大洋映画劇場

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大洋映画劇場
Taiyo Eiga Gekijo
Nakasu Taiyo Eiga Gekijo 2011.jpg
大洋映画劇場(2011年撮影)
地図
情報
正式名称 大洋映画劇場
完成 1946年
開館 1946年4月3日
開館公演 チャップリンの黄金狂時代
収容人員 (4スクリーン合計)596人
設備 ドルビーデジタル5.1ch、DTSDLP
用途 映画上映
運営 大洋映画劇場
所在地 810-0801
福岡県福岡市博多区中洲4-6-18
位置 北緯33度35分35.1秒 東経130度24分18.1秒 / 北緯33.593083度 東経130.405028度 / 33.593083; 130.405028座標: 北緯33度35分35.1秒 東経130度24分18.1秒 / 北緯33.593083度 東経130.405028度 / 33.593083; 130.405028
最寄駅 福岡市地下鉄中洲川端駅1番出口よりすぐ
最寄IC 福岡高速環状線呉服町出入口
外部リンク https://www.nakasu-taiyo.co.jp/

中洲大洋映画劇場(なかすたいようえいがげきじょう)は、福岡県福岡市博多区中洲にある映画館である。

概要[編集]

終戦から8ヵ月を経た1946年(昭和21年)4月3日、後に九州を代表する歓楽街となる福岡市博多区中洲に洋画ロードショー館として大洋映画劇場は誕生。それまで建設業を営んでいた創業者の岡部重蔵が、焼け野原となった博多に娯楽施設を作って市民を元気にさせたいという願いを込めて立ち上げた映画館である[1]オープニング上映作の『チャップリンの黄金狂時代』はわずか2週間で6万人を超える動員数を記録し話題となった。当初は洋画と邦画(主に大映作品)を交互に上映し続けてきたが、1960年代になってからは、東京の渋谷パンテオン/丸の内ルーブル系の、松竹東急系の洋画の大作を上映し続け、九州最大の映画館として現在に至っている。

その後、映画の斜陽化と共に劇場を全面改築。1978年には「ニュー大洋」、1980年にはミニシアター「大洋シネサロン」、1989年には「ニュー大洋2」を増設した。

1990年代半ばに入り危機が訪れる。1996年4月20日AMCエンタテインメントが九大都市ロードショー地域でもある同じ福岡市博多区内の住吉地区にオープンした総合娯楽施設「キャナルシティ博多」内にシネマコンプレックス「AMCキャナルシティ13(現・ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13)」を開館させ、中洲地区にある映画館は相次いで閉館に追い込まれたり、東宝九州興行は再編して天神地区に移転(天神東宝→TOHOシネマズ天神)したが、大洋映劇はその後の改装を経てすべてのスクリーン名を1999年7月3日に『中洲大洋』として統一し危機を逃れる。この際、松竹と東映の直系の映画館の閉館もあり、現在は両系列の洋画(主に丸の内ピカデリー1系)と邦画作品も上映している。また、2011年頃からはデジタルシネマの普及に伴い、全スクリーンがDLP上映へと移行された。

なお、2017年3月末でTOHOシネマズ天神本館が閉館になったことから、番組編成がフリー化。同館で行っていた「午前十時の映画祭」は2017年度から本劇場で上映を行っている。

沿革[編集]

  • 1946年4月3日:『チャップリンの黄金狂時代』でこけら落とし。
  • 1952年12月3日:地上4階建てに改築。
  • 1958年:洋画ロードショー館に転向。
  • 1978年:「ニュー大洋」を新設。2スクリーン化。
  • 1980年:「大洋シネサロン」を新設。3スクリーン化。
  • 1982年12月4日:『E.T.』封切。半年に及ぶロングランを記録する。
  • 1989年:「ニュー大洋2」を新設。現在の4スクリーンとなる。
  • 1999年7月3日:全スクリーン名を「中洲大洋」に統一しリニューアル。1階にレストラン「キネマカフェ」を新設。
  • 2011年:デジタル上映システム導入。
  • 2016年4月3日:開業70周年。
  • 2018年9月13日:キネマカフェをリニューアル。

特徴[編集]

中洲大洋1(2階)
定員301席。常に洋画の大作・話題作が多く上映されている。ドルビーデジタルDTS対応。
中洲大洋2(4階)
定員150席(以前は213席)。開業当初の館名は「ニュー大洋」。ドルビーデジタルDTS対応。
中洲大洋3(4階)
定員85席(以前は102席)。1989年の開業時は「ニュー大洋2」。
中洲大洋4(4階)
定員60席。開業当時は「大洋シネサロン」としてムーブ・オーバー作品や過去の名作映画を上映する名画座だった。その後ミニシアター向きの作品を多く上映していたが、現在は2・3同様の洋画・邦画の上映が多い。
大洋映画劇場のフロア構成
入居施設
4階 中州大洋2・3・4
3階 中州大洋1
2階
1階 キネマカフェ、MJ博多パチンコ店

代表的な上映作品[編集]

同館のこけら落としとして上映された『チャップリンの黄金狂時代』(監督・主演チャールズ・チャップリン、1925年)

脚注・出典[編集]

  1. ^ 人を楽しませ、活力を生み出す(前)~大洋グループ”. 福岡の特選企業. ネットアイビーニュース (2013年2月4日). 2013年11月14日閲覧。

外部リンク[編集]