外延性の公理
表示
定義
[編集]集合論の言語 を用いて、外延性の公理は次で定義される。
この公理の逆は、等式の置換特性に由来する。等号 は、任意の値 、 について、次の論理式の略語として定義できる[1]。
この場合、外延性の公理は次のように定式化できる。
この式は、 と が同じ元を持つ場合、それらは同じ集合に属することを意味する[2]。
定義の解釈
[編集]自然言語を用いて、外延性の公理は次で解釈される:
- 「任意の集合について、その集合と同じ元のみをもつ集合は、その集合自体の他に存在しない。」
性質
[編集]外延性の公理から、下記の等号公理の一部が導かれる。[3]
(反射律)
(対称律)
(推移律)
ただし、 と に関する下記の公理は別途必要である。[4]
脚注
[編集]- ↑ Hatcher 1982, p. 138, def. 1.
- ↑ Fraenkel, Bar-Hillel & Lévy 1973.
- ↑ 田中尚夫『現代数学レクチャーズ B-10 公理的集合論』培風館、1982年10月25日、39頁。
- ↑ 倉田令二朗『数学概論』日本放送出版協会、1974年8月10日、77頁。
参考文献
[編集]- ケネス・キューネン『集合論 独立性証明への案内』藤田博司訳、日本評論社、2008年、ISBN 978-4-535-78382-9
- 田中尚夫『現代数学レクチャーズ B-10 公理的集合論』、培風館、1982年10月25日
- 倉田令二朗『数学概論』、日本放送出版協会、1974年8月10日