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大谷禎之介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大谷 禎之介[1]
マルクス経済学
生誕 1934年12月1日
死没 (2019-04-29) 2019年4月29日(84歳没)[1]
研究機関 東洋大学経済学部[2]
法政大学経済学部[2]
研究分野 理論経済学
母校 立教大学[2]
学位 博士(経済学)[2]
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大谷 禎之介(おおたに ていのすけ、1934年12月1日 - 2019年4月29日)は、日本経済学者法政大学名誉教授。経済理論金融理論専攻。

略歴

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東京都生まれ[2]。父は東京農工大学名誉教授で農業経済学者の大谷省三(おおたに せいぞう、1909年-1994年)。

1953年、東京都立西高等学校卒業。1957年、立教大学経済学部卒業[2]。1962年、立教大学大学院博士課程単位取得退学

1994年、学位論文「利子生み資本と信用制度」によって、博士(経済学)立教大学)の学位を取得。

1962年、東洋大学経済学部助手。63年専任講師、70年助教授を経て、1974年、法政大学経済学部教授。2005年-2019年、法政大学名誉教授[1]

国際マルクス=エンゲルス財団(本部:アムステルダム)によるMEGA(「マルクス=エンゲルス全集」Marx-Engels-Gesamtausgabe)の編集作業に携わる。1992年-2019年、同財団編集委員[1]1998年-2015年、同財団日本MEGA編集委員会代表[2]

2001年-2007年経済理論学会代表幹事[1][3]

2016年、World Association for Political Economy から Marxian Economics Award を受賞。

主著

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  • 久留間鮫造編『マルクス経済学レキシコン』全15巻、大月書店1968年1985年(編集協力)
  • 『マルクス資本論草稿集』全6巻、大月書店1978年1994年(共訳)
  • マルクス『資本の流通過程』大月書店、1982年(共訳)
  • モスト著、マルクス改訂『資本論入門』岩波書店1986年、「テキスト版」1987年(編訳)
  • 『ソ連の「社会主義」とは何だったのか』大月書店1996年(共編著)
  • チャトパディヤイ『ソ連国家資本主義論』大月書店1999年(共訳)
  • 『図解 社会経済学』桜井書店2001年
  • 『マルクスに拠ってマルクスを編む』大月書店2003年
  • 『21世紀とマルクス』桜井書店、2007年(編著)
  • MEGA II/11: Manuskripte zum zweiten Buch des "Kapitals" 1868 bis 1881. Akademie-Verlag, 2008(共編)
  • モスト原著, マルクス改訂『マルクス自身による資本論入門』大月書店、2009年(編訳)
  • 『図解 社会経済学』ハングル版(鄭淵沼訳), ハヌル書店(ソウル)、2010年
  • 『マルクスのアソシエーション論』桜井書店、2011年
  • 『マルクスの抜粋ノートからマルクスを読む』桜井書店、2012年(平子友長と共編著)
  • モスト原著, マルクス改訂『マルクス自身による資本論入門』ハングル版(鄭淵沼訳)、ハヌル書店(ソウル)、2014年(編訳)
  • 『マルクスの利子生み資本論』全4巻、桜井書店、2016年
  • A Guide to Marxian Political Economy - What Kind of a Social System Is Capitalism? Springer International Publishing AG, 2018
  • 『資本論草稿にマルクスの苦闘を読む』桜井書店、2018年
  • 大谷禎之介・前畑憲子 編、久留間鮫造・大谷禎之介・前畑憲子・小西一雄・宮田惟史 執筆『マルクスの恐慌論:久留間鮫造編「マルクス経済学レキシコン」を軸に』桜井書店、2019年

脚注

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先代
森岡孝二
経済理論学会代表幹事
2001年 - 2007年
次代
柴垣和夫