増田顕人

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増田 顕人 伯爵
Kento Masuda at 57th Grammy Awards Ceremony.jpg
第57回グラミー賞授賞式典(2015年)
基本情報
別名 KENT, Kent Masuda, Kento Masuda
生誕 (1973-06-29) 1973年6月29日(45歳)
出身地 日本の旗 日本千葉県香取市
ジャンル クラシック
スムースジャズ
ニューエイジ
ポップス
職業 作曲家
音楽プロデューサー
外交官
担当楽器 ピアノキーボード、MIDI master keyboard, Logic Pro, Pro Tools
活動期間 1990年 -
レーベル JPMC Records, Kent on Music, Kento Masuda Music, LLC
公式サイト 増田 顕人 公式サイト

増田伯爵 増田 顕人(ますだ けんと、Masuda Kento: Kento Masuda, Count Maestro Don Masuda1973年6月29日 - )は、千葉県香取市出身の作曲家ピアニスト音楽プロデューサーイタリア外交官欧州勲爵士貴族。栄典・表彰受賞歴として文化勲章受章など多数。米国ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス, (NARAS)の会員[1][2]

来歴[編集]

生い立ち[編集]

5歳の頃よりキーボードを弾き始める。一般的な楽曲を演奏するより自らの世界を表現することを好み、アーティストになることを志す。10歳の頃よりヤマハ主催のコンクールなどにて受賞を繰り返す[3]

1990年代[編集]

1990年、17歳よりヤマハのミュージシャンとして、国内のイベント会場や結婚式場、海外ではニューヨークのヤマハ支店で演奏活動を行う[3]。 また、テレビゲームメーカー コナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)と楽曲委託契約を締結し、いくつかのテレビゲームのためにサウンドトラックの作曲をした。 1992年、ファーストオリジナルアルバム「Wheel of Fortune」を Welcome Production よりリリース。後、ニューヨークに移り住み、プロデューサー Lee Shapiro (フォー・シーズンズ)とミュージックプロダクションの仕事を始める。 1998年、作曲と歌詞、編曲、演奏を行った自身初のプロデュース作「MYOJYOW」をリリース(名義:Kent Masuda)。 1999年、「MEMORIES」をリリース。 この頃は、アルバム制作と同時にTV/CM 音楽の制作を行うことで、増田は音楽家としての力を付けていった[4]

2000年代[編集]

2000年、ケント・オン・ミュージック株式会社(英名:Kent on Music, Inc. 、ASCAP会員)を出版社及びレーベルとして設立。 2003年、「HANDS」をT-SQUAREの難波正司とロサンゼルスにて制作(名義:KENT)。フランスのMIDEM国際音楽見本市にプロモート後、特にドイツを中心に浸透。ハンブルグのKlassik Radioで単独インタビューを受ける[5]。 2005年、ニューヨークのレーベル、JPMC Recordsと契約。これを機に本名である 「Kento Masuda」を名乗る。 2006年、グラミー賞ノミネート・プロデューサー、チャールズ・エラーとレーン・ギブソン(Lane Gibson(英語版))両氏と制作録音した「GlobeSounds」をリリース。スタジオには元ヴァモント州知事、マデリーヌ・クニン(Madeleine M. Kunin(英語版))が見学に訪れる[6]

2010年代[編集]

聖シルベストロ教皇騎士団勲章叙勲式典
マルタ騎士団勲章叙勲式典
ノーベル賞を設立したアルフレッド・ノーベルの孫、クラエス・ノーベルと。

2010年、全編シンセシスによる「Light Speed+」をリリース。International Songwriting Competitionのインストゥルメンタル部門に「Tree(アルバムGlobeSoundsより) 」がノミネートされ、入賞。続いて、2012年にも同賞を受賞している[7][8]

Yohji Yamamoto(山本耀司)のFemme Autumn Winter 2011-2012 パリ・コレクションファッションショー向け音楽を依頼され、楽曲を提供する[9]。その後、Yohji Yamamotoとのコラボレーションによりショートミュージックフィルム「Godsend Rondo」を創作[10]。フィルムの中で増田はYohji Yamamotoのプレタポルテを着こなし、YouTube上での再生回数は10万回を超える他、受賞歴多数[11]。 2012年9月に増田初のピアノソロ作品集「All in the Silence(すべては静寂の中で)」をリリース。本作のピアノブック、及びピアノピースを同時出版。

