月 - 創立110周年を迎える。
特徴[編集]
- 本館五階に他校に例のない創意工夫センターという施設を有している。大きさは通常の定教室の2倍となっている。
- 2年次では各学科ごとに設置された英数コースと工業コースに分かれ、さらに工業コースが枝分かれし、それぞれ進学や就職など希望にあった道を選択することができる。
- 概要の項にも記したとおり、浪速工業会と呼ばれる社団法人の形態をとった同窓会組織を有している。
- 工業高校という分類ながら進学方面にも力を入れており、大学への進学者や高専編入者を輩出している。
- 各科ごとに体育祭(都工祭体育祭)で行われる応援披露のため応援団が存在し、部活動のようにトレーニングを行っている。
部活動[編集]
- 1951年に野球部が第33回全国高等学校野球選手権大会に初出場、ベスト4
出身者[編集]
- 松田恒次(東洋工業(現マツダ)3代目社長、広島東洋カープ初代オーナー)
- 金田龍之介(俳優)
- 二川幸夫(建築写真家、建築批評家)
- 栄屋悦男(元プロ野球選手)
- 山名守彦(元プロ野球選手)
- 松本竜助(お笑い芸人)
- 成世昌平(民謡歌手)
- 笑福亭松葉(落語家、7代目笑福亭松鶴を襲名直前に他界。)
- 桂米左(落語家)
- 中恭太(吉本)
- 神戸守(アニメーション演出家、アニメーション監督)
- 青野天悠(ラグビー選手)
- 谷口和洋(ラグビー選手)
- 星本泰憲(ラグビー選手)
- 山下裕史(ラグビー日本代表選手)
- 木村勇大(ラグビー選手)
- 中田翔太(ラグビー選手)
- DJ 4REST (try hard japan)
交通[編集]
- Osaka Metro(谷町線)都島駅4号出入口より徒歩約1分。
- JR西日本(大阪環状線)桜ノ宮駅より北へ徒歩約10分。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ 高等課程として大阪市立都島高等工業学校(のちの大阪市立大学工学部)を同校内に併設。
- ^ 1919年工業科・商業科併設の大阪実業学校として創立。1940年に工業科と商業科を分離して工業科は酉島工業学校となる。分離された商業科はのちの大阪市立淀商業高等学校。