大石武士

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大石 武士(おおいし たけし)は、日本の体育学者、駒澤大学名誉教授空手家日本空手協会首席師範補佐。

来歴[編集]

長崎県生まれ。駒澤大学卒業[1]。 1971年、駒澤大学に着任。その後、同大学 総合教育研究部スポーツ・健康科学部門教授に就任。「生涯における健康とスポーツ」について、熱心に学生の指導に当たった。保健体育部時代には部長を務めた。また、空手道部の師範として、数々の大会で成績を残す。2011年に定年退職、名誉教授。退官後も、国内外から空手道指導を行う[2]

選手としては、空手道全国大会で三連覇(1969~1971年)という偉業を成し遂げ、この記録はギネスブックにも認定される。

公益社団法人日本空手協会首席師範補佐、空手九段。日本空手協会理事、全空連評議員、関東学生空手道連盟相談役国士館大学空手道部師範などを歴任[3]

主な戦績[編集]

  • 1967年 全国選手権大会 成年男子組手 2位
  • 1968年 第1回世界選手権大会 成年男子組手 優勝(於メキシコ)
  • 1969年 全国選手権大会 成年男子組手 優勝
  • 1970年 全国選手権大会 成年男子組手 優勝
  • 1971年 全国選手権大会 成年男子組手 優勝[4]
  • 1973年 全国選手権大会 成年男子組手 優勝[5][6]

家族[編集]

息子(続柄は不明)の大石宗伯は、空手の経験はないが、明徳中学校・高等学校(現:明徳義塾中学校・高等学校)と駒澤大学を卒業後、車関係の会社員を経て、武士の推薦により1996年に母校の空手道部の監督を務めている。

2022年には宗伯の部員への常習的な暴力による支配と、骨折での病院への通院不許可などの行為を部員が告発している。これについて武士は「うさぎ跳びを1000回ですか。いくらなんでもそんなにやらせないでしょう。私は何も聞いていません。(宗伯氏には)暴力ではなく、口で指導しろと話しています」と宗徳の行為を把握していなかったという[7]

著書[編集]

出典[編集]