2013年3月、渋谷のムジカーザ・アコースティック・コンサートホールで「Force in the Silence」ツアーによるパフォーマンスで観客を魅了[12]。増田の演奏は、クラシカルな作風の楽曲により、これまでの彼のキャリアを強調し、あらゆる境界や国境を越えた実生活での多彩な感情を描くことにより、暗黙の思考の共有を音楽により試みた[13]

2014年4月、「Loved One」を高品質HQCDでのリリース。数多くの賞を受賞しているマルチプロデューサー、ゲイリー・ヴァンディと、通算グラミー賞8冠、200枚以上のゴールド・プラチナディスクの栄冠実績を誇るStudio Centerにて、マイアミでの共作を行った[14][15]。共演者にはポール・メッシーナ (Flashpoint(英語版))、ケヴィン・マーカス・シルベスター (Black Violin(英語版))が迎えられる[1]

2014年11月、シンガー・ソングライターの辻寛子、ハープ奏者のファビウス・コンスタブル、ソプラノの Donatella Bortone、レバノンのアラブリュートでウードの Ghazi Makhoul 達とミラノの CASA DEI DIRITTI にて “5 Elements Live” コンサートを行う[16][17][18][19]。増田と Fabius Constable 両プロデューサーによる東西の国際文化交流コラボレーションは、人生の確かさを印象付けた[20]。同年イタリアのツアー中に同国はティヴォリにて Monumentalis Ecclesiae Sancti Silvestri Socìetas による「Associazione dei Cavalieri di San Silvestro」 コンサートを行い、[21]イタリア外務省承認の外交使節として派遣される[2]

2015年2月6日、カリフォルニア州ロサンゼルスの名門第57回グラミー賞授賞式に出席。増田の最新アルバムから、同年のグラミー賞候補4部門への公式推薦があった[22][23]ディビッド・ロンゴリアプロデュースによる、"We Are One" のレコーディングに参加する[24]。同年10月9日、Global Music Awards にて “Loved One” アルバムと “Addicted” (featuring Paul Messina) が銀メダルを受賞[25]。11月11日、Hollywood Music in Media Awards のワールドミュージック部門に "Tree" (GlobeSounds より) がノミネートされレッドカーペットイベントに出演[26]

2017年7月5日、ニューヨーク市の国際連合にて Princess Angelique Monét よりArtisan World Festival Peace International Initiative "Music, Performance & Humanitarian" Award を受賞。舞台芸術との継続的な関わりと革新的な音楽貢献に加えて、文化的多様性、文化的保全、世界平和を促進する人道的プロジェクトへのコミットメントに基づくこのグループは、国連経済社会開発特別諮問委員会(UN)の支援を受けている組織であり新世代行動の一部。 [27] [28]

スタイル・影響[編集]

音楽のスタイルは、様々なジャンル・編成を用いた多様なサウンドがあり、作品はどれも一貫して情緒に訴えかける。その挑戦的な作曲スタイルは、親しみやすいメロディー、広がりのあるパーカッション、そして想像力豊かで新しいリズムの手法、リスナーの感情に迫る拍子と、まったく新しい世界にリスナーを導く壮大なスケールを持つ複雑なキーボードラインが特徴である。野心的なバリエーションで想像力を引き立てる映画のような音の世界と評される。増田へのインタビューによると、ヨハン・ゼバスティアン・バッハと、アラン・メンケン(ディズニー映画の彼の音楽は誰もが耳に覚えがあるだろう)の影響を受けているとのこと[3]

OLIVIA (日本の歌手)と親睦がある。[29]

公式に Gianni Gallucci の靴を履いている[30]

イタリアのフリーメイソンのメンバーである[27]

栄典[編集]

  • 2014年 Monsignor Luigi Casolini により聖シルベストロ教皇騎士団勲章を叙勲、「騎士」の称号及び「マエストロ」の敬称を与えられた[31]
  • 2016年 マルタ共和国バレッタにて Don. Basilio Cali よりマルタ騎士団勲章を叙勲、「騎士」の称号を与えられた。
  • 2016年 スペイン王国マドリッドにて Grand Prince Hans Máximo Cabrera Lochaber Rurikovich よりリューリク朝勲章を叙爵、「伯爵」の爵位を与えられた。[32][33]
  • 2017年 イタリア王国ラクイラにて、Don. Michele Maria Biallo より聖ジョージ・ブルゴーニュ貴族騎士団勲章を叙勲、「司令官」の称号を与えられた[27]

