大東亜戦争への道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

大東亜戦争への道』(だいとうあせんそうへのみち)は、歴史家・中村粲の著書。初版は1990年(平成2年)12月8日展転社から出版された。2009年(平成21年)5月現在も版を重ねるロングセラーである(2009年3月、15刷)。

概要[編集]

諸君!』(文藝春秋)に平成元年5月号(146-158P)から10月号(202-215P)まで6回にわたり連載されたものを、大幅に増補した単行本。翌月の11月号に秦郁彦からの反論があり、中村は翌年の平成2年2月号に再反論を掲載。それを受けて平成2年3月号と4月号に「激論・大東亜戦争への道」という討論がおこなわれた(中村粲#論争歴)。

明治初期の日韓関係から、太平洋戦争大東亜戦争)開戦に至るまでの歴史を、執筆当時はあまり知られていなかった歴史資料も多く用いている。

日中戦争初期における日本の和平努力、極東における日米抗争史は本著の中でも重要な特色である。

藤岡信勝は著書『近現代史教育の改革:善玉・悪玉史観を超えて』(1996年)において、『大東亜戦争への道』を「ほぼ百パーセントの日本弁護論」と評した。