墨塗り教科書

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墨塗り教科書(すみぬりきょうかしょ)とは、教科書の記述にを塗らせて抹消したもの。

日本が第二次世界大戦で敗北した直後に、国家主義や戦意を鼓舞する内容を抹消させたものが有名である。 教科書への墨塗りは、日本以外では韓国でも行われていた。

第二次世界大戦後の占領下の日本[編集]

「終戦に伴ふ教科書図書取扱方に関する件」に基づき、連合国軍最高司令官総司令部が不適切と判断したものは書き換えられるか、墨塗りされた[1]。教科によっては、ほぼ全行に抹消線が引かれたものもあった。当時の国民学校(現・小学校・中学校)では、当時使われた教科書のうち、戦意高揚を歌った文章の箇所については「墨汁で塗りつぶして読めないように」という進駐軍の指示(命令)が出されたためである[2]

同時に、教職追放令により、45万の教師のうち11万5千人が辞職、約5200人が教職追放となった[3]。マッカーサーの陸軍省宛の報告には、「推定1800万人の生徒、40万人の教師、4万の学校は、占領政策の道具である」とあり、その意図に沿った指令であったとされる[4]。。

脚注[編集]

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  1. ^ 山村明義 2014, p. 94-96.
  2. ^ 三浦綾子 1980, p. 4-16.
  3. ^ 山村明義 2014, p. 95.
  4. ^ 山村明義 2014, p. 94-95.

参考文献[編集]

  • 三浦綾子道ありき』 新潮社、1980年。ISBN 4101162026 
  • 山村明義『GHQの日本洗脳』光文社、2014年7月18日。ISBN 4334977944

外部リンク[編集]