大分川ダム

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大分川ダム
(ななせダム[1][2]
Oitagawa-2793-r1.JPG
建設中(2008年5月撮影)
所在地 左岸:大分県大分市大字下原地先
右岸:大分県大分市大字下原地先
位置 北緯33度07分34.5秒
東経131度29分56.5秒
座標: 北緯33度07分34.5秒 東経131度29分56.5秒
河川 大分川水系七瀬川
ダム湖 のつはる湖[2]
ダム諸元
ダム型式 中央土質遮水壁型
ロックフィルダム
堤高 85.5 m
堤頂長 515.2 m
堤体積 4,160,000
流域面積 38.0 km²
湛水面積 110.0 ha
総貯水容量 27,500,000 m³
有効貯水容量 25,900,000 m³
利用目的 洪水調節不特定利水上水道
事業主体 国土交通省九州地方整備局
電気事業者 なし
発電所名
(認可出力)
なし
施工業者 鹿島建設竹中土木三井住友建設
着手年/竣工年 1978年/2020年
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大分川ダム(おおいたがわダム)は、大分県大分市一級河川大分川水系七瀬川に建設中のダムである。なお、ダムの名称は建設完了時にななせダムに変更される[1][2]

概要[編集]

国土交通省九州地方整備局が施工を行う国土交通省直轄ダムで、高さ85.5メートルロックフィルダム。大分川水系最大規模のダムであり、芹川ダム以来の多目的ダムである。七瀬川及び大分川の治水大分都市圏への上水道供給を目的とした特定多目的ダムである。大分川水系における重要なダムであるとの意味から、大分川本川ではなく支流の七瀬川に建設されるにもかかわらず大分川ダムと命名されたが、地元の要望により建設完了時にななせダムに名称が変更されることになった[1][2]

本体工事は既に完成。2019年度末に完成し、2020年4月に供用を開始する予定である[3]。2018年(平成30年)2月下旬からは試験湛水が行われている[4]。完成すれば、堤高では下筌ダム(98m)に次いで大分県で第2位となる。

ダムに面した国道442号沿いには、2019年夏の開業を目途に道の駅(仮称「道の駅のつはる」)の整備が計画されている[4][5]

沿革[編集]

大分都市圏を貫流する一級河川である大分川は、流域にたびたび水害を引き起こしてきた。特に1953年(昭和28年)6月には、西日本各地で梅雨による水害(昭和28年西日本水害)が起き、大分川流域でも11名の死者・行方不明者を出すとともに、小野鶴橋や舞鶴橋の流失、1万戸以上に及ぶ浸水といった甚大な被害を引き起こした。また、大分市は1964年(昭和39年)の新産業都市に指定され、その後、大分臨海工業地帯の発展などによって指定当時に比べて人口が倍増しており、大分川の洪水想定氾濫区域内の人口密度、資産密度は九州の河川で最も高くなっている。さらに、人口増に伴って、上水道の需要の伸びが予測された。

大分川ダムは、1956年(昭和31年)に竣工した芹川芹川ダムと並んで、大分川水系の洪水調節の機能を担うとともに、大分都市圏に水道用水を供給することを目的に計画された。しかしながら、用地の買収や漁業補償の交渉などに時間を要した上に、人口増の鈍化などに伴う大分市の水需要の見直しによる計画変更によって建設が長期化した。一時、竣工予定は2010年(平成22年)とされたが、2017年(平成29年)に変更され[6]、さらに2019年度末になった[4]

脚注[編集]

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外部リンク[編集]