堀内誠一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

堀内 誠一(ほりうち せいいち、1932年12月20日 - 1987年8月17日)は、日本グラフィックデザイナーエディトリアルデザイナー絵本作家

生涯[編集]

東京府生まれ。小学1年生の時に私家版雑誌を作りはじめる。最終学歴は日本大学第一商業学校(現在の日本大学第一高等学校)中退。1947年4月に14歳で伊勢丹百貨店に入社。1948年、現代美術会展激励賞。1955年アド・センター株式会社設立。1958年内田路子と結婚。1968年から翌1969年にかけて澁澤龍彦とともに季刊誌である『血と薔薇』を編集した。1974年フランスパリ郊外のアントニーに移住。パリ在住日本人向けミニコミ誌『イリフネ・デフネ』(現『OVNI』)創刊に参画。1981年まで定住。1987年に下咽頭癌により死去。享年54。

堀内がデザインした平凡出版(現マガジンハウス)の雑誌『an・an』『POPEYE』『BRUTUS』『Olive』は現在もなお、そのロゴが使用されている[1]

家族[編集]

妻の堀内(内田)路子は、洋画家・内田巌の娘で、評論家内田魯庵の孫。妻が翻訳、誠一が絵を担当の共著がある。娘の堀内花子は翻訳家。同じく次女の堀内紅子も翻訳家。

絵本作家として[編集]

前述の、結婚した年に初の絵本『くろうまブランキー』を出版したが、後期には絵本作家としても多数の作品を残した。主に福音館書店こどものとものシリーズとして出版された。

代表的絵本作品[編集]

  詩人・谷川俊太郎と作った「ことばのえほん」シリーズ(全3巻)。2009年夏、復刊(くもん出版)。

  • 「マザー・グースのうた」 草思社(1975年谷川俊太郎
  • 「めのはなし」 福音館書店(1977年
  • 「お父さんのラッパばなし」 福音館書店(1977年)
  • 「こすずめのぼうけん」 福音館書店(1977年)ルース・エインズワース著 石井桃子
  • 「秘密の花園」 福音館書店(1979年
  • 「絵本の世界(110人のイラストレーター)」 福音館書店(1984年

その他の著書[編集]

  • 「父の時代・私の時代」 日本エディタースクール出版部(1979年)
  • 「堀内誠一の空とぶ絨緞」 平凡出版(1989年)
  • 「パリからの旅―パリとフランスの町々」マガジンハウス(1990年)
  • 「ぼくの絵本美術館」マガジンハウス(1998年)

展覧会[編集]

2009年世田谷文学館伊丹市立美術館にて「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」展開催。その後2011年のうらわ美術館まで日本各地を巡回した。

参考文献[編集]

  • 「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」コロナブックス編集部編 コロナブックス編集部(2009年)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ フランスに渡った堀内の後任として、新谷雅弘が『ポパイ』『ブルータス』『オリーブ』を引き継いだ。

外部リンク[編集]