大悪臭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
”テムズの父にカードを渡すマイケル・ファラデー”1855年7月にタイムズに掲載された、彼の川の状態について書いた手紙に関する風刺画

大悪臭Great Stink)は、1858年の夏にイギリスロンドンで発生した悪臭のこと[1]

水洗式便所により急激に増加していた汚水により汚水槽は溢れ、雨水用の道路の排水口を経てテムズ川に流れていた。

1858年の夏の猛暑により、下水であふれたテムズ川とその支流ではバクテリアが繁殖し、大悪臭となった。尋常ではない悪臭は庶民院や裁判所の業務に支障をきたした。事態は大雨により収束したが、公衆衛生に対して腰が重かった行政に批判が高まり、1865年に地下下水道が通された[1]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b ルース・ドフリース『食糧と人類:飢餓を克服した大増産の文明史』小川敏子訳 日本経済新聞出版社 2016年、ISBN 9784532169817 p.115.

外部リンク[編集]