多摩南北道路

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多摩南北道路(たまなんぼくどうろ)は、東京都多摩地域において南北に縦断する幹線道路の総称である。環八通り国道16号の間を補完する役割がある。

このうち、東京都が都市計画道路として整備するものは主に5路線ある。交通容量確保のため計画幅員は15m以上であり、鉄道との交差は全て立体交差にする計画である。

東京都が整備する南北道路[編集]

多摩南北道路1号線(調布保谷線)[編集]

供用部分の路線名
東京都道19号町田調布線(鶴川街道)
東京都道12号調布田無線(武蔵境通り)
東京都道7号杉並あきる野線の支線(伏見通り)
概要
調布と保谷を結ぶ路線である。片側2車線化が完成しているのは東八道路甲州街道間・井ノ頭通り保谷街道間など一部区間だけとなっている。その他は現状では片側1車線や未開通である。2014年(平成26年)度を全線開通目標としており、現在工事が進んでいる。幅員は概ね25m~36m、計画車線数は片側2車線である(一部区間のみ片側1車線)。また、歩道は歩行者レーンと自転車レーンが分離され、広大な植樹帯も備わっている。所々には副道も設けられている。

片側2車線という交通容量が比較的大きい道路であるため、この道路の全線開通によって、並行して走る環八通りの渋滞が多少緩和するものと考えられる。今のところ道路がブツ切り状態であるため、交通量はあまり多くないが、甲州街道から北側500m区間は片側1車線なので南行きが酷く渋滞する。当初は計画幅員25mであったが、沿道環境保護の観点から環境施設帯が整備されることになり、一部区間の計画幅員が36mに変更された。なお、一時期はLRTの導入検討構想があった。

都市計画路線名
調布3・2・6号線、三鷹3・2・6号線、武蔵野3・3・6号線、西東京3・2・6号線
起点・終点
起点 稲城市矢野口
終点 西東京市北町3丁目

多摩南北道路2号線(府中清瀬線)[編集]

供用部分の路線名
東京都道248号府中小平線(新小金井街道)
東京都道15号府中清瀬線の支線
東京都道40号さいたま東村山線の支線
概要
府中と清瀬を結ぶ路線であり、新小金井街道とその延伸部で構成される。清瀬区間が平成21年5月30日に開通したのに伴い、本路線は大部分が開通済となった。最後の未開通区間である清水が丘区間については、京王線交差部の立体交差が事業中で、工事完了は平成24年12月の予定。幅員は概ね18mで、車線数は片側1車線+停車帯。
都市計画路線名
府中3・4・7号線、小平3・4・7号線、東村山3・4・7号線
起点・終点
起点 稲城市大丸
終点 清瀬市下清戸5丁目

多摩南北道路3号線(府中所沢線および鎌倉街道線)[編集]

供用部分の路線名
東京都道18号府中町田線(鎌倉街道)
東京都道17号所沢府中線支線
東京都道16号立川所沢線(府中街道)
概要
町田駅付近と所沢駅付近を結ぶ路線である。このうち、多摩川を渡る関戸橋から南側を鎌倉街道線と呼び、関戸橋から北側を府中所沢線と呼ぶ。鎌倉街道線については大部分が完成している。府中所沢線については、事実上の府中街道バイパスとなる計画だが、未開通部分が多い。現在、国分寺市区間において約2.5kmが事業中で平成27年度を開通目標としている。東村山市区間と小平市区間は事業化が未定だが並行して片側1車線の府中街道現道がある。計画車線数は概ね片側2車線。環八と国道16号のほぼ中間に位置する。
都市計画路線名
町田3・3・8号線、多摩3・3・8号線、府中3・3・8号線、国分寺3・3・8号線、小平3・3・8号線、東村山3・3・8号線
起点・終点
起点 町田市森野2丁目
終点 東村山市久米川町5丁目

多摩南北道路4号線(立川東大和線)[編集]

供用部分の路線名
東京都道20号府中相模原線支線
東京都道43号立川東大和線(芋窪街道)
概要
北側部分は開通済だが、南側は事業化されていない。車線数は片側1車線~片側2車線。
都市計画路線名
国立3・3・15号線、立川3・3・30号線
起点・終点
起点 国立市泉4丁目
終点 東大和市蔵敷2丁目

多摩南北道路5号線(八王子村山線)[編集]

供用部分の路線名
東京都道59号八王子武蔵村山線(東文化通り)
概要
2008年5月31日青梅線立体交差部開通により全線開通。多摩大橋の新橋は2007年10月27日開通。車線数は片側1車線。
都市計画路線名
八王子3・4・9号線、昭島3・4・9号線、立川3・4・9号線
起点・終点
起点 八王子市大和田町2丁目
終点 武蔵村山市本町1丁目

外環ノ2[編集]

東京都が整備する南北道路は、主要5路線の他に、「外環ノ2」がある。

外環ノ2は、関越道大泉ICから東八道路交点までの外環の地上部街路である。東八道路以南は計画されていない。

多摩南北道路1号線(調布保谷線)と環八の中間に位置する。練馬区、杉並区、武蔵野市、三鷹市を通る。計画幅員は40m。

都市計画決定しているものの、詳細設計や着工時期は未定。

国が管理する南北道路[編集]

立体交差について[編集]

多摩南北道路は、多摩地域に乏しい南北方向の幹線道路の整備を当面の優先事項として計画されたためか、甲州街道や新青梅街道など放射道路との交差部の立体交差計画は少なく、多くは平面交差となる予定である。この立体交差の少なさが環七や環八と大きく異なる。そのため、将来的に多摩南北道路が整備されても、放射道路との平面交差点が渋滞ポイントになる恐れがある。

外部リンク[編集]