大法院 (大韓民国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

大法院대한민국 대법원、Supreme Court of Korea)は、大韓民国最高裁判所であり、三権分立機関の一つである司法の最高機関である。

大韓民国大法院
大法院の役割

概要[編集]

韓国では、司法権を有する裁判所(司法府)を法院법원)と呼ぶ。最高裁判所大法院대법원)と呼ばれ、首都であるソウル特別市瑞草区に所在している(2007年時点)。大法院の下には高等法院고등법원高等裁判所)があり、5つの主要都市に置かれている。高等法院の下には地方法院지방법원地方裁判所)があり、全国に配置されている。他に、家庭法院가정법원家庭裁判所)も存在する。刑事事件は最初に地方法院で扱われ、三審制が採られている。なお、各裁判所の設置場所は以下の通り。

司法分野では、特別裁判所である憲法裁判所による憲法裁判の制度も定められており、以下のような機能を果たしている。

  1. 他の裁判所から求められた場合に、法律の合憲性を判断する(違憲立法審査権)。
  2. 国会で弾劾訴追された場合に、大統領国務総理国務委員、行政各部の長、憲法裁判所裁判官、法官、中央選挙管理委員会委員、監査院長、監査委員その他法律が定めた公務員の弾劾裁判を実施する(大統領の弾劾裁判の詳細は大統領 (大韓民国)#弾劾参照)。
  3. 政党への解散命令を出す。
  4. 国家権力が、憲法で国民に保障した基本権を侵害する場合に、その行為の合憲性を判断する(憲法訴願審判)。
大法院

大法院は、「法院組織法」第4条2項に基づき、大法院長(日本の最高裁長官に相当)を含む14人の大法官(裁判官)で構成されている。大法院には、司法行政事務を管掌する法院行政処が設置されており、全裁判官の人事と、司法府の行政を管轄している。現在は、第15代大法院長の梁承泰(ヤン・スンテ)が司法府を率いている。

韓国大法院長[編集]

# 氏名 任期 憲政期 備考
1 金炳魯 1948年8月 - 1957年12月 第一共和国  
2 趙容淳 1958年6月 - 1960年5月 同上  
3 趙鎭滿 1961年6月 - 1964年1月 第二共和国軍政期第三共和国  
4 趙鎭滿 1964年1月 - 1968年10月 同上  
5 閔復基 1968年10月 - 1973年3月 同上→第四共和国  
6 閔復基 1973年3月 - 1978年12月 同上  
7 李英燮 1979年3月 - 1981年4月 同上→第五共和国  
8 兪泰興 1981年4月 - 1986年4月 同上  
9 金容喆 1986年4月 - 1988年6月 同上→第六共和国  
10 李一珪 1988年7月 - 1990年12月 同上  
11 金徳柱 1990年12月 - 1993年9月 同上  
12 尹錧 1993年9月 - 1999年9月 同上  
13 崔鍾泳 1999年9月 - 2005年9月 同上  
14 李容勳 2005年9月 - 2011年9月
15 梁承泰 2011年9月 -(現任)  

その他[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯37度29分32.7秒 東経127度0分19.7秒