大王わさび農場

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大王わさび農場の空中写真。
直射日光避けの黒い寒冷紗が見える農場下は犀川
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成(1977年撮影)
大王わさび農場のわさび田(2016年7月3日撮影)

大王わさび農場(だいおうわさびのうじょう)は長野県安曇野市にあるわさび農場大王農場大王わさび園とも呼ばれる。1917年に開場した。有限会社大王が運営している[1]

概要[編集]

北アルプスからの湧き水を利用した安曇野わさび田湧水群の一角にある、日本最大規模のわさび園であり、年間約120万人が訪れる安曇野随一の観光スポットである。雑草の生い茂る原野を20年の歳月をかけ完成させた。「大王」は敷地内にある大王神社に由来し、この神社は民話に登場する八面大王の胴体が埋葬されているとされる。わさび田に引かれる湧水は一日12万トンで、水温は年間通して12℃。収穫は年間通して行われる。直射日光に弱い為、4月から9月末まで黒い寒冷紗でわさび田を覆う。また、ここは黒澤明監督の映画『』のロケ地としても知られる。売店での名物はわさびソフトクリーム、わさびコロッケ。 山葵の栽培品種は、長野23号、真妻、正緑、などがある[2]

歴史[編集]

大王わさび農場(大王畑と幸いのかけ橋)
蓼川と水車小屋
  • 1915年大正4年)、初代経営者が扇状地の豊富な湧水を利用したわさび畑の開拓を志し、5町村にまたがる所有者との2年の交渉で15丁歩の土地を個人所有とする。当初は砂利主体の荒地であった。
  • 1917年(大正6年)、土地の所有完了。3月開拓に着手。
  • 1923年(大正12年)、古畑完成。
  • 1926年(大正15年)、大王畑完成。大王神社祭祀。
  • 1935年昭和10年)、新畑の開拓が終わり、約20年にわたる開拓が終了。
  • 1941年(昭和16年)、初代が55歳で逝去。
  • 1961年(昭和36年)、東畑完成。
  • 1976年(昭和51年)1月、売店建設。8月、平成天皇・皇后両陛下来場。
  • 1982年(昭和57年)4月、レストラン棟竣工。
  • 1985年(昭和60年)7月22日、環境庁名水百選「安曇野わさび田湧水群」として3町にわたり認定される。
  • 1997年平成9年)4月、本社屋と工場を新設移転。5月、売店新設移転。

※以上[1]

データ[編集]

  • 開場 - 1917年
  • わさび収穫量 - 150トン/年
  • 湧水流量 - 12万トン/日
  • 農場面積 - 15ヘクタール

施設[編集]

売店に売られるワサビ
開運洞
園内では珍しいアオハダトンボが見られる。
  • わさび農場(大王畑、東畑、北畑、古畑)
  • 水車小屋(万水川にある水車。中に黒澤明監督の撮影時のパネルが飾られている)
  • 親水広場
  • アルプス展望台
  • わさび田の小道
  • 名水百選水飲み場
  • 大王神社
  • 大王窟・開運洞
  • 大王さまの見張り台
  • 時計台(カリヨン)
  • 幸いのかけ橋
  • いわな茶屋
  • 涼風の小道・ポプラ小道
  • ポプラ小径
  • ゆめホール
  • 大王広場
  • 青空広場
  • 蕎麦処
  • レストラン
  • 売店
  • 茶屋(社務所)
  • 梅林

以上[2]

ギャラリー[編集]

所在地[編集]

〒399-8303 長野県安曇野市穂高3640

交通アクセス[編集]

周辺情報[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 大王わさび農場公式サイト - 歴史
  2. ^ a b 大王わさび農場公式サイト

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯36度20分20秒 東経137度54分33秒 / 北緯36.3388度 東経137.9091度 / 36.3388; 137.9091