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

タイトル 発売日
1st Wheel of Fortune 日本の旗 1992年12月24日
2nd Fouren アメリカ合衆国の旗日本の旗 1995年2月14日
3rd MYOJYOW アメリカ合衆国の旗日本の旗 1998年6月19日
4th MEMORIES アメリカ合衆国の旗 1999年10月26日
5th Music Magic 日本の旗 2000年10月18日
6th HANDS アメリカ合衆国の旗日本の旗 2003年8月26日
7th GlobeSounds アメリカ合衆国の旗日本の旗スイスの旗 2006年6月13日
8th Light Speed+ アメリカ合衆国の旗 2010年9月11日
9th All in the Silence アメリカ合衆国の旗日本の旗ドイツの旗 2012年9月26日
10th Loved One アメリカ合衆国の旗日本の旗 2014年4月16日

音楽映画[編集]

タイトル 発売日
1st Godsend Rondo アメリカ合衆国の旗 2011年11月11日

楽譜[編集]

タイトル 発売日
1st Hands : solo piano (2003)[34] アメリカ合衆国の旗 2003年
2nd All in the Silence (2012)[35] アメリカ合衆国の旗 2012年9月26日

クレジット作品[編集]

アルバム[編集]

タイトル アーティスト クレジット
2016年 『Free Yourself』 Hiroko Tsuji (辻寛子) エグゼクティブ・プロデュース[36]

受賞・ノミネート[編集]

Year Award Nominated Work Category Result
2010 International Songwriting Competition [7] "Tree" Instrumental 受賞
2012 International Songwriting Competition [8][37] "Externalnet" Instrumental ノミネート
"Tree" Instrumental 受賞
2013 International Songwriting Competition [37] "Tree" Instrumental ノミネート
2014 International Songwriting Competition [8][37] "Oath Path" Instrumental 受賞
"Addicted" Instrumental ノミネート
"Tree" Instrumental ノミネート
2015 Hollywood Music in Media Awards[25] "Tree" World ノミネート
2015 Global Music Awards[26] "Addicted" Composition 受賞
"Loved One" Album 受賞
2016 American Songwriting Awards[38] "Oath Path" Instrumental ノミネート
"Tree" World ノミネート
2016 Hollywood Music in Media Awards[39] "Addicted" Jazz ノミネート
2016 Akademia Music Awards[40] "Loved One" Instrumental 受賞
2017 Accolade Global Film Competition[41] "Godsend Rondo" Arts / Cultural / Performance / Plays 受賞
2017 Best Shorts Competition[42] "Godsend Rondo" Arts / Cultural / Performance / Plays 受賞
2017 Los Angeles Film Awards[43] "Godsend Rondo" Music Video 受賞
2017 Festigious International Film Festival[44] "Godsend Rondo" Music Video 受賞
2017 Top Shorts Film Festival[45] "Godsend Rondo" Music Video 受賞
2017 New York Film Awards[46] "Godsend Rondo" Music Video 受賞
2017 Hollywood Music in Media Awards[47] “Little Tokyo Poetry” Instrumental ノミネート
2017 Actors Awards Los Angeles[48] "Godsend Rondo" Music Video 受賞

脚注[編集]

  1. ^ a b Top 40 Charts News "Loved One"”. Top40-Charts. 2014年5月18日閲覧。
  2. ^ a b Delegazioni Capitolari Regionali ed Estere”. Ass. Cavalieri San Silvestro. 2017年9月27日閲覧。
  3. ^ a b c JaME Interview with Kento Masuda”. JaME Entertainment. 2013年6月20日閲覧。
  4. ^ JaME Kento Masuda Biography”. JaME Entertainment. 2013年6月20日閲覧。
  5. ^ Monthly Journal of the German-Japanese Society Berlin”. DJG Berlin. 2013年6月20日閲覧。
  6. ^ Charles Eller Studios News”. Charles Eller Studios. 2013年6月20日閲覧。
  7. ^ a b International Songwriting Competition, Winners 2010”. Songwriting Competition. 2013年6月20日閲覧。
  8. ^ a b c International Songwriting Competition, Winners 2012”. Songwriting Competition. 2013年6月20日閲覧。
  9. ^ Yohji Yamamoto Show Paris, ELLE”. ELLE Japan. 2013年6月20日閲覧。
  10. ^ Festigious Interview”. Top Shorts Film Awards. 2017年6月4日閲覧。
  11. ^ Internet Movie Database”. Internet Movie Database. 2017年3月9日閲覧。
  12. ^ BARKS Global Music Explorer”. BARKS. 2013年6月20日閲覧。
  13. ^ PBLCTY, Inc. The Source & Social Network for Everything Celebrity”. PBLCTY, Inc.. 2013年6月20日閲覧。
  14. ^ Gary Vandy Audio Production, Inc.”. Gary Vandy Audio Production, Inc.. 2016年4月8日閲覧。
  15. ^ Miami News & Notes 2014”. Mix Magazine. 2014年5月18日閲覧。
  16. ^ 5 Elements Article”. alberinube. 2014年11月21日閲覧。
  17. ^ Iniziative dedicate al 25 novembre”. Notizie dalle associazioni. 2015年2月12日閲覧。
  18. ^ Tour / News”. Celtic Harp Orchestra. 2015年2月12日閲覧。
  19. ^ 5 ELEMENTS LIVE in Milano”. Vamos. 2015年2月12日閲覧。
  20. ^ Vivi Milano”. Vivi Milano. 2014年11月21日閲覧。
  21. ^ Nuovi Associati”. Sancti Silvestri Societas. 2015年1月8日閲覧。
  22. ^ MasterCard Red Carpet”. MasterCard. 2015年2月27日閲覧。
  23. ^ Grammy Weekend Party”. contactmusic. 2015年2月27日閲覧。
  24. ^ We Are One”. We Are One Concerts Organization. 2016年8月23日閲覧。
  25. ^ a b Hollywood Music in Media Awards Nominees”. Hollywood Music in Media Awards. 2015年6月7日閲覧。
  26. ^ a b Global Music Awards Winners”. Global Music Awards. 2015年10月9日閲覧。
  27. ^ a b c Honours”. kentomasuda.com. 2016年12月2日閲覧。
  28. ^ "Music, Performance & Humanitarian" Award”. AFI World Peace Initiative. 2017年9月20日閲覧。
  29. ^ Olivia Lufkin” (スペイン語). 2018年7月10日閲覧。
  30. ^ Gianni Gallucci Interview”. La Conceria. 2017年7月3日閲覧。
  31. ^ Nuovi Associati”. Sancti Silvestri Societas. 2014年12月12日閲覧。
  32. ^ The noble of the house”. rurikovichdynasty.com. 2018年7月12日閲覧。
  33. ^ Rúrikovich - Unionpedia, el mapa conceptual” (スペイン語). es.unionpedia.org. 2018年7月12日閲覧。
  34. ^ Hands : solo piano”. OCLC. 2017年7月3日閲覧。
  35. ^ Kento Masuda Sheet Music”. Sheet Music Plus.com. 2013年6月20日閲覧。
  36. ^ Campfire”. CAMPFIRE. 2016年3月29日閲覧。
  37. ^ a b c International Songwriting Competition, semi finalists 2012”. Songwriting Competition. 2013年6月20日閲覧。
  38. ^ American Songwriting Awards”. American Songwriting Awards. 2016年7月16日閲覧。
  39. ^ Hollywood Music in Media Awards Nominees”. Hollywood Music in Media Awards. 2016年7月16日閲覧。
  40. ^ Akademia Music Awards Winner”. Akademia Music Awards. 2016年7月18日閲覧。
  41. ^ Accolade Global Film Competition”. Accolade Global Film Competition. 2017年3月9日閲覧。
  42. ^ Best Shorts Competition”. Best Shorts Competition. 2017年4月6日閲覧。
  43. ^ Los Angeles Film Awards Winners”. Los Angeles Film Awards. 2017年5月9日閲覧。
  44. ^ Festigious International Film Festival Winners”. Festigious International Film Festival. 2017年5月9日閲覧。
  45. ^ Top Shorts Film Awards Winners”. Top Shorts Film Awards. 2017年6月4日閲覧。
  46. ^ New York Film Awards Winners”. New York Film Awards. 2017年8月17日閲覧。
  47. ^ Hollywood Music in Media Awards 2017”. Hollywood Music in Media Awards. 2017年11月24日閲覧。
  48. ^ Actors Awards Los Angeles Winners”. Actors Awards Los Angeles. 2017年11月24日閲覧。

外部リンク[編集]